KRLコミューターライン (インドネシア語 :KRL Commuterline )は、クレタ・コミューター・インドネシア (KAIコミューター)が運営するインドネシア のジャカルタ都市圏 の通勤電車 網の系統である[ 注釈 1] 。1925年にジャカルタ での運行を開始。現在までジャカルタメガロポリス で全7路線6系統が運行されている。
かつてはKRLジャボデタベック (インドネシア語 :KRL Jabodetabek )の愛称で親しまれた。ジャボデタベック はジャカルタ、デポック、ボゴールのジャカルタ首都圏の通称で、構成するジャカルタ Ja karta、ボゴール Bo gor、デポック De pok、タンゲラン Ta ngerang、ブカシ Bek asiの頭文字を組み合わせたものである。現在は冷房付各駅停車の系統名であるコミューターライン (インドネシア語 :Commuterline )に改められ現在は使用されていない。
日本では会社名を「インドネシア通勤鉄道会社」又は「KCI (Kereta Commuter Indonesiaの略)」・路線系統名を「コミューターライン[ 注釈 2] 」と表記される場合がある。なお、初期の鉄道雑誌等や一部の個人ブログでは「KRLジャボタベック」が運営会社・日本製中古車両の保有会社と表記する文章等もあるが、系統上の愛称であり、この表記は誤りである。 [要出典 ]
運営者
歴史
ジャカルタ都市圏の鉄道の電化は、オランダ統治時代の1925年にバタヴィア (現ジャカルタコタ )・ボゴール 間で実施されたことにはじまる[ 注釈 3] 。
インドネシア独立後
1954年には日本から旅客列車を購入していたが[ 5] 、しかしその後の電化の進展は滞り、1960年にはスカルノ 大統領によって渋滞の原因であり、乗客が減り続けていた電気路面電車の運行が停止された[ 5] 。
新たな動きが出てきたのは1970年代のことで[ 5] 、そこでは日本の円借款 を利用して旅客輸送改善を実施することになった。契約は1972年から1981年にかけて順次締結[ 5] 、これにより設備の近代化が図られ、車両面でも1976年からは気動車および電車の投入が開始され、1986年からは新製電車車内部品の現地組み立てが、また1995年からは車体を含む車両の現地組み立てが開始されている。
さらに、JICA(国際協力機構) は、1981年にマスタープランである「ジャカルタ大都市圏における鉄道輸送計画」を作成[ 5] 。これに基づき、円借款によるODA として、人口約2000 万人の圏域(約50 km圏)に約150 kmの都市鉄道ネットワークを整備する「ジャボタベック圏鉄道近代化事業」が実施された。このプロジェクトを「JABOTABEK鉄道プロジェクト」と称した[ 注釈 4] 。このプロジェクトの進展により、1984年当時は約5万人であったジャカルタ都市圏の鉄道利用者は、2010年には約36万人に拡大した[ 6] 。
本プロジェクトは、都市圏郊外圏と都心拠点とを結ぶ「郊外型サービス」を担うものとして計画された。ただし、ジャカルタ広域都市圏については、総合的な都市交通計画が存在しなかった。そのため、都心部地域内の短距離移動を担う「都心型サービス」の計画が全く進まないままに、「郊外型サービス」を担う本プロジェクトのみが進められるという状況が生じることになった。なお、既存の鉄道の資産(施設・用地、設備、運営組織、職員)を最大限活用するものとして進められたことも、本プロジェクトの特徴であった。
事業完成後の施設運営および維持管理は、当初インドネシア国鉄 (PJ.KA) を前身とする鉄道公社 (Perum KA)の第1ジャワ地域事業部 (DAOP I)が担当した。その後、1999年にPerum KA は民営化され、PT Kereta Api (PT KAI) となった。民営化はいわゆる「上下分離方式 」(インフラは公的機関が主導的に整備し、運行および維持管理を民間鉄道事業者に委ねる方式)により行われ、不動産は政府が保有し、車両等の動産はPT KAIに譲渡されることになった。
こののち、10両編成の日本製中古電車の導入やインドネシア現地製造の新造電車の追加導入が行われ、輸送力は強増された。しかし、設備等の不動産は前述の通り政府の所有のため、PT KAIと政府の間の交渉や対応等の問題から、変電所の容量不足による電圧低下でダイヤ通り電車の運行に支障が出る、駅プラットホームのかさ上げと延長が十分にされない、ジャカルタ・コタ駅の折り返し設備の10連化対応工事が遅延するなど、地上施設の更新や改良の遅れが目立つようになり、運営のちぐはぐな対応が問題となった[ 注釈 5] 。
KCJに分社化
10年間、PT KAIによる直接運営が続いていたが、上記の問題による運営の迅速化と更なるサービス向上のため、2008年9月15日にPT KAIのジャカルタ通勤鉄道事業を分社化した上でPT KAI Commuter Jabodetabek (略称.PT KCJ ) が設立された[ 5] 。なお、ジャカルタ首都圏内を発着するの中長距離列車は引き続きPT KAIが運営する。
KCJは元東急の中古車両を皮切りに、2009年から2020年にかけてJR東日本と東京メトロの冷房付きの中古車両を大量に導入。それに合わせて、車両に適応させるために各駅の改修やホームの嵩上げが進められた。2013年に電子乗車券(Commuter Electronic Ticketing、略称はCOMMET)を導入され、列車別運賃から距離別運賃へ移行したため、同一の線路上で異なる運賃制度による列車が運行されることとなった。また、冷房付き車両が導入が進んだことにより、2013年7月に非冷房車両を運行終了し、全ての電車が冷房付きの各駅停車系統「コミューターライン (インドネシア語 :Commuterline )」の運行が開始された[ 8] 。
JR東日本から導入された205系電車はその数で既存の中古導入車両を抜く存在となり、2015年4月1日のダイヤ改正では205系の10両17編成・8両22編成の全編成の投入により2014年6月の205系投入時は1日623本の運用であった運用が1日に822本に大増発、ブカシ線は205系の運用に統一され、ナンボ線にも205系8両編成による運用が開始されるなど、大きな効果を与えている。2016年1月からは中央線とブカシ線にて205系12両編成の運用も開始された[ 9] 。
2017年9月19日には、現在のPT Kereta Commuter Indonesia (略称.PT KCI )に改名した[ 5] 。
路線と運行
路線
色は路線図のラインカラーに対応。
コタ駅 ・ボゴール駅 間を結ぶ54.8 kmの複線。ジャヤカルタ駅 ・チキニ駅 間8.7 kmは1993年に日本の円借款 により複線高架化され、マンガライ駅 は2022年に立体化された。また途中にあるガンビル駅 は中長距離列車専用のため通過するが、ガンビル駅には引上げ線 ・機回し線 がなく機関車 の付け替えに本線がふさがれ、定時運行の障害になっている。マンガライ駅ではスカルノ・ハッタ国際空港 へのアクセス路線・スカルノ・ハッタ空港鉄道 (スカルノ・ハッタ空港鉄道は始発駅)と接続している。
支線 のチタヤン駅 ・ナンボ駅 間は18 kmの単線 で、かつては気動車 が直接ボコール線に乗り入れていた。2013年3月には電化されたものの、インドネシア運輸省 の認可がなかなか下りず旅客営業の予定が立っていなかったが、2015年から電車の運行が開始された。またナンボにはセメント 工場が有り、セメント運搬の専用貨物列車 も運用されている。これらの本路線は、ジャカルタとスラバヤを直通した最初の鉄道路線の一部で、乗客数の一番多い路線でもある。途中デポック駅 付近には車両基地が設けられているほか、デポック駅・ボゴール駅間の22 kmでは標高100 mを駆け上がる。線路はボゴール駅から先は非電化単線でスカブミ ・チランジャン を経てパダララン駅で南幹線に接続してPT KAI本社の有るバンドン へと続いているが、ボゴール駅・チランジャン駅間ではPT KAIの客車列車により折り返し運転が行われている。
ジャティネガラ駅からカンプンバンダン駅 とマンガライ駅 を経由してブカシ駅=チカラン駅で運用される複線。本路線は、ジャカルタからブカシ ・チカンペック ・チルボン ・スマラン を経由してスラバヤ へ向かう北幹線(全長720 km)の一部で、中長距離列車や貨物列車も走っている。また本路線はジャティネガラ駅からチカラン駅の間、最高速度95km/hの高速運転を行っている。マンガライ駅・ブカシ駅間18.5 kmの複々線化工事とブカシ駅・チカラン駅間17 kmまでの電化工事が日本の円借款により進められたが[ 10] 、工事の遅れにより、現在も完了していない。2017年10月にブカシ駅・チカラン駅間の電化工事は完了したが、工事期間の拡大から予算が不足し、タンブン駅では駅舎はプレハブ 小屋でプラットホームに屋根が設けられず、スコール 時に乗降客がホーム下に潜り込んで雨宿りする事態になっていた[ 11] 。ダイヤは中長距離列車が優先されており、電車の増発がされていない[ 11] 。
パサール・スネン駅はタナアバン駅方面行きのみ停車するが、ジャティネガラ駅行は通過する。
デュリ駅 ・タンゲラン駅 間19 kmの複線、タンゲラン 駅の一つ手前にあるに有るバトゥ・チェプール駅から分岐のスカルノ・ハッタ空港鉄道が2017年12月に開業[ 12] (スカルノ・ハッタ空港鉄道は、2019年10月時点でデュリ駅でスイッチバック してマンガライ駅 までを結んでいる)。この区間は突貫工事が行われ、ぶっつけ本番で運行開始する事となった[ 13] 。また、空港鉄道が乗り入れが絡むため、2018年3月29日から終日30分毎の運行に減便されデュリ駅が大混雑している[ 14] 。
タナアバン駅 ・スルポン ・パルンパンジャン ・ランカスビトゥン 間72.4 km。ジャカルタとスマトラ島 との連絡港の有るメラクをつなぐ142 kmの幹線の一部。嘗ては運転区間はタナアバン駅=スルポン駅間22 kmで変電所 の容量不足で電圧降下を頻繁におこしチョッパ制御やインバータ 制御の車両が入線出来なかったが、電力設備が増強され2009年9月にパルンパンジャン駅まで12 km電化区間が延長、さらに2013年4月にマジャ駅まで22 km電化区間が延長、2017年4月にランカスビトゥン駅まで電化され、運転区間が延長された。タナアバン駅・ランカスビトゥン駅間は複線。メラクから直通する貨物列車や旅客列車も運行されているほか、205系電車は10連で運用されている。
ジャカルタコタ駅 ・タンジュンプリオク駅 を結ぶ4駅8.1 kmの路線。この路線は、オランダ植民地政府 が建設した最初の電化路線の1つであった。
運行系統
ジョグジャカルタ線の路線図(クリックで拡大)
この他、クマヨラン - タンジュンプリオクが電化されているが、コミューターラインの列車は運行されていない。マンガライ - ブカシの複々線化が計画されている。
中長距離列車との分離のため、コミューターラインの列車はガンビル 、パサールスネン (ジャティネガラ方面)を通過する措置が取られている。
かつては複数の種別があったが、2013年よりコミューターラインの全列車が冷房付各駅停車「Commuter Line」に統一されている。
車両
新造車は日本 ・韓国 ・欧州 のメーカーから車両を輸入[ 15] していたほか、近年ではインドネシア国内のメーカーであるインダストリ・クレタ・アピ (PT INKA)からも車両を購入していた。
2014年にはインドネシアで運用される電車の95%は日本製であり、うち30%はJR東日本 の電車であった[ 5] 。その背景として、日本の中古車両は6~10億ルピア だが、国産メーカーPT INKAの新車価格は10億ルピアであり、日本が提示する価格には輸送費・保険料・運行準備費用も含まれていることが挙げられる[ 5] 。さらにINKAの生産能力は年間40両だが、車両需要はそれを上回っている[ 5] 。なお、現地の技師たちは「新造された205系」が最も欲しい車種であると語っているが、現在は生産は行われておらず、E231系 のような以後の車両は「あんなハイテク車両は我々には使いこなせない」と語っている[ 16] 。
車両史
1997年 のアジア通貨危機 以降、新車の導入が困難となり、なおも車両が大量に不足していたところに、姉妹都市の東京都 より軌間・架線電圧といった主要規格が同じ都営地下鉄6000形車両が2000年に無償譲渡され[ 5] 、それに合わせて「壊れたらその都度修理する」から『予防保全』と呼ばれる日本式の車両整備点検法(日数または走行距離に応じて行われる定期点検での車両の点検により、壊れる前の修理や調整、消耗部品の交換)を教えるため海外鉄道技術協力協会 や東京都交通局 のOBらの人材が派遣され、現地メンテナンススタッフの日本での研修、ODAによるデポック車両基地の建設などが行われた。導入された中古車両はバックゲージ[ 注釈 6] の違いから台車を一度分解して再調整され、塗装変更、前面スカートの取り付けと警戒色の赤に塗られ、正面窓に投石よけの金網[ 注釈 7] の取り付け、側面窓と扉窓にはガラス飛散防止の強化フィルムの貼付、乗降扉に低床ホームからの乗降のためのステップ、手すりの取り付けなどの改造が施されていた。
以後、1両20 m級・片側4ドア・アルミ もしくはステンレス 製車体の抵抗制御 の日本製中古車両の購入をしようとしたが、日本側の廃車時期との調整で妥協、普通鋼の旧国鉄 (JR東日本 )103系 、続いて界磁チョッパ制御 の東急 8000・8500系 を導入。2006-2007年の間に、日本から中古車両60台が寄贈されているが[ 5] 、これに絡んで日系商社を巻き込んでの汚職事件が発覚[ 17] 。
さらに「インドネシア国営企業PT INKAを育てるために2013年以降の日本製中古車両購入を中止する」との方針が示されたが、国産のKRL-I形電車 の故障が相次ぎ休車になったことで、信頼性に欠いたことから、東京メトロの7000系 ・6000系 ・05系 、JR東日本の203系電車 を導入、2013年には日本国内で大量の廃車が始まったJR東日本205系電車 の導入が開始され、それに合わせてJR東日本から205系のメンテナンススタッフが直接KCJへ派遣されメンテナンス法を指導、2020年まで日本で活躍した中古電車が大量導入された[ 18] [ 19] [ 20] [ 21] 。PT KAIは2008-2013年の間に日本の中古車両308両を輸入、2008-2015年の間には784両となった[ 5] 。
2009年以降に導入した中古車両は当時のPT KAI Commuter Jabodetabek(KCJ)が導入、PT KAIの保有車両とは塗装が異なるが、2015年末より全編成が「コミューター・ライン」の標準色に準じた塗装に変更された。「コミューター・ライン」への統一により、非冷房の電車「エコノミ」("Ekonomi")は2013年7月24日をもって営業運転を終了した。
現在の車両
2005年から2006年にかけて[ 5] 8両11編成が導入された冷房付きの電車。オールステンレス 車体、界磁チョッパ制御 。日本時代と同じT字型ワンハンドルコントローラー のままで使用されていて、1両あたりの購入価格は8億ルピア(約1200万円)と現地で報道された[ 22] 。導入当初からメンテナンス の容易性と強力な冷房装置で受け入れ側の評判は上々だったが、界磁チョッパ制御のため電圧降下 がしばしば発生するセルポン線には入線せず、ボゴール線・ブカシ線・中央線で急行 を中心に運用された[ 23] 。2009年に導入した8613Fは「PT KAI Commuter Jabodetabek」が初めて導入した車両であり、「JALITA」という愛称が付けられ運用されていたが、機器の故障により2014年に廃車された。その後8607F・8611F・8007F・8039FがJR東日本からの205系 によって置き換えられ廃車となった。また、8608Fが車両故障で4両が廃車、残る4両が休車となった。2017年8月3日と2017年9月3日、8003Fと8604Fは8007Fからの車を使用して12両編成となった[ 24] [ 25] 。2019年3月9日、8618Fは8607Fからの中間車4両を使用して12両編成となった[ 26] 。2019年3月10日、8612Fがボゴール〜チルブット間で脱線した。8612号車はひどく破損し、8712号車は横転して、8912号車は傾いた[ 27] 。8612Fは、損傷がなかった4両が8610Fに組み込まれた。休車となっていた8608Fのうち4両はパシルブングールに配給され、廃車となった。現在は、8604Fのみ、先頭車両の連結が行われている。
12両元東急車両編成
12両元東急車両編成
編成
号車
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
8003F
8003
8202
8104
8832
8735
8204
8108
8263
8142
8213
8103
8004
8604F
8604
8704
8904
8008
8007 (元8039)
8245
8711
8825
8719
8909
8804
8504
8610F
8610
8710
8951
0817
0717
8929
8812
0815
0715
8927
8810
8510
8618F
8618
8724
8911
8828
8743
8948
8807
8855
8753
8954
0811
8518
元東急電鉄8000系
元東急電鉄8500系
チカウム移動後の8613F(廃車体)
2021年以降の塗装
2010年 に8両4編成(+予備車8両)が導入された、冷房付きの電車。アルミ 車体、電機子チョッパ制御 。2013年 12月9日 に発生した、セルポン線 で踏切 上に立ち往生したタンクローリー と衝突し、運転士と乗客に死者が出た事故により7121F が廃車 された。 7117Fは、車両故障のため廃車になり、部品取り車となった。
2010年から2011年にかけて8両8編成(+予備車16両)が導入された。アルミ車体、高周波分巻チョッパ制御 。2012年10月にボゴール線チレブット駅で発生したポイント 事故により05-107Fの05-307号車が損傷し、2014年末にチカウム で編成ごと廃車された。また、05-105Fは事故、05-109は車両故障で廃車された。状態の悪かった05-102Fが出火し、自走不能となったが、運用に復帰した。なお、05-104Fは故障と復帰を繰り返していたが、一部車両が更新改造の種車となった。2024年1月にレトロフィット(更新改造)のため05-112F(一部中間車は他編成からの組み込み)がINKA工場に、その後に05-105Fが同じくINKAの工場があるMadiunに配給された。
2011年から2013年にかけて[ 5] 8両13編成(+予備車26両)の130両が導入された6105F・6106F・6107F・6111F・6112F・6113F・6115F・6123F・6125F・6126F・6127F・6133F・6134F。アルミ車体、電機子チョッパ制御 。日本での製造時期の差異で側面の窓ガラスの形状(田の字型2段上昇式ユニットサッシまたはバランサー付き一段下降式)、側面扉の窓の大小、隣の車両との貫通路 が広いものと狭いもの、扉が無く逆凸形ホロで繋がっているもの、冷房取付時の改造方法など、バリエーションに富んでいる。2012年10月6107Fが女性専用車 として登場したが、ほどなく他の編成と同じ状態に戻された。
その後、日本製中古車の導入はJRの205系に移行したが、導入可能な205系の車両が無くなり、2016年にVVVFインバータ制御に改修された6101F(2次試作車)・6108F・6116F・6117F・6118F・6131Fの6編成が導入され[ 28] 、続いて2017年に6119F・6120F・6121F・6124F・6129F・6132Fが、2018年には6122F・6130Fがそれぞれ導入されていた[ 29] [ 30] 。
なお、2014年に6112F、2015年11月に6113Fが車両故障で廃車となった[ 31] 。また、その後6111F・6125Fも車両故障で廃車となった。
8両元千代田線編成
8両元千代田線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
6105F
6105
6205
6305 (元6705)
6405
6505
6605
6905
6005
6106F
6106
6206
6306
6406
6506 (元6507)
6606
6706
6006
6107F
6107
6207
6307
6407
(元6426)
6507 (元6506)
6607
(元6611)
6707
6007
6115F
6115
6215
6315 (元6313)
6415
6515 (元6513)
6615
6715
6015
6123F
6123
6223
6323
6423
6523
6623
6923
6023
6126F(休車)
6126
6226
6326
6426
6526
6626
6926
6026
6127F
6127
6227
6327
6427
6527
6627
6927
6027
6133F
6133
6233
6333
6433
6533
6633
6933
6033
6134F
6134
6334
6434
6534
6634
6234
6934
6034
10両元千代田線編成
10両元千代田線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
6101F
6101
6201
6701
6601
6301
6401
6501
6801
6901
6001
6108F
6108
6308
6408
6508
6708
6808
6608
6208
6908
6008
6116F
6116
6316
6416
6516
6716
6816
6616
6216
6916
6016
6117F
6117
6317
6417
6517
6717
6817
6617
6217
6917
6017
6118F
6118
6318
6418
6518
6718
6818
6618
6218
6918
6018
6119F
6119
6319
6419
6519
6719
6819
6619
6219
6919
6019
6120F
6120
6320
6420
6520
6720
6820
6620
6220
6920
6020
6121F
6121
6321
6421
6521
6721
6821
6621
6221
6921
6021
6122F
6122
6222
6322
6422
6522
6622
6722
6822
6922
6022
6124F
6124
6224
6324
6424
6524
6624
6724
6824
6924
6024
6129F
6129
6229
6329
6429
6529
6629
6729
6829
6929
6029
6130F
6130
6230
6330
6430
6530
6630
6730
6830
6930
6030
6131F
6131
6231
6331
6431
6531
6631
6731
6831
6931
6031
6132F
6132
6232
6332
6432
6532
6632
6732
6832
6932
6032
チョッパ制御の東京メトロ6000系23編成
3レベルVVVFの東京メトロ6000系01編成
2レベルVVVFの東京メトロ6000系31編成
2011年に10両5編成が導入された[ 5] 。アルミ車体、電機子チョッパ制御。当初は中間車2両を抜いた8連で運用されたが、10連で運用予定の205系が試運転 中に老朽化した架線 の切断事故で感電 故障したために1編成が10両組成に復元され運用された[ 32] 。
8両・10両・12両203系編成
8両元常磐線編成
編成
号車
8
7
6
5
4
3
2
1
BOO108 元マト68
クハ203-108
モハ203-122
モハ202-122
サハ203-115
サハ203-116
モハ203-124
モハ202-124
クハ202-108
10両元常磐線編成
編成
号車
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
BOO106 元マト66
クハ203-106
サハ203-111
モハ203-116
モハ202-116
モハ203-1 (元モハ203-125)
モハ202-1 (元モハ202-125)
モハ203-118
モハ202-118
サハ203-112
クハ202-106
BOO109 元マト69
クハ203-109
サハ203-117
モハ203-125 (元モハ203-1)
モハ202-125 (元モハ202-1)
クハ202-1
クハ203-1
モハ203-127
モハ202-127
サハ203-118
クハ202-109
12両旧常磐線編成
編成
号車
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
BUD2 元マト52
クハ203-2
モハ203-4
モハ202-4
サハ203-3
サハ203-4
モハ203-6
モハ202-6
サハ203-117 (元モハ203-117)
サハ202-117 (元モハ202-117)
モハ203-3
モハ202-3
クハ202-2
オールステンレス車体、界磁添加励磁制御 。
2013年から2014年3月にかけて10両18編成が導入[ 33] され、2013年11月よりデポック電車区で車体の日本語 表記の消去・乗務員室の日本語表記の上に現地語のシール貼り付け・投石 対策のガラス飛散防止フィルム や前面への金網 設置、スカートの赤塗装など現地仕様に改造。日本と同じく10連で使用するためにボゴール駅-ジャカルタコタ駅間のホーム延長 工事が完成を受けて2014年3月5日から運用を開始した。2013年度導入された車両は埼京線 で使用された車両で18編成中15編成には6扉車の「サハ204」が2両連結されている[ 34] 。2014年には横浜線 で使用された約170両の導入が発表された[ 35] 。なお最初に送られた埼京線用車両はインドネシア運輸省の加速度性能に合わせるために限流値を320 A から340 Aに上げて対応、起動加速度 は2.8 km/h/s となった。2014年に送られたのは横浜線 で8連で運用されていた車両22編成(176両)で、パンタグラフ がシングルアーム式に換装されている。今後も2019年まで毎年160両程度の車両を導入する計画[ 32] で、2015年には南武線 で使用されていた6連20編成の120両が導入[ 36] され、当初予定では8連に組み替えるはずが6連を2編成繋いで12連で運用された他、6連のうちの中間車2両を横浜線仕様の8連に組み込み10連化、残った4連に6連を繋いで10連で運用されるなどして10連26編成・12連17編成で運用されていたが、うち12両が事故廃車されたため2016年11月現在では464両が在籍している[ 37] 。
2017年2月、編成番号がインドネシアの制度に変更された。インドネシアの編成番号制度はJRの制度とほぼ同様であり、車両基地の短縮記号とそれに先頭車の番号が続く。たとえば、BUD89編成は、先頭車(クハ)の番号は205-89号車と204-89号車(JR制度から保有されている車番号)で、ブキットデゥリ電車区が所有する編成である[ 38] 。ボゴール電車区の編成を示す短縮記号は「BOO」である[ 39] 。
なおJR東日本が武蔵野線 で使われていたVVVFインバータ制御 車である5000番台を含む42本を2018年3月から2020年にかけて譲渡することを発表しており[ 40] 、武蔵野線生え抜き編成には現地で排障器が取り付けられた。またM22・M23編成はジョグロ線電化開業により一時的に転属。転属にあたり、金網の撤去、スカートの切り詰め、乗務員ステップの取り換え、配給用の鎖、中間側のステップ撤去が行われている。また、ハエ15編成とハエ32編成が追突事故を起こし、廃車となった。ハエ15編成とハエ32編成の中で損傷の少なかった編成のみで新たに8連を組成した。M23編成は配給中に橋にぶつかりクーラーやパンタグラフを破損し、その後ホームにぶつかり床下機器が故障した。
元JR東日本埼京線205系電車
元JR東日本横浜線205系電車
元JR東日本南武線205系電車
元JR東日本武蔵野線205系(メルヘン)電車
6扉車の元サハ204
インドネシアの編成
元武蔵野線編成
元武蔵野線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
BUD12 元ケヨM26
クハ205-12
モハ205-5051
モハ204-5051
サハ205-150
サハ205-151
モハ205-5046
モハ204-5046
クハ204-12
BUD49 元ケヨM9
クハ205-49
モハ205-5017
モハ204-5017
サハ205-97
サハ205-98
モハ205-5018
モハ204-5018
クハ204-49
BUD101 元ケヨM51
クハ205-101
モハ205-270
モハ204-270
モハ205-271
モハ204-271
モハ205-272
モハ204-272
クハ204-101
DP48
元ケヨM7
クハ205-48
モハ205-5013
モハ204-5013
サハ205-95
サハ205-96
モハ205-5014
モハ204-5014
クハ204-48
元埼京線編成
元埼京線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
BOO17 元ハエ31
クハ205-17
サハ204-22
モハ205-49
モハ204-49
モハ205-50
モハ204-50
モハ205-51
モハ204-51
サハ204-23
クハ204-17
BOO42 元ハエ30
クハ205-42
サハ205-83
モハ205-124
モハ204-124
モハ205-125
モハ204-125
モハ205-126
モハ204-126
サハ205-84
クハ204-42
BOO89 元ハエ1
クハ205-89
サハ204-1
モハ205-237
モハ204-237
モハ205-238
モハ204-238
モハ205-239
モハ204-239
サハ204-2
クハ204-89
BOO92 元ハエ4
クハ205-92
サハ204-14
モハ205-246
モハ204-246
モハ205-247
モハ204-247
モハ205-248
モハ204-248
サハ204-34
クハ204-92
BOO95 元ハエ7
クハ205-95
サハ204-38
モハ205-255
モハ204-255
モハ205-256
モハ204-256
モハ205-257
モハ204-257
サハ204-39
クハ204-95
BOO99 元ハエ11
クハ205-99
サハ204-20
モハ205-267
モハ204-267
モハ205-268
モハ204-268
モハ205-269
モハ204-269
サハ204-21
クハ204-99
BOO120 元ハエ12
クハ205-120
サハ204-24
モハ205-326
モハ204-326
モハ205-327
モハ204-327
モハ205-328
モハ204-328
サハ204-25
クハ204-120
BOO121 元ハエ13
クハ205-121
サハ204-26
モハ205-329
モハ204-329
モハ205-330
モハ204-330
モハ205-331
モハ204-331
サハ204-27
クハ204-121
BOO122 元ハエ14
クハ205-122
サハ204-28
モハ205-332
モハ204-332
モハ205-333
モハ204-333
モハ205-334
モハ204-334
サハ204-29
クハ204-122
BOO126 元ハエ18
クハ205-126
サハ204-11
モハ205-344
モハ204-344
モハ205-345
モハ204-345
モハ205-346
モハ204-346
サハ204-48
クハ204-126
BOO128 元ハエ20
クハ205-128
サハ204-5
モハ205-350
モハ204-350
モハ205-351
モハ204-351
モハ205-352
モハ204-352
サハ204-10
クハ204-128
BOO137 元ハエ26
クハ205-137
サハ205-148
モハ205-370
モハ204-370
モハ205-371
モハ204-371
モハ205-372
モハ204-372
サハ205-149
クハ204-137
BOO141 元ハエ22
クハ205-141
サハ204-37
モハ205-380
モハ204-380
モハ205-381
モハ204-381
モハ205-382
モハ204-382
サハ204-45
クハ204-141
BOO142 元ハエ23
クハ205-142
サハ204-12
モハ205-383
モハ204-383
モハ205-384
モハ204-384
モハ205-385
モハ204-385
サハ204-40
クハ204-142
BOO144 元ハエ25
クハ205-144
サハ204-13
モハ205-389
モハ204-389
モハ205-390
モハ204-390
モハ205-391
モハ204-391
サハ204-49
クハ204-144
元横浜線編成
元横浜線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
BOO15 元クラH28
クハ205-15
サハ205-29
モハ205-43
モハ204-43
モハ205-45
モハ204-45
モハ205-187
モハ204-187
サハ205-30
クハ204-15
BOO61 元クラH1
クハ205-61
サハ205-121
モハ205-181
モハ204-181
モハ205-192
モハ204-192
モハ205-182
モハ204-182
サハ204-101
クハ204-61
BOO62 元クラH2
クハ205-62
サハ205-122
モハ205-183
モハ204-183
モハ205-184
モハ204-184
モハ205-191
モハ204-191
サハ204-102
クハ204-62
BOO67 元クラH7
クハ205-67
サハ205-127
モハ205-210
モハ204-210
モハ205-193
モハ204-193
モハ205-194
モハ204-194
サハ204-107
クハ204-67
BOO69 元クラH9
クハ205-69
サハ205-129
モハ205-197
モハ204-197
モハ205-228
モハ204-228
モハ205-198
モハ204-198
サハ204-109
クハ204-69
BOO71 元クラH11
クハ205-71
サハ205-131
モハ205-201
モハ204-201
モハ205-202
モハ204-202
モハ205-90
モハ204-90
サハ204-111
クハ204-71
BOO72 元クラH12
クハ205-72
サハ205-132
モハ205-203
モハ204-203
モハ205-88
モハ204-88
モハ205-204
モハ204-204
サハ204-112
クハ204-72
BOO73 元クラH13
クハ205-73
サハ205-133
モハ205-205
モハ204-205
モハ205-209
モハ204-209
モハ205-206
モハ204-206
サハ204-113
クハ204-73
BOO78 元クラH18
クハ205-78
サハ205-138
モハ205-215
モハ204-215
モハ205-222
モハ204-222
モハ205-216
モハ204-216
サハ204-118
クハ204-78
BOO79 元クラH19
クハ205-79
サハ205-139
モハ205-217
モハ204-217
モハ205-221
モハ204-221
モハ205-218
モハ204-218
サハ204-119
クハ204-79
元埼京線・横浜線編成
元埼京線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
BUD143 元ハエ24
クハ205-143
サハ204-41
モハ205-388
モハ204-386
モハ205-387
モハ204-387
モハ205-277
モハ204-277
モハ205-188
モハ204-188
サハ204-47
クハ204-143
元横浜線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
BUD64+83 元クラH4+H23
クハ205-64
モハ205-227
モハ204-227
クハ204-64
クハ205-83
モハ205-225
モハ204-225
サハ205-143
モハ205-226
モハ204-226
サハ204-123
クハ204-83
BUD68+66 元クラH8+H6
クハ205-68
モハ205-195
モハ204-195
サハ205-128
サハ204-108
モハ205-196
モハ204-196
クハ204-68
クハ205-66
モハ205-361
モハ204-361
クハ204-66
DP74+30 元クラH14+H27
クハ205-74
モハ205-207
モハ204-207
サハ205-134
サハ204-114
モハ205-208
モハ204-208
クハ204-74
クハ205-30
モハ205-357
モハ204-357
クハ204-30
BUD75+77 元クラH15+H17
クハ205-75
モハ205-61
モハ204-61
クハ204-75
クハ205-77
モハ205-213
モハ204-213
サハ205-137
モハ205-214
モハ204-214
サハ204-117
クハ204-77
BUD81+82 元クラH21+H22
クハ205-81
モハ205-55
モハ204-55
クハ204-81
クハ205-82
モハ205-223
モハ204-223
サハ205-142
モハ205-224
モハ204-224
サハ204-122
クハ204-82
BUD84+85 元クラH24+H25
クハ205-84
モハ205-67
モハ204-67
クハ204-84
クハ205-85
モハ205-229
モハ204-229
サハ205-145
モハ205-230
モハ204-230
サハ204-125
クハ204-85
元南武線編成
元南武線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
DP18+23 元ナハ34+39
クハ205-18
モハ205-52
モハ204-52
サハ204-124
サハ205-144
モハ205-54
モハ204-54
クハ204-18
クハ205-23
モハ205-69
モハ204-69
クハ204-23
BUD20+87 元ナハ36+3
クハ205-20
モハ205-58
モハ204-58
モハ205-60
モハ204-60
クハ204-20
クハ205-87
モハ205-233
モハ204-233
モハ205-234
モハ204-234
クハ204-87
BUD22+27 元ナハ38+43
クハ205-22
モハ205-64
モハ204-64
モハ205-66
モハ204-66
クハ204-22
クハ205-27
モハ205-79
モハ204-79
モハ205-81
モハ204-81
クハ204-27
BUD24+25 元ナハ40+41
クハ205-24
モハ205-70
モハ204-70
モハ205-72
モハ204-72
クハ204-24
クハ205-25
モハ205-73
モハ204-73
モハ205-75
モハ204-75
クハ204-25
BUD26+21 元ナハ42+37
クハ205-26
モハ205-76
モハ204-76
サハ204-115
サハ205-135
モハ205-78
モハ204-78
クハ204-26
クハ205-21
モハ205-63
モハ204-63
クハ204-21
BUD28+19 元ナハ44+35
クハ205-28
モハ205-82
モハ204-82
サハ204-121
サハ205-141
モハ205-84
モハ204-84
クハ204-28
クハ205-19
モハ205-57
モハ204-57
クハ204-19
BUD88+86 元ナハ4+2
クハ205-88
モハ205-235
モハ204-235
モハ205-21
モハ204-21
クハ204-88
クハ205-86
モハ205-13
モハ204-13
モハ205-15
モハ204-15
クハ204-86
BUD129+102 元ナハ8+7
クハ205-129
モハ205-353
モハ204-353
モハ205-354
モハ204-354
クハ204-129
クハ205-102
モハ205-274
モハ204-274
モハ205-275
モハ204-275
クハ204-102
BUD132+133 元ナハ11+12
クハ205-132
モハ205-359
モハ204-359
サハ204-106
サハ205-126
モハ205-360
モハ204-360
クハ204-132
クハ205-133
モハ205-362
モハ204-362
クハ204-133
BUD134+131 元ナハ13+10
クハ205-134
モハ205-363
モハ204-363
サハ204-30
サハ205-59
モハ205-364
モハ204-364
クハ204-134
クハ205-131
モハ205-358
モハ204-358
クハ204-131
元武蔵野線編成
元武蔵野線編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
BUD13+16 元ケヨM29+M34
クハ205-13
モハ205-5057
モハ204-5057
サハ205-154
サハ205-155
モハ205-5058
モハ204-5058
クハ204-13
クハ205-16
モハ205-5067
モハ204-5067
クハ204-16
BUD33 元ケヨM24
クハ205-33
モハ205-5006
モハ204-5006
サハ205-65
サハ205-66
モハ205-5014
モハ204-5014
サハ205-87
サハ205-88
モハ205-5048
モハ204-5048
クハ204-33
BUD43 元ケヨM12
クハ205-43
モハ205-5020
モハ204-5020
サハ205-99
サハ205-100
モハ205-5024
モハ204-5024
サハ205-113
サハ205-114
モハ205-5032
モハ204-5032
クハ204-43
DP50+57 元ケヨM10+M16
クハ205-50
モハ205-5019
モハ204-5019
サハ205-85
サハ205-86
モハ205-5023
モハ204-5023
クハ204-50
クハ205-57
モハ205-5031
モハ204-5031
クハ204-57
BUD51 元ケヨM27
クハ205-51
モハ205-5027
モハ204-5027
サハ205-89
サハ205-90
モハ205-5053
モハ204-5053
サハ205-101
サハ205-102
モハ205-5054
モハ204-5054
クハ204-51
DP52 元ケヨM28
クハ205-52
モハ205-5055
モハ204-5055
クハ204-53
クハ205-53
モハ205-5056
モハ204-5056
サハ205-103
サハ205-104
モハ205-5060
モハ204-5060
クハ204-52
DP58 元ケヨM18
クハ205-58
モハ205-5035
モハ204-5035
サハ205-105
サハ205-106
モハ205-5036
モハ204-5036
サハ205-115
サハ205-116
モハ205-5059
モハ204-5059
クハ204-58
BUD103 元ケヨM36
クハ205-103
モハ205-5068
モハ204-5068
サハ205-158
サハ205-159
モハ205-5071
モハ204-5071
サハ205-218
サハ205-219
モハ205-5072
モハ204-5072
クハ204-103
DP145 元ケヨM14+M35
クハ205-45
モハ205-5069
モハ204-5069
サハ205-31
サハ205-32
モハ205-5070
モハ204-5070
クハ204-145
クハ205-145
モハ205-5028
モハ204-5028
クハ204-45
DP46
元ケヨM4
クハ205-46
モハ205-5061
モハ204-5061
サハ205-92
サハ205-91
モハ205-5007
モハ204-5007
サハ205-224
サハ205‐225
モハ205-5039
モハ204-5039
クハ204-46
DP47
元ケヨM6
クハ205-47
サハ205-64
モハ205‐5043
モハ204‐5043
サハ205‐93
モハ205-5011
モハ204‐5011
サハ205‐94
モハ205‐5012
モハ204-5012
サハ205‐63
クハ204‐47
DP43
元ケヨM12
クハ205-43
モハ205-5023
モハ204-5023
サハ205‐85
サハ205‐86
モハ205-5024
モハ204-5024
サハ205‐99
サハ205‐100
モハ205-5020
モハ204-5020
クハ204‐43
DP8
元ケヨM13
クハ205-8
モハ205‐5046
モハ204-5046
サハ205‐218
サハ205‐217
モハ205-5051
モハ204-5051
サハ205‐150
サハ205‐151
モハ205‐5026
モハ204-5026
クハ204-8
DP29
元ケヨM15
クハ205‐29
モハ205-5029
モハ204-5029
サハ205‐208
サハ205‐153
モハ205-5030
モハ204-5030
クハ204‐12
クハ205‐12
モハ205-5025
モハ204-5025
クハ204‐29
DP58
元ケヨM18
クハ205‐58
モハ205-5036
モハ204-5036
サハ205‐115
サハ205‐116
モハ205-5035
モハ204-5035
サハ205‐105
サハ205‐106
モハ205-5059
モハ204-5059
クハ204‐58
DP5
元ケヨM20
クハ205‐5
モハ205-5010
モハ204-5010
サハ205‐226
サハ205‐227
モハ205-5034
モハ204-5034
クハ204‐10
クハ205‐10
モハ205-5009
モハ204-5009
クハ204‐5
DP52
元ケヨM28
クハ205-52
モハ205-5056
モハ204-5056
サハ205‐103
サハ205‐104
モハ205-5055
モハ204-5055
クハ204‐53
クハ205‐53
モハ205-5060
モハ204-5060
クハ204‐52
DP14
元ケヨM32
クハ205‐14
サハ205‐156
モハ205-5064
モハ204-5064
サハ205‐230
モハ205-5045
モハ204-5045
サハ205‐231
モハ205-5063
モハ204-5063
サハ205‐157
クハ204‐14
BUD148
元ケヨM63+M64
クハ205‐147
モハ205‐401
モハ204‐401
モハ205‐402
モハ204‐402
モハ205‐398
モハ204‐398
クハ204‐147
クハ205‐148
モハ205‐403
モハ204‐403
クハ204‐148
インドネシア初の国産電車として、2001年にPT INKAで4両編成の20 m級片側3扉の軽量ステンレス電車2編成が日本車両 の技術支援で製造された。電装品は日本の東芝 製のIGBT素子VVVFインバータ制御 で、前面・側面・車内扉上部にLED による行先表示機が採用されるなど、新機軸が多数盛り込まれた。しかし、2003年の運用開始後故障が頻発して運用から離脱、2007年に改修されて環状線の運用に投入されたが利用実績が芳しくなくほどなく運転終了、その後はジャカルタ・コタ駅 - マンガライ駅間のフィーダー 運転に入ることが多かった[ 42] 。しかし、運用から外れ休車状態[ 43] 。チカウム駅 に放置されている。
ドイツ復興金融公庫 からの支援で次期標準型車両として2010年にインダストリ・クレタ・アピで製造された電車。車体はKRL-I形をベースにしているが、側面のビードが廃止され、前照灯 の配置が変更された。新製車としては初めて客室の後部LCDモニター と運転台 にTIMS を設置。電装品はドイツのボンバルディア・トランスポーテーション 製でVVVFインバータ制御。4両10編成が在籍。2021年現在はジャワ島中部、ジョグジャカルタ=ソロ間の区間運転に使用されている。
i9000編成
i9000編成
編成
号車
1 (TC)
2 (M1)
3 (M2)
4 (TC)
1編成
K3 1 11 01
K3 1 11 02
K3 1 11 03
K3 1 11 04
2編成
K3 1 11 05
K3 1 11 06
K3 1 11 07
K3 1 11 08
3編成
K3 1 11 09
K3 1 11 10
K3 1 11 11
K3 1 11 12
4編成
K3 1 11 13
K3 1 11 14
K3 1 11 15
K3 1 11 16
5編成
K3 1 11 17
K3 1 11 18
K3 1 11 19
K3 1 11 20
6編成
K3 1 11 21
K3 1 11 22
K3 1 11 23
K3 1 11 24
7編成
K3 1 11 25
K3 1 11 26
K3 1 11 27
K3 1 11 28
8編成
K3 1 11 29
K3 1 11 30
K3 1 11 31
K3 1 11 32
9編成
K3 1 11 33
K3 1 11 34
K3 1 11 35
K3 1 11 36
10編成
K3 1 11 37
K3 1 11 38
K3 1 11 39
K3 1 11 40
保線車両
レール を常に良好な状態に維持させるために欠かせないのが保線 作業である。その作業や工事に必要なマルチプルタイタンパー (通称:マルタイ車、現地ではアルファベットの頭文字よりMTT車と呼ばれる)やバラストスイーパー 、レール削正車 については、世界的に有名なオーストリア のプラッサー&トイラー 社製の車両が使用されている。
インドネシアでは1980年代より新車でこれらの保線車両を導入してきたが、中には他の電車と同様、日本からの支援込みで導入された中古の個体もあり、それらは主にJR グループの他、私鉄 ・公営 公団 で運用されていたものが多い。日本から中古で導入された個体は、日本国内において、京都議定書 に基づいたNOx法 (排出ガス規制 )基準をクリアした同社製の新型機材に置き替えられて余剰となった背景を持つ場合もある。
過去の車両
新造車両
KL3-76/78/83/84/86/87形 "Rheostatik" 日本車輌製造 /川崎重工業 /日立製作所 (日本)製電車
1976年から1987年にかけて大量に導入された[ 5] 非冷房車。付随制御車2両の間に電動車2両をはさむ4両編成で、車体長20 m、車体幅2990 mm(最大幅3180 mm)。主要機器は共通であるが、最初に導入されたKL3-76形が2扉車であるのに対し、KL3-78/83/84/86/87形は3扉車である。また、KL3-76/78/83/84形が普通鋼車体であるのに対し、KL3-86/87形はステンレス車体を持つ[ 5] 。なお、KL3-86/87形は現地産業振興と技術力向上の観点より車内一部部品の現地組み立てを採用している。
愛称の"Rheostatik"は「抵抗制御」を意味するインドネシア語の単語で、2013年のEkonomi(非冷房各駅停車)全廃まで37年に渡り活躍した。日立製作所製の主電動機・HS-836系は日本国内において西武鉄道 や伊豆箱根鉄道 で採用されたものと同型で、日本国有鉄道のMT46およびMT54系列とは親戚の関係に当たる。
KL3-78形以降の3扉車
KL3-76形は2扉車
2扉車と3扉車の混結編成
KL3-86/87形はステンレス製の車体を持つ
KL3-92/93形 "ABB-Hyundai" 現代精工(韓国) 製電車
1992年から1993年にかけて4両2編成が導入された、ステンレス車体の電車。契約主は日本の総合商社丸紅 、電装品はスイスのアセア・ブラウン・ボベリ 製で、VVVFインバータ制御であるが、冷房装置は搭載されていない。電装品の不調や事故による離脱が続き、2000年頃にはジャカルタ近郊から撤退。電気式気動車に改造の上、ジャワ島内の他地区へ転用された。
KL3-94/96/97/98/99/2000/2001形 "Holec" ボンバルディア・ユーロレイル(ベルギー) (フランス語版 ) 製電車
1994年から2001年にかけて4両32編成が導入された、ステンレス車体の電車。車体と台車はボンバルディア・トランスポーテーション の傘下に入っていたベルギーのラ・ブルジョワーズ・エ・ニヴェル(通称BN)の工場製、電装品はオランダのHolec N.V.(導入途中の1998年にイギリスのDelta plcが買収)製でVVVFインバータ制御を採用。1996年以降はボンバルディアの技術支援によりインドネシアのインダストリ・クレタ・アピにおいてノックダウン生産および組立が行われた。この車両も冷房は搭載せずに落成している。2012年頃にはジャカルタ近郊から一旦撤退したものの、2014年に8両3編成がインダストリ・クレタ・アピにて床材・機器類の交換、GPS・TIMS ・冷房設備の設置などのリニューアルを行い運用に復帰。この際に電装品は韓国の宇進産電 (우진산전 )製に交換され、面目を一新したものの、短時間で再び運用を離脱した。
電気式気動車に改造の上、ジャワ島内の他地区へ転用されて現役を続けるものもある。
KL3-97形 "Hitachi" 日立製作所 (日本)製電車
1997年に4両6編成が導入された電車。ステンレス車体、VVVFインバータ制御で、冷房は搭載していない。上記のKL3-94/96/97/98/99/2000/2001形 "Holec"と同時期に、こちらは日立製作所の技術支援によりインドネシアのインダストリ・クレタ・アピおいて組立が行われ、最終的に6編成中5編成が同所にて完成している。2013年のEkonomi(非冷房各駅停車)全廃まで活躍したほか、一部は電気式気動車へ改造。
譲渡車両
Hibah(東京都交通局 6000形 )
2000年に72両が導入された。東京都より無償譲渡されたため贈り物を意味する“Hibah”の愛称をもつ(ただし輸送費と改造費用はインドネシア側が負担)、合わせてメンテナンス や規格 の専門家が日本から派遣指導した。原型7編成とインドネシアのPT INKAで運転台 を取り付けた4編成の計11編成が在籍し、編成の自由度が高いことから頻繁に組換が行われている。セミステンレス 車体、抵抗制御。2010年からは6121号車は「KL1-6121(元番号)」をつける形で現地番号が付けられたが2012年に「K1 1 00 01(旧6121号車)」-「K1 1 00 49(旧6288号車)」・「K1 1 01 01(旧6151号車)」-「K1 1 01 23(旧6257号車)」とのナンバーが取り付けられた[ 44] 。『K1 1 00 01』とは最初の「K」は旅客用車両、次の「1」は1等車(エクセクティフ)、その次の「1」は電車を表し、次の二桁は導入された年の西暦の下二桁を、最後の2桁は導入順の番号を表している[ 45] 。2008年から2009年にかけて発生した追突事故により6252(「K1 1 01 21」)と6155(「K1 1 01 03」)が使用不可能となった。老朽化や205系の導入によって置き換えが始まり2016年中に運用を終了し、一部編成はCikaum駅に廃車回送された[ 46] 。なお、6181Fは保存されている。
JR 103(東日本旅客鉄道 103系 )
2004年にケヨE20、21、22、27の4両4編成が導入された。普通鋼 車体 、抵抗制御。Mc-M´-T-TcとTc-M-M´-Tcが2編成ずつ、運転席も通常タイプとATC 準備の高運転台仕様がある。元は京葉車両センター に所属し武蔵野線 で活躍していた車両で、購入価格は16両で102億ルピア(約1億3千200万円)、プラス日本からの輸送費と現地報道された[ 47] 。現地番号は「K1 1 04 01」から「K1 1 04 16」これは2004年に導入された1番目 - 16番目の車両をあらわしている。老朽化や205系導入により2016年中に運用を終了し、全編成が廃車された。
Seri 5000(東京地下鉄 5000系 )とSeri 1000(東葉高速鉄道 1000系 )
両社に残っていたセミステンレス車体で冷房装置取付・制御回路を抵抗制御から界磁添加励磁制御 に更新した最後のグループ、8両6編成(+予備車12両)が2006年から2007年にかけて導入された。譲渡関連契約がもう少し早ければさらに多くの車両の譲渡が実現したものと推定されている[ 48] 。この車両の導入にはインドネシア運輸省鉄道総局の主導で進められたが、その導入過程で汚職事件 が発覚、汚職撲滅委員会によって運輸省鉄道総局長が逮捕され国庫に18億9千万ルピアの損害を与えたとして禁固 3年、罰金1億ルピアの判決が言い渡された。
2017年6月に1000形1080編成は運用開始から再び10両編成化され、これに伴い運用から離脱した1090編成の2両の中間車(1094と1095)は1080編成に組み込まれた[ 49] 。そして7月に5000系67編成は同様に10両編成化され、組み込まれた中間車は同じく1000形1090編成の中間車(今度は1092と1093)[ 41] [ 50] 。
一方、1000形06編成と5000系66編成は廃車となっており、Cikaum駅へ機関車牽引によって回送された。また、1000形1080編成と5000系67編成に組み込まれていない1000形1090編成の4台の残り車両はデポック電車区の保留車として留置(2022年1月23日廃車回送)、
1080FはDepok電車区、5817FはDepok Baru駅の中線に留置(2022年1月23日廃車回送)されている。
元東葉高速鉄道1000形と元東京メトロ5000系編成
元東葉高速鉄道1000形と元東京メトロ5000系編成
編成
号車
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1080F
1081
1082
1083
1084
1085
1086
1094
1095
1089
1080
5817F
5817
5246
5632
5359
5127
5927
1092
1093
5251
5017
8両旧営団5000系電車
10両旧営団5000系電車
10両旧東葉高速鉄道1000系電車
デポック、ブキット・ドゥリ・ボゴールの3か所の車両基地に所属し、それぞれの基地で定期検査を受ける。簡単な日常検査は留置線の有るジャカルタコタ、ブカシ、チカラン、タンゲラン、スルポン、パルンパンジャン、ランカスビテゥンの各駅でも行われている。
バライ・ヤサ・マンガライ
マンガライ駅 の西に隣接する13.8haの敷地の車両工場。1920年に開設された車両整備工場で、現在はPT KAIの本社直轄で最大の工場。KRLジャポタベックの電車の2年に1回の全般検査も行われる。ほかPT KAIの機関車・客車・貨車のメンテナスや改造、修理・1924年に電化されたときに導入された電気機関車 のレストアなども行われた[ 51] 。
デポック電車区
デポック市の南部に、2008年日本の援助で造られた車両基地 。当時の主力だった都営6000形や東急8500系など長編成に対応した電車基地である。元東京メトロ車両は当区に所属している。敷地面積約26ヘクタール、14線の側線を持ち最大220両の車両を収容できる。マンガライ車両整備工場と同様に、全般検査や車輪交換、日本から輸入された電車の改装も行える検修庫を併設。全般検査は20から30日かけて、徹底的に分解整備される。
ブキット・ドゥリ電車区
マンガライ駅の南東約1.5kmの地点に位置し、車両留置機能と修繕機能を有しており、デポック車両基地が完成するまでは、主に同基地で電車の修繕を行っていた。ピット線兼留置線が7線、洗浄線兼留置線が1線、大規模修繕用の線路が1線ある。12連20編成と10連7編成、4連3編成が当区に所属。
ボゴール電車区
ボゴール駅の北東側に位置し、3日間・1カ月・3カ月・半年・1年の定期検査が行われる。10連23編成と8連9編成が当区に所属。
乗車券
KAIコミューターがKRLコミューターライン用に発売しているカードは1種類で、マルチトリップカードである。 以前は、1回のみ利用できる「シングル・トリップ・カード」もあった。 しかし、2022年9月3日以降、KAIコミューターはシングルトリップカードを正式に廃止した[ 52] 。
KAIコミューターのマルチトリップカードは、Suica と同じFeliCa 技術を採用している。 マルチ・トリップ・カードの価格は50,000IDR(残高30,000IDRを含む)。 有効期限はなく、最低残高5,000ルピアから利用できる。 残高が少なくなった場合は、自動販売機またはチケットカウンターで補充することができる。 2021年10月より、マルチ・トリップ・カードはジャカルタ地下鉄 、ジャカルタ・ライトレール、ジャボデベック・ライトレール、トランスジャカルタ BRTなど他の公共交通機関でも使用できるようになる[ 53] 。
KAIコミューターのマルチ・トリップ・カードに加え、他の銀行のICカードもKRLコミューターサービスで利用できる[ 54] :
• Tapcash (銀行BNI)
• BRIZZI (銀行BRI)
• E-Money (銀行Mandiri)
• Flazz (銀行BCA)
カードに加え、KRLコミューターラインの乗客はアプリも利用できる[ 55] :
• GoJek
• KAI Access
アプリを使用するには、両方のアプリで乗車券を注文し、駅の改札口でアプリのQRコードをスキャンする必要がある。
ジャカルタ首都圏のKRLコミューターラインの運賃は走行距離に応じて設定され(「プログレッシブ運賃」)、最初の25キロメートルまでは3,000ルピア、以降10キロメートルごとに1,000ルピアとなる。これらの運賃はインドネシア政府によって補助されている。2016年、インドネシア政府はKRLコミューターラインに1.1兆ルピアの公共サービス義務を割り当てた。
KRLコミューターライン・ジョグジャカルタ線の切符料金は1回の乗車で8,000ルピアである[ 56] [ 57] [ 58] 。
脚注
注釈
^ KRLは、Kereta rel listrikの略、インドネシア語で電車をあらわす。
^ 通勤鉄道路線の意味。
^ シーメンス 社製の電車が運行されていたが、インドネシア独立後は主に電気機関車牽引の客車列車が運行されていたという。
^ このことから、本鉄道が「ジャボタベック強化鉄道」もしくは「ジャボタベック」と紹介されることがあった。
^ 2013年に輸出された205系電車は11月に運用できる状態なのにジャカルタコタ駅の折り返し線の改良工事の完成する2014年3月まで運用出来なかった。また老朽化した架線の切断事故で運用開始直後の205系1編成が修理のため運用離脱した[ 7] 。
^ 車輪のフランジ の内側の幅が日本は990 mm・インドネシアは1000 mm
^ 同国の経済状況が大きく悪化した1990年代後半より、沿線の一部区間において、主に子供による列車への投石行為が目立つようになった。動機としては「いたずら」が最も多いとされるが、車両内に石が直撃して乗客や乗務員が負傷する事例が起き、PT KAIは沿線の子供とその保護者へ行為の危険性を説明し、やめさせるように促している。その取り組みの結果、行為が大きく減少したことから、金網を外す車両が増加している。
出典
^ “Tahun Ini, KRL Commuter Line Bidik 1,2 Penumpang/Hari ” (インドネシア語). CNBC Indonesia (10 March 2019). 18 March 2019 閲覧。
^ Post, The Jakarta (2018年1月5日). “'Government subsidy unequal to commuter train passenger target'” . The Jakarta Post . https://www.thejakartapost.com/news/2018/01/05/government-subsidy-unequal-to-commuter-train-passenger-target.html
^ “Jakarta's Commuter Line Train Gets Ready for More Passengers in 2018 ” (11 January 2018). 2018年1月11日 閲覧。
^ “Pengguna KRL Jabodetabek Disebut Capai 1,2 Juta Orang Per Hari ” (19 June 2022). 2022年6月 閲覧。
^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Prasodjo, H (2019). “The Imports of Used KRL as Indonesia's Dependency on Japan in Electric Train Technology” . Global Local Interactions: Journal of International Relations 1 (2): 10-21. https://ejournal.umm.ac.id/index.php/GLI/article/view/12802 .
^ 『JICA's World December2010』p9.(独)国際協力機構
^ 「鉄道ファン」2014年6月号・同11月号の記事より。
^ “Sekilas PT Kereta Commuter Indonesia ” (インドネシア語). ケレタ・コミューター・インドネシア . 2020年10月29日 閲覧。
^ 「ジャカルタの205系」『鉄道ファン』2016年7月。
^ “インドネシア ジャワ幹線鉄道電化、複々線化工事を受注 ”. 住友商事 . 2021年8月12日 閲覧。
^ a b 高木, 聡 (2018年1月14日). “乗客が「駅ホーム下」で雨宿りする複雑な事情” . 週刊東洋経済 : pp. 1-3. https://toyokeizai.net/articles/-/202390 2021年8月12日 閲覧。
^ “ようやくジャカルタ空港への 空港鉄道 、11日開通”. グローバルニュースアジア. (2017年12月10日). https://globalnewsasia.com/article.php?id=4799&country=10&p=2
^ “工事完了と同時に、客を乗せた列車が通過” . 東洋経済オンライン. (2017年12月16日). https://toyokeizai.net/articles/-/200981
^ 「初めてのジャカルタテツ入門ガイド」『鉄道ファン』第686号、2018年6月、134-137頁。
^ 日本:日本車輌製造 ・川崎重工業 ・日立製作所 、韓国:現代精工 (Hyundai、後の現代ロテム (Hyundai Rotem) )(電装品はスイス ABB )、欧州:BN(ベルギー 、現ボンバルディア )(電装品はHolec(オランダ 、現Eaton ))、PT INKAでのノックダウン製造分も含む
^ “「南武線スマホ紛失」海外の発見者は人生激変” . 東洋経済オンライン. (2017年4月7日). p. 2. https://toyokeizai.net/articles/-/166438?page=2
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斎藤幹雄「東南アジアを走るニッポンの廃車両」枻出版社 2011年6月 ISBN 978-4-7779-1973-4
古賀俊行「インドネシア鉄道の旅 魅惑のトレイン・ワールド」潮書房光人社 2014年7月 ISBN 978-4-7698-1573-0
関連項目
外部リンク