しずてつジャストライン焼津営業所しずてつジャストライン焼津営業所(しずてつじゃすとらいんやいづえいぎょうしょ)は、かつて静岡県焼津市に存在したしずてつジャストラインの事業所である。ペットマークは鰹であった。藤枝営業所と共に岡部営業所に移転統合され、廃止となった。 所在地静岡鉄道発足時から藤相鉄道を引き継ぐ形で焼津駅前(焼津市小石川町2)に営業所窓口、現在のしおかぜ通り沿い(焼津市中港町148-3[1] 現在の中港1丁目2番地付近)に車庫が存在したが、土地区画整理事業(駅前工区、焼津工区)により移転した。[2][3][注 1] 1966年(昭和41年)~2006年(平成18年)焼津市塩津294-5 現在は、静鉄グループの観光・貸切バス事業会社である静鉄ジョイステップバス本社焼津営業所となっており、構内の一部をしずてつジャストライン岡部営業所焼津車庫として共用している。 概説静岡鉄道の前身のひとつである藤相鉄道の乗合自動車部門を母体とし、静岡鉄道自動車部の藤枝営業所焼津営業区、焼津営業所を経て2002年(平成14年)にバス事業の分社化によってしずてつジャストライン焼津営業所となった。 1950年代から清水 - 御前崎間など広範囲に路線を展開していたが、1970年代以降は管轄する路線網を整理縮小し、焼津駅、西焼津駅を発着する焼津・藤枝市内の路線が中心となっていった。1990年代末期からは不採算路線の大規模な再編が行われ、しずてつジャストライン発足の際には、管轄していた6路線全てが沿線自治体や国、県による欠損補助路線であり、これに焼津市自主運行バスを受託している状況であった。 1990年代から2000年代にかけて焼津市内の区画整理が進展するまでは狭隘区間が存在し、1980年代にバックカメラ・モニターを装備した中型バスが多数導入されるまでツーマン運行の路線が存在した。 2006年には島田市を除く志太地域の路線を新設の岡部営業所に集約し、藤枝営業所と共に廃止され岡部営業所焼津車庫となった。焼津のほか、焼津営業所管内には玉取、飯淵、清里に反転地や車庫が存在したが、現在はいずれの車庫も夜間の車両の滞泊は廃止されている。 営業所の移転統合により余剰となった施設には、丸子営業所構内から移転した静鉄小型バスが施設を共用していたが、2011年には東日本大震災により経営環境の悪化したしずてつジョイステップバスを吸収合併して同社の焼津営業所となり、[4][5]さらに新型コロナウイルス流行による観光需要低迷のため2021年に大幅な休車・減車を行い、静鉄ジョイステップバス本社・静岡営業所(静岡市駿河区区下川原)を閉鎖し焼津に本社を移転した。 沿革
所管していた路線しずてつジャストライン焼津営業所の発足時に所管していた路線は次の6路線であった(自主運行バスを除く)。 朝比奈線
大覚寺線
焼津吉田線
五十海大住線
一色線
和田浜線
受託していた自主運行路線焼津市自主運行バス→詳細は「焼津市自主運行バス」を参照
休廃止路線志太循環線
吉永線
吉永川尻線
海岸本線(静岡御前崎線)、急行海岸本線
焼津御前崎線、焼津相良線
→詳細は「しずてつジャストライン相良営業所 § 焼津御前崎線、焼津相良線」を参照
ヘルスセンター線焼津駅前 - ヘルスセンター
静岡焼津線
野秋線焼津駅前 - 港町 - サンライフ焼津 - 中港町 - 当目大橋 - 虚空蔵尊入口 - サッポロビール前 - 中里東 - 石脇 - 高崎 - 野秋
焼津大富線
焼津道原線
小浜線、花沢線
保養センター線、サッポロビール園線
石脇線
焼津広幡線
焼津平島団地線
さかなセンター線
東名焼津さかなセンター線
藤枝循環線、焼津藤枝線
焼津築地線
焼津西益津線
豊田和田循環線
大住線
焼津市内循環線
南浜線
藤枝玉取線
→詳細は「しずてつジャストライン藤枝営業所 § 高田線、藤枝玉取線」を参照
脚注注釈
出典
関連項目 |