アンドレス・シモン
アンドレス・シモン・ゴメス(Andrés Simón Gómez、1961年9月15日 ‐ )は、キューバ・グアンタナモ出身の元陸上競技選手。専門は短距離走。100mの自己ベスト10秒06はキューバ歴代3位タイ、室内60mの自己ベスト6秒52は元キューバ記録。1992年バルセロナオリンピック男子4×100mリレーの銅メダリスト、1989年ブダペスト世界室内選手権男子60mの金メダリストである。 経歴1987年8-9月、ローマ世界選手権の男子100mと4×100mリレーに出場。100mは準決勝で10秒24(-1.3)の組5着に終わり、決勝に進出できた組4着とは0秒01差で決勝進出を逃した[1]。アンカーを務めた4×100mリレーも準決勝で39秒08の組5着に終わり、決勝に進出できた組4着とは0秒03差で敗退した[2]。 1989年3月、ブダペスト世界室内選手権の男子60mに出場。予選を全体1位タイの6秒62で突破すると、準決勝は6秒54のキューバ記録(当時)を樹立し、予選に続いて全体1位で決勝に進出した。迎えた決勝では準決勝の記録を更に縮める6秒52のキューバ記録(当時)で優勝し[3]、60mでは男女通じてキューバ勢初の金メダルを獲得した。これは現在もキューバ勢唯一の金メダルである。 1991年3月、セビリア世界室内選手権の男子60mに出場。前回大会チャンピオンとして臨むと、準決勝を全体3位タイの6秒60で突破し、前回大会に続いて決勝に進出した。しかし、決勝では6秒61とタイムを落とし、3位と0秒01差の5位でメダルを逃した[4]。 1992年8月、バルセロナオリンピックの男子4×100mリレーに出場。1走(シモン、Joel Lamela、Joel Isasi、Jorge Aguilera)を務めると、決勝で38秒00のキューバ記録を樹立し、アメリカ(37秒40)、ナイジェリア(37秒98)に次いで銅メダルを獲得した。 1993年8月、シュトゥットガルト世界選手権の男子4×100mリレーに出場。1走(シモン、イバン・ガルシア、Joel Isasi、Jorge Aguilera)を務めると、決勝では38秒39をマークし、アメリカ(37秒48)、イギリス(37秒77)、カナダ(37秒83)に次いで4位に入った[5]。これは現在も世界選手権4×100mリレーにおけるキューバ勢最高成績である(1997年アテネ大会の男子、1999年セビリア大会の男子と並び)。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注注釈
出典
外部リンク
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