SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT - TREATY CLIENTS(旧: SSBT OD05 Omnibus China Treaty 808150)は、中国の政府系ファンド中国投資と国家外貨管理局によって運営されているとされる投資ファンドといわれている[1][2]。日本企業の大株主として知られ、2011年3月末時点で34社の株主として、有価証券報告書に登場した[3]。日本株の時価総額は2012年3月末時点で3兆5000億円に達して238社の株主となった[4]。2013年3月末時点で4兆2000億円になるも2014年3月末時点で日本株を1279億円の22社まで減らし[5]、2015年3月末時点で1社も株主で見られなくなり[6]、BONYT JAなど複数の名義に分散したともされている[6][7][8]。
常任代理人(窓口となる銀行)は当初は三井住友銀行であり、2009年9月からは香港上海銀行東京支店だが[7]、住所はState Street Bank and Trustのオーストラリア支店の管理部門が在籍していた旧State Street Centre(338 PITT STREET SYDNEY NSW 2000 AUSTRALIA)となっている。現在のステート・ストリート公式HPにはこの部門についての記述はないが、Internet Archiveのバックアップにはこの住所が載っている[9]。このことからファンドの冒頭の"SSBT"はState Street Bank and Trustの略称だと推定できる。
一方ソニーの平成23年度有価証券報告書によるとSSBT OD05 Omnibus Account - Treaty Clientsは「主として欧米の機関投資家の所有する株式の保管業務を行うとともに、当該機関投資家の株式名義人となっています。」となっている[10]。
同様に多くの主要企業の大株主に名を連ねている「ステート・ストリート・バンク・ウェスト・クライアント・トリーティー」、「STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY」(常任代理人株式会社みずほコーポレート銀行)とSSBT OD05との関連は不明。