オルソジ・ファスバ
オルソジ・アデトクンボ・ファスバ(Olusoji Adetokunbo Fasuba、1984年7月9日‐)は、ナイジェリアの元短距離走選手である。2004年に開催されたアテネオリンピックの男子4×100mリレーで銅メダルを獲得した。100mの元アフリカ記録保持者。 経歴ナイジェリア人の父とジャマイカ人の母の間に生まれる。母は1976年モントリオールオリンピック男子200m金メダリストであるドン・クォーリーのいとこで、元陸上短距離走の選手だった。 2006年3月10日に行われた世界室内陸上選手権60mでは、主要世界大会で自身初のファイナリストになり、4位と同タイム着差ありの5位に入った。 2006年3月20日に行われたコモンウェルスゲームズ100mでは、優勝したジャマイカのアサファ・パウエルと0秒08差の2位に入り銀メダルを獲得した。 2006年5月12日にドーハで行われた大会の100mで、追い風1.7m/sの好条件の中、9秒85のアフリカ新記録をマークした。これは、ナミビアのフランク・フレデリクスが保持していたアフリカ記録(9秒86)を約10年振りに更新する快挙であった。なお、この大会では、アメリカのジャスティン・ガトリンが9秒77の世界タイ記録(当時)をマークして優勝している[2]。 2007年8月26日に行われた世界陸上選手権の100m決勝では、3位のアサファ・パウエルと0秒11差の4位に入り、世界陸上選手権の100mにおけるナイジェリア最高成績を更新した。 2008年に行われた世界室内陸上選手権では、60mで優勝。自身初の世界タイトルを手にした。これは世界室内陸上選手権60mにおけるアフリカ人初の金メダル獲得だった[3]。 2008年5月に行われたアフリカ陸上選手権の100mでは3連覇を達成し、アフリカ陸上選手権の100mを3度制した初の選手になった[4]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主な戦績備考欄の記録は当時のもの
脚注
外部リンク
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