SET UP!!
SET UP!!(セットアップ!!)は、文化放送で2011年度から放送されているラジオ番組。 ナイターシーズンは、プロ野球中継のない日の雨傘番組として放送されるワイド番組であり、平日版と週末版とがあるが、週末版は過去の雨天中止時の予備番組の内容の経緯上、全く内容が異なる。ナイターオフシーズンは平日版をベースとした内容として、2011年度と2013 - 2015年度にレギュラー番組として放送された。 ここでは平日版と週末版を一括して触れる。 平日版2011年4月5日より開始。ナイターシーズン中は『文化放送ライオンズナイター』の中継カードがないとき(月曜日は除く)の雨傘番組『文化放送ライオンズナイタースペシャル SET UP!!』(ぶんかほうそうライオンズナイタースペシャル セットアップ!!)として放送。ナイターオフ期については、2011年度は『文化放送スポーツ情報バラエティ SET UP!!』(ぶんかほうそうスポーツじょうほうバラエティ セットアップ!!)として、2013 - 2015年度は『文化放送スポーツスクエア SET UP!!』(ぶんかほうそうスポーツスクエア セットアップ!!)として定時放送。ただし2012年度のナイターオフ期は休止していた。 2012年度までは、正式にはタイトルの頭に、その日のパーソナリティ名がついていた(例:『高橋まさいち SET UP!!』『まきしま範彦 SET UP!!』)。 2013年度は『ライオンズナイタースペシャル』自体を『ライオンズナイター SET UPスペシャル』と改題するため、従来の本番組は『文化放送ライオンズナイター SET UP!!』(ぶんかほうそうライオンズナイター セットアップ!!)として放送され、パーソナリティ冠もつかなくなった(ただし雨天中止バージョンの場合は、2013年度までパーソナリティ冠がついていた)。 2024年度の復活時は初期のタイトルに戻り『文化放送ライオンズナイタースペシャル 高橋将市 SET UP!!』として放送されている。 放送時間
概要2007年度から2009年度の『斉藤一美 うるわしの夜』、2009年度オフシーズンから2010年度ナイターシーズンの『センパツ!』、2010年度オフシーズンの『菅野しろうのアナログ情報バラエティ しろバラ』の流れを引き継ぎ、文化放送の報道スポーツ制作部によって制作されるワイド番組。埼玉西武ライオンズの情報のほか、プロ野球やスポーツを中心とした様々な話題や音楽などを送る。また、『しろバラ』のコーナー「こちら 文化放送報道部 ニュース最前線」も本番組に移行して、継続する[1]。 当初はゴールデンウィークの時期が、初回となるはずであったが、東日本大震災の影響で、プロ野球の開幕が4月12日に延期された影響により、改編直後の4月5日からすぐに、4日連続で放送された。 なお、ナイターシーズン中に中継予定の試合が雨天中止の場合も『セットアップ SET UP!!』として放送されるが、この場合は番組前半は、試合開催予定の球場からのライオンズ情報に費やされ、レギュラーコーナーの大半は放送されない。ただし、必要に応じて他球場からのリポートを交えることもあった。 2011年度の『ライオンズナイター』は月曜の中継がある週を除き、火曜から金曜において移動日等でライオンズの試合予定がない場合でも、パ・リーグおよびセ・パ交流戦の試合予定(ライオンズの関与しない予備日を除く)さえあれば、原則として該当試合の中継を実施する方針となっていた。加えて東日本大震災の影響による日程変更により6月から7月にかけてライオンズが過密日程を強いられることから、本番組の放送頻度は『うるわしの夜』や『センパツ!』と比べると低くなっており、6月の交流戦終了後の放送の後は雨天中止バージョンしか放送されなかった(月曜ナイターの試合が行われる場合は、当初から試合の予定が組まれていない別の平日に本来月曜に放送されるべき定時番組を代替放送するケースもある)。 しかし、その後の秋改編にて、2011年度のナイターオフの定時ワイド番組『文化放送スポーツ情報バラエティ セットアップ SET UP!!』として継続された。月曜は槇嶋と高橋、火・水曜は槇嶋と小川、木・金曜は高橋と小川の組み合わせで放送。月曜日は「セットアップ M」(セットアップ・エム)、槇嶋担当日は「まきしま範彦 SET UP!!」(まきしまのりひこ セットアップ!!)、高橋担当日は「高橋まさいち SET UP!!」(たかはしまさいち セットアップ!!)のタイトルとなる。 2012年のナイターシーズンも2011年の同時期と同じ放送形態で放送したが、初めからナイターの予定が無い場合はフルバージョンで放送せず残りの時間を別の特番に充てるケースが増えた。また西武戦非開催で他のパ・リーグの試合がある場合にも、放送するケースが発生した。 なお2012年オフシーズンは放送されないことが発表され、同年9月22日(土曜日に『ホームランナイタースペシャル』として放送)の回を以って一旦終了した。オフシーズン番組としての後番組は『田辺晋太郎 あなたへバトンタッチ』となるが、報道スポーツ制作部の関与は「ライオンズエクスプレス」「箱根駅伝への道」やニュースコーナーに留まることになり、『センパツ!』以来続くスポーツ色は一転して薄められた。 2013年4月26日より、2011・2012年のナイターシーズンと同じ形態で放送を再開。高橋と小川は続投するが、槇嶋に代わって飯塚治がパーソナリティとして加わった(高橋と交代で担当)。加えて文化放送の野球解説者がゲストコメンテーターとして交代で出演するようになった(ただし、駒田徳広は週末に冠番組『満塁ナイト』を持っているためか、雨天中止版を除いて出演実績なし)。ただし日曜ナイターの定時枠解消により、これまで野球のない日曜日に放送されてきた『田原総一朗 オフレコ!スペシャル』と『K-POP COUNTDOWN』(夏場はさらに『甲斐よしひろのセイ!ヤング21スペシャル』も加わる)もライオンズナイター枠で受け入れることになった影響で、本番組が1時間のみの放送になるケースも生じた。 2013年オフシーズンは、平日夜間の編成が大幅に見直された結果、『文化放送スポーツスクエア セットアップ SET UP!!』(ぶんかほうそうスポーツスクエア セットアップ!!)として、40分間ではあるがレギュラー放送が復活[2]。半年間担当した飯塚に代わり槇嶋が復帰。スポーツ情報に特化した内容となり、特集要素は『オトナカレッジ』や『フライデープレミアム』に任せる形になった。今回は火曜は槇嶋単独、水曜は槇嶋と小川、木曜は高橋単独、金曜は高橋と小川の組み合わせで放送。 2014年以降もナイターシーズンは、高橋・槇嶋・小川の3名が続投の上で2013年度に準じた形態で放送されたが、文化放送解説者以外のライオンズOBもゲストコメンテーターとして随時起用されていた。オフシーズンについても2013年度と同様の形態で2014年と2015年も放送された。 2016年は『ライオンズナイター』にスタジオ担当の女性アナウンサーが配置されるようになったため、雨天中止版の場合はそのアナウンサーがメインとなって進行する形態となった。また、それまで単独番組として放送されていた『プレイバック シネマへの旅』を、枠内コーナー『SET UP・シネマへの旅』(単独番組時のパーソナリティーであった高橋小枝子が、本番組パーソナリティとの掛け合いで進行)として随時放送するようになった。また、オフシーズンの編成を2012年度以前の構成へ戻すにあたり、新たなナイターオフ番組『情報ミックスバラエティ パズル』が開始されるため、本番組は4年ぶりにナイターシーズンのみの放送となった。 2017年4月5日から2016年までのナイターシーズンと同じ形態で放送を再開。小川は続投するが高橋・槙嶋が揃って週末版『サタデースポーツフィーバー』へ移り、代わって2016年度キャリア採用組の片山真人・寺島啓太がパーソナリティとして正式に加わる(正式加入前の2016年9月16日にも代理でメインパーソナリティ経験あり)。 しかし、このシーズンを最後に一旦『SET UP!!』としての放送は終了。本番組の後継番組として、ナイターオフシーズンは『ダッシュ!アミーゴ1号2号』、翌2018年のナイターシーズンは『Lプロ!』が、それぞれ開始されることになった。なお、前者では寺島が火・水曜パーソナリティ、片山が木・金曜パーソナリティ、小川が金曜アシスタントとして続投している。 その後、ナイターシーズンの雨傘番組は毎年入れ替わる状況(主に斉藤一美・長谷川太が担当の別番組を放送)が続いたのち、2024年のナイターシーズンにて7シーズンぶりに『SET UP!!』の題号を復活させることになった。なお、槇嶋・片山・寺島ともにこの間に文化放送を退社したため、高橋がアシスタントなしのワンマンスタイルで番組を進行している(小川は『ライオンズナイター』のスタジオ担当でもあるが、現時点では復活版には出演していない)。 出演者
ナイターシーズン中は野球中継の予定が最初から設定されていない日のみ上記出演者が出演する。また、パーソナリティを務めるアナウンサーは当日の『ライオンズエクスプレス』から続けて担当する。 なお、中継予定の試合が雨天中止の場合は、その日の中継のスタジオ担当アナウンサーがパーソナリティを担当する(当日のスタジオ担当が高橋・飯塚・槇嶋であった場合も、小川や天気キャスターは出演しないが、2012年シーズンのみ7月からは雨天中止版でも小川が出演していた)が、当日の中継を担当する予定だった文化放送野球解説者も、スタジオ出演することがある。 さらに、週末の『SET UPスペシャル』で放送する特番がない場合には、当該時間帯ではこの平日版の体裁で放送するケースも発生する。この場合は「ライオンズナイタースペシャル」や「スポーツ情報バラエティ」の冠は付かない。この場合にはNRNネット番組となるが、ライオンズナイターのノベリティのメッセージ採用者への送付は通常通り行われる。 オープニング曲Perfume / 「不自然なガール」オリジナル・インストゥルメンタル 2017年までのエンディング曲はシーズン中の『ライオンズナイター』同様に、概ね2週に1回の割合で変更されていた。また、ナイターシーズンの単発放送では『ライオンズナイター』と共用となる[3]。なお、歴代のエンディング曲名は、文化放送の音楽ポータルサイト・MMQR でも参照できた。2024年の復活時はエンディングにも「不自然なガール」を流している。 2013年度以降のナイターシーズンのコーナー
(以下は19時以降も放送がある場合のみ放送。毎回すべて行うわけではない)
(以下は20時以降も放送がある場合のみ放送。毎回すべて行うわけではない)
その他「パ・リーグクラシック」「オークス・ダービー がんばれ関東馬」「春のグランプリ・宝塚記念大予想」などの特集コーナーが設けられる。 過去のコーナー
プロ野球シーズン中はタイムテーブルは流動的。以下はナイター予定がないバージョンで行われるコーナー(毎回すべて行うわけではない)
ナイターシーズン中に放送された日○印:元々中継予定がなかったため、放送された日/●印:中継予定試合が中止のため、急遽放送された日/◎印:週末の『ホームランナイタースペシャル』または『SET UPスペシャル』枠で放送された日
「SET UP」以外にナイター枠で放送された特番以下、参考までに、野球中継が無かったにもかかわらず、通常の『SET UP!!』以外の番組を編成したケースを記す。2011年度と2012年度は『ライオンズナイタースペシャル』、2013年度以降は『ライオンズナイターSET UPスペシャル』として放送されている。2024年度のこれらの番組は、2024年9月5日の『岩本勉のまいどスポーツ復活祭』を除いて『ライオンズナイタースペシャル』枠外扱いのため記載しない。
週末版
平日版開始初年度だった2011年の週末のナイター中継『文化放送ホームランナイター』の雨傘番組は、2010年度同様に『センパツ!』のタイトルで放送されていたが、2012年度からは週末も『SET UP!!』のタイトルに統一されることになった。 週末版の『センパツ!』同様に、予めナイター中継の予定のない、およびナイターがすべて中止(予備日扱いで試合が組まれなかった日は中止に準ずる)となった土曜日・日曜日に放送。ただし予めナイター中継の予定がない場合と、ナイターがすべて中止の場合では内容が異なる。 2018年度までにおける予めナイター中継の予定がない場合の内容は、『SET UPスペシャル』と題して、日曜ナイターが当初からない日に文化放送ローカルで行う『サンデープレミアム』や、平日の西武戦ナイター開催可能性がない場合の『ライオンズナイタースペシャル』にて『SET UP!!』を放送しない時間帯(前述)の内容に準じた特別番組枠である。週末版はNRNナイターの雨傘番組でもあるため、特番枠としての『SET UPスペシャル』も含め、ナイター中継のネット局でも放送される。ただし土曜日であっても、その日の特番の内容によっては『SET UPスペシャル』ではなく『文化放送ホームランナイタースペシャル』と題して文化放送のみの放送として、ネット局へは後述する雨天中止版の『SET UP!!』を裏送りすることがある。 一方、雨天中止版の内容は、2014年度までは2010・2011年の週末版『センパツ!』と同様に、2009年まで放送されていた『ビッグサウンズスペシャル』と同じ体裁の事前録音番組であり、「吉田涙子のSET UP!!」として当時文化放送アナウンサーだった吉田涙子が単独で担当していた[7]。18時台が「ミュージックセレクション」、19時台がアーティスト特集、20時台がテーマ特集という構成に変わりはなかった。2015年度より文化放送アナウンサー(2015年4月から嘱託アナウンサー)の竹内靖夫が案内役となり、「バンブー竹内のSET UP!!」のタイトルで、「オトナのミュージック」をテーマに掲げた番組として放送されていた。雨天中止版と開催無し版が統一された2019年度も4月中は竹内が担当していたが、5月からは文化放送アナウンサーの砂山圭大郎が案内役となり「砂山圭大郎のSET UP!!」となった。 なお、QRからはナイター中継のような裏送りをする放送局向けに対する配慮・強調は特に行わない。これはQRでも本番カードが雨天中止となった場合や20:00以前の終了が見込まれる薄暮試合であった場合(2013年以後は土曜のみ)に、常に季節に関係なく放送できる番組をあらかじめ制作・ストックしていることも挙げられる。 ジングルは本編中に挿入したりCMに入る際にはネット局でもそのまま流れるが、CMが明ける際のジングルの全国送出は行っていない(QRのみ局名ありのジングルがあった)。
○印:NRNナイターを定時ネットしており、中継予定がない場合も含めて本番組をネットする局
このほか、2014年8月24日は、日曜ながら南海放送が地元開催のヤクルト対DeNA戦を、文化放送からの裏送りで中継を組んだ際に、その予備番組として本番組が設定されていた(実際はヤクルト対DeNA戦を放送)。 なお、東北放送と中国放送は、土・日ナイター中継が対戦カードやネット局対応で不定期にNRNでのネット送受となるものの、中継予定カードが中止になった場合、予備カードの補充をせずに通常編成の定時番組(日曜の中国放送は一部独自の雨傘編成)を放送するため、『SET UP!!』は原則としてネットしない。また、KBCラジオも2012年まで土曜ナイターの定時枠があったが、当時から中継予定カードが予備も含めて中止になった場合は独自の編成で放送しているため、こちらも原則としてネットしない。 2012年度2012年度はホームランナイターにおいて雨天中止が1度もなかったため、雨天中止版は文化放送と別内容でネット局裏送りを行った9月22日の1回のみの放送で、文化放送では1回も放送されなかった。 なお、2012年は土曜日ナイターが多く組まれ、予定通り日程を消化したため、土曜日は5月26日、9月22日の2回のみ放送だった(うち9月22日は『文化放送ホームランナイタースペシャル』と地方局向けの『SET UP!!』の二重制作)。 4月から6月のNRNナイターネット局は文化放送のみとなったため、日曜日にあらかじめナイターが組まれていない場合、文化放送は『サンデープレミアム』をローカルで編成し、地元局のナイターを放送している局において、そのカードが中止になった場合は雨天中止版を放送することが想定されていた。また、ABCラジオがNRNナイターを定時ネットする7月8日以降は、『サンデープレミアム』を『SET UPスペシャル』として統合し、ナイターのない日曜には従来の『サンデープレミアム』の内容のまま、ABCラジオにも同時ネットする形になった。このため、実質的に2012年の週末版『SET UP!!』は特別番組枠となった。 放送内容
2013年度2013年からは文化放送での日曜のナイター中継が定時編成されない(NRN日曜ナイターは定時ネット局が1局もない[13] ものの当面存続)ことから、特別番組枠としての放送は土曜日のみとなり『甲斐よしひろのセイ!ヤング21スペシャル』も土曜日の放送となる(『田原総一朗 オフレコ!スペシャル』と『K-POP COUNTDOWN』は平日のライオンズナイター枠で放送)。また試合開催予定がない場合の18時台は、かつての『プロ野球ホットライン』に相当する企画として、文化放送野球解説者の冠が付いたプロ野球情報番組(アシスタントは斉藤一美アナウンサー)を設定するようになった。 一方で日曜日は全試合中止となった場合も、文化放送では野球中継予定がない場合における通常編成を送ることになったため、本番組はSTVラジオ・東海ラジオ・ABCラジオに対しての裏送り放送に限定される(実際には日曜日ナイター中継カードの中止が1試合もなかったため、日曜日の放送は発生しなかった)。 ABCラジオは平年7-9月は土・日曜のナイターを定時枠扱い[14] で放送しており、2012年までは日曜日もナイターが雨天中止、または基から予定されていない場合を問わず当番組をネット受けしていたが、2013年から文化放送の日曜ナイターの不定期特番への変更に伴い、基から日曜日の阪神戦がデーゲームである場合(高校野球期間は除く)は文化放送からのネット[15] とはせず、通常ナイターオフ(10-3月)と4-6月は定時番組扱いで放送されている自社制作番組『Cheers!』を放送する。 また、東海ラジオも2012年までは試合予定が一切ない日曜に当番組をネット受けしていたが、同様の理由で2013年からはデーゲーム枠のレインコート兼フィラー番組である『松原敬生の日曜も歌謡曲』を、『ガッツナイタースペシャル』のスタジオバージョンとして放送する形態に変更されている。この関係で、オールスターゲームの予備日が日曜デーゲームとなった場合の中継枠が設けられるようになった。 また土曜日のデーゲーム開催が増加している傾向から、ラジオ福島、信越放送、北日本放送は2013年度から土曜日NRNナイター定時ネットを取りやめ、週末のナイター・予備番組とも放送から完全撤退したほか、KBCラジオも土曜日のNRNナイターを取りやめ、ソフトバンク戦がナイターの場合のみ中継する方針となったが、中継予定試合中止の場合は予備補充をせずに定時編成を復活させるようになったため、本番組のネットは発生しない。 放送内容
2014年度2014年に関しても大きな変更はなく2013年と同様の方針となっているが、STVラジオは不定期に自社制作の雨傘番組を設定し、かつ日曜日の日本ハム戦が中止になった場合には通常編成を送ることになったため日曜日のネットの可能性がなくなった。このため、同局へのネット機会は大幅に減少した。 また、土曜日のABCラジオについても、7-9月であっても(阪神以外の球団も含めて)ナイトゲームが1試合もない場合[16] には、4-6月の阪神戦デーゲーム開催時に準じた編成を採るため、事実上中継予定試合中止の場合のみの放送となった。なお2014年度は地方局も含め中継予定カードの雨天中止が無かった為、雨天中止版が文化放送でもネット局でも1回も放送されなかった。 放送内容STVラジオ・ABCラジオはいずれも自社制作番組のため放送無し。
2015年度2015年も2013年、2014年と同様の方針となっているが、土曜日のABCラジオのタイガースデーゲームの開催日は、全国高等学校野球選手権大会の開催期間(8月中旬の2週間)以外は通年を通してナイター/予備番組とも放送しない方針となった。一方、STVラジオが日曜日の予備補充を再開したため、本番組の放送可能性が復活した。 放送内容ABCラジオはいずれも自社制作番組のため放送無し。STVラジオは6月13日(ネット局向け裏送り分)と6月27日のみネット。
2016年度前年までとほぼ同様の方針となったが、高知放送がこの年よりネットを離脱した。 放送内容
2017年度斉藤一美がスポーツ実況から退いたため、前年までの文化放送野球解説者の冠番組はすべて終了。後継として『サタデースポーツフィーバー』という新スポーツ情報番組を設定する。『サタデースポーツフィーバー』は前年度まで平日版『SET UP!!』を担当していた高橋将市と槙嶋範彦が交代でパーソナリティーを務め、こちらでは八木菜緒とコンビを組む。 一方、STVラジオはこの年から日本ハム戦全試合中継の方針を打ち出したためNRNナイターの定期ネットを取りやめ、ABCや東海ラジオ同様に中継試合中止時のみの放送となった。 放送内容
2018年度前述のように平日版の「SET UP」は2017年限りで廃止されたが、週末版については2018年度以降もこのタイトルを維持することになった。内容は前年に準ずるが、『サタデースポーツフィーバー』については八木が3月末を以って文化放送退社に伴い前年限りで降板、後任にフリーアナンサー山田幸美が加わり槙嶋も事実上降板で高橋のみ続投となり山田と2人で進行することになった。 また、日曜日についてはナイター中継を編成する局がABCのみの場合、ABCは全試合中止時も本番組の配信を受けず、JRN割り当ての曜日(火・水・木曜)同様に自社制作の雨傘番組を編成するようになった。ただし同じ日に東海ラジオもしくはSTVラジオがナイター中継を編成する場合は、ABCも従来通り本番組を組み込んでいる。 放送内容
2019年度以降文化放送ではこのシーズンから週末のナイターのレギュラー放送を全面的に廃止したが、系列局向けのNRNナイターの裏送りは継続する。このため本番組もFBC・KRY向けを中心に裏送り番組として継続するが、単発特番としての『SET UPスペシャル』の形態での放送(『サタデースポーツフィーバー』を含む)は廃止され、中継予定カード有無に関わらず、それまでの雨天中止版の内容に統一する。 4月20日までは前述のように竹内がパーソナリティを担当していたが、これは収録済み未放送分の消化措置だったようで、5月4日以降は砂山圭大郎(KRYが所在する山口県出身)がパーソナリティを担当している(4月27日の野球中継中止時も砂山が担当する予定であった)。 なお、中継予定が元々ない場合はFBC・KRYの2局ネットとなるが、KRYは18:20からの飛び乗り放送となるため、それまでの時間は事実上FBCのみのローカル放送となる。 2020年度はFBCも週末のナイター放送を取りやめたため、中継予定が元々ない場合は事実上KRYのみのローカル放送となり、18:20以前の部分は雨天中止による放送でしか流れないことになる。また、STVラジオは2020年度より日本ハム戦中止時には予備カードを設定せず、自社制作番組を放送する方針となったため、本番組についても放送の可能性が無くなった(その後2021年から、日本ハム戦の開催にかかわらず土・日のプロ野球中継はデーゲーム・ナイター問わず全廃となった)。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、公式戦の開幕が延期になったが、この年の4月から公式戦の開幕までの期間にもKRYではナイター放送枠で本番組が放送されていた。 2021年度は4月3日よりKRY向けに雨傘番組として始まりナイターが組まれない場合に放送され、中継予定試合中止の場合の雨傘番組としてのみ前年同様SFとABCでも設定された。8月22日(日)は当日の中日対阪神が高校野球の裏開催となったため、ABCでは唯一のナイターである広島対ヤクルトをRCCからネットする予定であったが、この試合が中止になったことから本番組が配信されることになった。日曜日に本番組が放送されるケースは、特番形式の『SET UPスペシャル』を含む場合は2012年9月23日以来、含まない場合は本名義となってから初めてのことであった[20]。2021年は2020年東京オリンピックの開催の影響により、7月と8月には公式戦が中断されたが、公式戦の中断期間にもKRYではナイター放送枠で本番組が放送されていた。 2022年度も4月2日より前年と同様の体制でナイターが組まれない日にKRY向けに放送されている。また、日曜日はABCラジオがタイガース戦のナイター開催日に予備カードを含めてすべて中止になった場合のみに放送されるが、この事例は7月10日に発生した[21]。なお、東海ラジオはこの年のみ、中継予定試合が予備も含めて中止となった場合、ほぼ同趣旨の音楽番組『ガッツナイタースペシャル ◯◯特集』をデーゲーム・ナイター共通で自社制作するようになったため一旦ネットを完全離脱しており、日曜日は事実上ABCラジオ専用の雨傘番組となっていたが、2023年は2021年までの状態に戻している。 単発特番2013年度のナイターオフ期間には、スポーツ部門が制作する単発の特別番組も『SET UPスペシャル』として放送することがある。いずれも文化放送ローカルで放送。
脚注
関連項目
外部リンク
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