青島町(あおじまちょう)は静岡県の中部、志太郡に属していた町である。
現在の藤枝市南部、藤枝駅周辺にあたる。本項では町制前の名称である青島村についても記す。
地理
歴史
「青島町誕生」
大正11年の駅前通り。写真に見える万国旗や旭日型の装飾は、町制の施工によってたんじょうした「青島町」を祝うものであった。町制施行が青島の人々にとってどんなに待ち遠しく、またよろこばしいものであったかは、「町制記念歌」の流行の事実によってわかる。瀬戸新屋に住む青島作太郎さん(明治20年生まれ)の記憶による記念歌は次の通りである。
大正11年戌の年 元日よりぞ青島町 松の緑の青島町 戸数は一千四百軒 其の大半の商店は 銀行会社工場と 軒をそろへて立ち並ぶ 群の中心地の利を得 藤相線は省線と 東西南北十文字 交通運輸の利便あり 志太榛原の集散地 松の緑ももろともに 行く末永く栄えよと 祝へ町民打ちつれて
昼間は学校の生徒達が旗行列を組み、夜は町民が提燈行列をつらねて声高らかに歌ったのだという。
— 『写真集明治大正昭和 藤枝』「ふるさとの想い出75」昭和55年より抜粋[1]
交通
鉄道路線
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
参考文献
脚注
- ^ 八木洋行・野本寛一共編『写真集明治大正昭和 藤枝』「ふるさとの想い出75」昭和55年、国立国会図書館蔵書、2018年4月3日閲覧。
関連項目