みどり湖駅
みどり湖駅(みどりこえき)は、長野県塩尻市大字上西条道畑にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1] 。 概要塩嶺トンネル開通に伴う中央本線・岡谷駅 - 塩尻駅間短絡ルート開通に伴い開設された[1] 。これにより、中央本線は、辰野駅経由から、当駅経由主体の運転体系に変更され、諏訪地方と松本地方を結ぶ距離と所要時間を大幅短縮した。塩尻方は一部高架線になっている。 2023年(令和5年)現在、当駅を通らず辰野経由で岡谷駅 - 塩尻駅間を結ぶ定期列車は、朝に岡谷発松本行普通列車、夜に塩尻発岡谷行普通列車が各1本運転されている。 普通列車(各停)、「みすず」(隣の岡谷駅で方向転換し、JR東海飯田線へ直通する)を含む快速が停車する。中央本線の特急列車「あずさ」の定期列車は全て当駅を経由し、通過する。 開設以来無人駅であるが、毎年8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会、及び9月第一土曜日の全国新作花火競技大会開催時のみ社員による臨時出札がある。 歴史
駅構造相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[1] 。ホームは嵩上げされていない。線路は掘割部分に南東から北西に走る。ホームはそれぞれ階段で直接公道に接続しており、各ホームを往来する場合には線路を跨ぐ公道の橋を利用する。岡谷方から塩尻方を見て左側のホームに下り(塩尻方面)の列車が発着し、同じく右側のホームに上り(岡谷方面)の列車が発着する。下りホームにはこの駅が設置されたことを記念する石碑がある。 塩尻駅管理の無人駅で、駅舎は無い。各ホームには待合所と、乗車駅証明書発行機、簡易Suica改札機が1台ずつ設置されている。 以前は自動券売機(オレンジカード、Suica使用不可、近郊用の普通乗車券専用)が設置されていたが2019年9月11日限りで撤去された。 列車が来ることを予告する放送は流れるが、発車ベルは無い。バリアフリー設備(エレベーター、エスカレーター等)も設置されていない。トイレは上りホーム入口、塩尻東保育園付近の公衆トイレが利用可能。駅の場所は狭く入り組んだ所にあり、車でも行けるが非常に分かりにくい。(大型バス通行不可) のりば
※案内上の番線番号は設定されていない。 (出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況「統計しおじり」によると、1日平均乗車人員は以下の通りとなっている(年間乗車人員を年間日数で割った数字である)。
駅周辺周辺には住宅地が広がり、長野県住宅供給公社による住宅団地の分譲が行われている。近辺には店等は殆ど見当たらない。ふれあいセンター東部と塩尻東保育園を兼ね備えた総合福祉施設がある。 眼下には塩尻市街、高ボッチ高原、松本盆地を見渡すことが出来、遠くは穂高岳などの北アルプスの山並みまで望むことが出来る。北側を流れる田川流域では、毎年6 - 7月にかけてゲンジボタルが観察される。 駅名となっているみどり湖は、駅から東へ約20分直線距離で約1kmの距離、長野自動車道みどり湖PA近辺に位置する人工湖である。近辺の田川浦鉱泉を含め、一帯をみどり湖温泉郷と呼び、桜、水芭蕉が美しい。近年、周辺の整備がすすみ、周辺の景観も整えられている。当駅近くに塩尻市地域振興バスの「塩尻東保育園」バス停があり、こちらでみどり湖へ行けるほか塩尻駅からも利用できる。また旧線区間の小野駅(辰野町)にも行くことができる。なおみどり湖花公園までの定期バス路線は無い。 当駅岡谷方はすぐ塩嶺トンネルで当駅ホーム端に立てばその口が開く様子をよく眺めることが出来る。 塩尻駅方面は標高が低くなっているが、地形上の勾配が急な箇所があるため線路は盛土にて勾配を調整している。
隣の駅脚注
関連項目外部リンク
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