上野原駅(うえのはらえき)は、山梨県上野原市新田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。山梨県内の鉄道駅としては最東端となる。駅番号はJC 27。
歴史
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅である[1]。2番線南側に上下線に対応している待避線があるものの、現在は使用停止となっている。斜面途中に駅があることから特異な構造をしており、ホーム幅が大変広く、駅舎がホーム上中央に設けられている[1]。ホームから改札口を通って駅舎に入ると階段が上に伸びている。そこからこの駅南北に橋が伸びており、それぞれ南口、北口となっている。駅舎は1955年4月に供用を開始した。
当駅は大きく見て3段となっている。北口は旧バス、タクシーのりば(現在は一般車専用乗降車場)で、南口は階段、昇降施設を下ったホームより低い位置にある。南口は民家の立ち並ぶ中にある。つまり、北口が最も高く、間にホームと駅舎があり、最も低いのが南口である。
以前は直営駅であり、管理駅として四方津駅を管理していたが、2018年4月よりJR東日本ステーションサービスが駅管理を受託する大月駅管理の業務委託駅となった[4][12]。駅舎内には自動券売機(指定席券売機併設)、自動改札機が設置されている他、売店がある。
のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
- かつては、特急「かいじ」のうち下り1本と上り2本が停車していたが、2017年3月4日ダイヤ改正に伴い通過となった[9]。
利用状況
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は4,172人である[JR 1]。山梨県内の駅では甲府駅、大月駅に次いで第3位である。
1998年度(平成10年度)以降の推移は以下の通り。
年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度
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1日平均 乗車人員
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出典
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1998年(平成10年)
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5,789
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1999年(平成11年)
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5,688
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2000年(平成12年)
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[JR 2]5,540
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[* 1]
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2001年(平成13年)
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[JR 3]5,467
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[* 2]
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2002年(平成14年)
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[JR 4]5,476
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[* 3]
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2003年(平成15年)
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[JR 5]5,414
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[* 4]
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2004年(平成16年)
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[JR 6]5,479
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[* 5]
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2005年(平成17年)
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[JR 7]5,490
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[* 6]
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2006年(平成18年)
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[JR 8]5,401
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[* 7]
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2007年(平成19年)
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[JR 9]5,359
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[* 8]
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2008年(平成20年)
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[JR 10]5,415
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[* 9]
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2009年(平成21年)
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[JR 11]5,427
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[* 10]
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2010年(平成22年)
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[JR 12]5,414
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[* 11]
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2011年(平成23年)
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[JR 13]5,273
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[* 12]
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2012年(平成24年)
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[JR 14]5,267
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[* 13]
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2013年(平成25年)
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[JR 15]5,350
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[* 14]
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2014年(平成26年)
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[JR 16]5,203
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[* 15]
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2015年(平成27年)
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[JR 17]5,287
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[* 16]
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2016年(平成28年)
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[JR 18]5,212
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[* 17]
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2017年(平成29年)
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[JR 19]5,041
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2018年(平成30年)
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[JR 20]4,996
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2019年(令和元年)
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[JR 21]4,873
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2020年(令和02年)
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[JR 22]3,278
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2021年(令和03年)
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[JR 23]4,015
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2022年(令和04年)
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[JR 24]4,206
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2023年(令和05年)
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[JR 1]4,172
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駅周辺
上野原市の市街地からやや南方に離れた場所に位置する。市街地は台地になっており、当駅は一段下に位置する。そのため、北口は駅から一段高くなっており、市街地へのアクセス口は北口だが、バスターミナル等の役割は南口へと移転された。
- 道路・河川・旧跡等
- 公共機関
- 学校
- 墓地・公園・その他商業施設等
バス路線
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南口広場整備前の上野原駅北口で発車を待つバス(2011年1月)。右の画像は高台から見下ろしたところで、大変狭かったことがよく分かる。
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路線バスは南口駅前広場から発着し、全て富士急バスによって運行されている。
のりば |
運行事業者 |
行先 |
備考
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1
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富士急バス
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- 市街地循環バス
- 本町三丁目
- 光電製作所前
- 向風
- 飯尾
- 小菅の湯[13]
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- 光電製作所前行の一部は新井止まり
- 向風行は平日のみ運行
- 小菅の湯行(鶴峠)は土休日の季節運行[13]
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2
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3
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4
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無生野
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2018年4月1日まではバスは全て北口から発車していた。北口は大変狭く、幅15メートルもない道路の行き止まりで[14]、1台のバスの反転に3回の切り返しを要していた[15]。通勤時間帯には路線バスや企業送迎バス・直行通学バスなども発着し、1時間に20回以上の切り返しが行われていた[15]。
その他
- 駅のスタンプは、当駅から大月、甲府方面が「中央本線」、1駅東京寄りの藤野駅から高尾、東京方面が「中央線」と表記され、実際の定義(高尾駅から東京方面は「中央線」、大月方面は「中央本線」[注釈 1])とは数駅分ずれている。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 中央本線
- ■通勤特快(上りのみ)・■中央特快・■通勤快速(下りのみ)・■快速・■普通
- 藤野駅 (JC 26) - 上野原駅 (JC 27) - 四方津駅 (JC 28)
脚注
記事本文
注釈
- ^ 但し、案内上は「中央線」は東京 - 大月間、「中央本線」は立川以西。
出典
利用状況
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- 山梨県統計年鑑
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
上野原駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク