ぎゃろっぷ
株式会社ぎゃろっぷ(英: GALLOP Co.,Ltd.)は、日本のアニメ制作会社。日本動画協会正会員。 概要旧虫プロダクションの撮影出身でアニメ撮影スタジオ「東京アニメーションフィルム」(現:アニメフィルム)所属の撮影監督だった若菜章夫が独立して、1978年12月13日、アニメ撮影専門会社「有限会社スタジオぎゃろっぷ」を設立。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)やグループ・タックなどの撮影を請け負っていた。1983年にテレコム・アニメーションフィルムから演出の早川啓二、作画の丹内司や山内昇寿郎らスタッフが加わり、『スプーンおばさん』でグロス請けを始めた。 1986年にOVA『県立地球防衛軍』から本格的に元請制作を開始し[注 1]、1988年にテレビアニメ『キテレツ大百科』から初の自社単独よる元請制作を開始。藤子アニメではシンエイ動画制作の『ドラえもん』に次ぐ8年に及ぶ長期作品となった。 制作能力の拡大に伴って、宮城県仙台市に仕上げスタジオ「ぎゃろっぷ仙台」を構えたが、1990年に所属スタッフがぎゃろっぷから独立し「仙台アニメーション」を設立した。同社は1993年まで活動したのち、解散している。 1992年の『姫ちゃんのリボン』から『こどものおもちゃ』(1998年終了)に至る、「りぼん」原作・テレビ東京系列金曜18時枠の一連の作品(他に『赤ずきんチャチャ』、『ナースエンジェルりりかSOS』)で、アニメファンの注目を浴びた。 1994年、韓国の制作会社「同友アニメーション」(Dong Woo Animation)と提携して海外委託ルートを確保。制作下請け発注の他、韓国での放送も視野に入れた作品の共同制作を行った。 1998年に放送開始した『おじゃる丸』よりデジタル制作を開始。同社を代表する最長寿作品となっている。2001年2月27日、現在の社名に商号変更した。 2012年に杉村重郎が代表取締役に就任したが、2013年に杉村が代表取締役を退任し若菜が再び代表取締役に就任した。 2023年、若菜が代表取締役を再び退任し代表取締役会長に就任[2][3]。後任の代表取締役社長には早間絵里が就任した[4][5]。 『おじゃる丸』の他、長らく『遊☆戯☆王』シリーズの制作を手掛けていたが、『遊☆戯☆王VRAINS』を最後に制作が他社(ブリッジ)へ移行し、新規の元請作品も減少。翌2018年頃より東映アニメーションからのグロス請けや共同制作が中心となっていたが、2022年末に『おじゃる丸』以外の新規の元請け作品としては約5年ぶりである『僕とロボコ』を制作。 過去には、辻初樹・渡辺はじめ・時永宜幸・小林一幸・石井邦幸などのスタッフが所属した。 作品履歴テレビアニメ
テレビスペシャル
劇場アニメ
OVA
ゲーム
制作協力その他
関連人物アニメーター・演出家制作その他関連項目
同社スタッフ・OBが独立・起業した会社
脚注注釈
出典外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia