ブラッド・ハーマン
ブラッド・ハーマン(Brad Harman, 1985年11月19日 - )は、オーストラリア連邦ビクトリア州メルボルン出身の元プロ野球選手(遊撃手・二塁手)。右投右打。 経歴プロ入りとフィリーズ時代2003年3月3日にフィラデルフィア・フィリーズと契約。2004年にルーキー級でマイナーリーグデビューし、プロとしてのキャリアを開始した。 2005年は、フィリーズ傘下A級レイクウッド・ブルークロウズで打率.303、11本塁打、58打点の成績を残したのに加え、シーズンオフは母国オーストラリアにて元プロ球団のニューサウスウェールズ・パトリオッツと契約し、同年末に国内アマチュアリーグクラクストン・シールドに参加してゴールドグラブ賞とMVPを同時獲得した[1]。 2006年は、開幕前の3月に同年から開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のオーストラリア代表に選出された[2]。オーストラリア期待の有望株として、同大会ではメジャー経験者を押しのけレギュラーとなった。開幕後はA+級クリアウォーター・スレッシャーズで119試合に出場し、打率.241、2本塁打、25打点の成績を残した。 2007年はA+級クリアウォーターで122試合に出場し、打率.281、13本塁打、62打点の成績を残した。またオフの11月には「日豪親善 野球日本代表最終強化試合」のオーストラリア代表に選出された[3]。 2008年4月20日にメジャーに初昇格し、22日のコロラド・ロッキーズ戦でライアン・マドソンの代打としてメジャーデビューを果たした。4月25日のピッツバーグ・パイレーツ戦では初スタメン出場を果たし、初安打・初打点も記録した。しかしその後は打撃が奮わず、この年メジャーでの出場は6試合に留まり大半をマイナーリーグで過ごした。 2009年は、開幕前の3月に開催された第2回WBCのオーストラリア代表に2大会連続で選出された[4]。開幕後はAA級レディング・フィリーズで117試合に出場し、打率.201、5本塁打、41打点の成績を残していたが、8月31日にDFAとなった[5]。その4日後に、第38回IBAFワールドカップへの代表参加の意思を表明をした[6]。11月9日にFAとなった。 2010年5月20日に規則違反でアンチドーピング機関から14ヶ月の出場停止処分を受けた。 ABL時代2011年よりオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のメルボルン・エイシズでプレーを再開し、同シーズンの本塁打王を獲得した。 2012年に初めてABLオールスターゲームに選出され、オールスターゲームMVPを獲得した[7]。 2013年3月に開催された第3回WBCのオーストラリア代表に3大会連続で選出された[8]。 2014年、3年連続でABLオールスターゲームに選出され、自身2度目のオールスターゲームMVPを獲得した。2度のオールスターMVP受賞はリーグ最多記録である。 2017年2月9日に第4回WBC本戦のオーストラリア代表に選出され[9]、4大会連続4度目の出場を果たした。 ABLでは2016年/2017年シーズンまでプレーを続けた。 現役引退後詳細情報年度別打撃成績
背番号
代表歴
脚注
関連項目
外部リンク
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