2008年のインディカー・シリーズ
2008年のインディカー・シリーズは、インディカー・シリーズの13年目のシーズンとなる。1996年のCART・IRLの分裂以後、アメリカ生まれのオープンホイールカテゴリーとして違う道を歩んできたインディカー・チャンプカーがこの年明けに急転直下の合併発表を行い、新生インディカーシリーズとして新たなスタートを切ることになった。すでにチャンプカーも2008年のスケジュールや一部チームの参戦体制などが発表されていたものの、ほとんどのレースがインディカー・シリーズにおいては行われず、また一部チャンプカーのチームが参戦を断念するなどの発表があった。なお、旧チャンプカーのチームには、インディカー・シリーズのシャシー、エンジンが無償で供給されるほか、インディカー・シリーズの既存チーム(IRLよりそれぞれ1チームを指定)からのサポートを受けながらシーズンを戦うことになった。 開催スケジュール
オーバル
市街地/特設コース
ロード
ノンタイトル戦 (NC)
参戦チーム・ドライバードライバーの文字が太字の選手は、2008年インディカー・シリーズのルーキー。なお、ロングビーチのみ参戦したチーム・ドライバーはポイントが加算されていないため省略した。 ※…前年までチャンプカーに参戦していたチーム(ロングビーチでは旧チャンプカー仕様のパノス/コスワース/B を使用) ◇…インディ500で予選落ちしたドライバー
ポイントランキング
開幕戦を制し、インディ500初勝利を含む6勝を挙げたディクソンがシーズン中盤に圧倒的なリードを築き混戦模様だったシーズンを終始リード、前年の雪辱を果たした。シーズンを通してディクソンとチャンピオンを争ったカストロネベスはこのシーズンなかなか勝てずシーズン初勝利は第15戦まで待つこととなった、カストロネベスのシーズン8回の2位はIRLのレコードとなった。 ルーキーオブザイヤーランキング(トップ5)チャンプカーとの合併により、チャンプカーのドライバーについてはIRLの判断により、ルーキー扱いか、そうでないかが決められたが、この年フル参戦した元チャンプカードライバーでは、インディ500出走経験のあるジュンケイラを別にすると、セルビア以外はほぼルーキー扱いとなった。そのため、前年とは打って変わった争いとなったが、唯一IRLトップチームに所属していた武藤が、前半戦のポイントを生かして逃げ切り、ルーキーオブザイヤーを獲得した。
脚注関連項目外部リンク |