セウン・オグンコヤ
セウン・オグンコヤ(Seun Ogunkoya、1977年12月28日 ‐ )は、ナイジェリア・アクレ出身で短距離走が専門の元陸上競技選手。100mで9秒92、200mで20秒50の自己ベストを持つ、100mの元ナイジェリア記録保持者。19歳197日という若さで10秒の壁を突破した元最年少記録保持者である。従姉妹はナイジェリアを代表するスプリンターのファリラット・オグンコヤ。 経歴1996年6月のアフリカ選手権男子100mを10秒45で制し、18歳の若さでアフリカチャンピオンとなった。 1996年7月のアトランタオリンピック男子200mで2次予選まで進出するも、21秒00(+0.3)の組6着で敗退した。 1996年8月の世界ジュニア選手権(現・世界U20選手権)男子100m決勝で10秒25(+1.0)をマークし、フランシス・オビクウェルに次ぐ2位に入り銀メダルを獲得した。 1997年7月13日に100mで自身初の9秒台となる9秒97(+1.5)をマーク。この時の年齢は19歳197日で、これは10秒の壁を突破した最年少記録であり、年齢別(19歳)の世界最高記録でもあった。この記録は2009年7月10日にヨハン・ブレークが19歳196日で9秒96(+0.4)をマークして更新された。 1997年8月のアテネ世界選手権男子100mで2次予選まで進出するも、10秒33(-0.3)の組5着で敗退した[1]。 1998年8月のアフリカ選手権男子100m決勝で9秒94のナイジェリアタイ記録(当時)および大会新記録を樹立し、フランク・フレデリクス(9秒97)やレオナード・マイルズ=ミルズ(10秒10)らを破り2連覇を達成した。 1998年9月にアフリカ代表としてワールドカップに出場すると、男子100mでは9秒92のナイジェリア新記録(当時)を樹立し[注 1]、オバデレ・トンプソン(9秒87)に次ぐ2位に入った[2]。男子4×100mリレーではアフリカチーム(オグンコヤ、レオナード・マイルズ=ミルズ、フランク・フレデリクス、エリック・ヌカンサー)の1走を務め、38秒29をマークしての3位に貢献した[3]。 自己ベスト記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
主要大会成績備考欄の記録は当時のもの
脚注注釈
出典
外部リンク
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