鳴海駅
鳴海駅(なるみえき)は、愛知県名古屋市緑区鳴海町向田にある、名古屋鉄道名古屋本線の駅。駅番号はNH27。 歴史かつては鳴海工場を有し、隣接する日本車輌の工場とともに車輌修繕を行っていた。鳴海工場の敷地には新川工場配下の鳴海検車区も置かれていたほか、運転教習施設も兼ねており、東部地区の要となっていた。高架化以前に、工場機能は岡崎市の舞木検査場に、検査機能は豊明市の豊明検車区へ移し、それぞれの移転後は小規模な留置線を3本程度残すのみとなっていた。高架化後は駅南側の上下線の間に留置線を2本設けている。なお、当駅から左京山駅までの高架橋は本格的な工事開始前より一部完成しており、それに従来の線路(豊橋方面)と新設の高架線(名古屋方面)をつなげた形になっている。 年表
駅構造島式2面4線ホームを持つ高架駅。2006年(平成18年)11月25日に高架化された。名鉄名古屋駅・名鉄岐阜駅側を向いて左に向かうカーブの途中にあるため4線あるうち外側の1番線と4番線が本線、内側の2番線と3番線が待避線という配線であり、名鉄では当駅と岩倉駅程度でしか見られない配線である(大江駅もカーブの途中にあるが、大江駅の名古屋方面ホームは当駅とは異なり内側が本線である)。 自動放送も昔から完備しており、時々駅員が放送することもある。 高架化後もホームはカーブ上にあり、特に4番線に停車する列車はカントがつけられている関係上、進行方向右側に傾いて停車する。2番線への分岐器は外方分岐のため逆カントとなるが、駅ホームからかなり手前に設置されているため大幅な速度制限とはならない。3番線から4番線に合流する部分も逆カントとなっている。 改札口は東西の2か所で、駅員が常駐するのは西口側である。エレベーター・エスカレーターは各ホームに1か所ずつある。下りホームのエレベーターはコンコース - 地上との連絡も兼用している。改札外には東西とも店舗がいくつかある。
配線図
※ 鳴海駅の鉄道配線略図の変遷(注意・巨大画像 図幅400px、2画像)を表示するには、右の [表示] をクリックして下さい。 ダイヤ急行以下の種別の他、平日の朝に一部特別車特急豊橋行きが2本停車(7:04発、8:15発。7:04発は伊奈駅にも停車)する。7:04発は特別車締切の急行を特急に格上げしたもので、8:15発の特急は元は全車一般車特急東岡崎行き(新岐阜駅(現在の名鉄岐阜駅)始発)で、1995年(平成7年)に快速急行(初代)に格下げされたが、2003年(平成15年)にこの快速急行が廃止された後は特急豊橋行き(事実上は接続していた特急と統合したため、当初より国府駅にも停車)となり現在に至る。 この他、2005年(平成17年)までは西尾線直通の全車特別車特急も停車していた(同時に当駅で普通に接続)が、ダイヤ改正以降、2008年(平成20年)に格下げされるまでは全て通過していた。この特急が通過していた時期の停車列車は上下1本ずつ減って上下線とも毎時11本ずつであったが、2008年(平成20年)6月改正より西尾線直通特急は快速急行(現在は急行)に格下げされたため、当駅に停車する列車の本数は以前と同じ上下毎時12本ずつに戻っている。 日中、下りは当駅で急行と普通が緩急接続を行うことが多く(この先の本笠寺駅と堀田駅と二ツ杁駅では緩急接続ができず、神宮前駅以西は本数が多いこともあり新清洲駅か西春駅まで事実上できないため)、毎時2本の豊川稲荷発急行一宮行き(日中は準急佐屋行き)と普通犬山行き、毎時2本の急行弥富(平日夕方から佐屋)行きと普通岩倉行きが緩急接続をする。反面、上りは毎時2本の急行吉良吉田行きと普通東岡崎行きが緩急接続を行うのみ(急行吉良吉田行きは豊明駅で別の普通東岡崎行き、知立駅で岡崎・豊橋方面の特急へそれぞれ乗り換えできる)であり、上りは緩急接続をあまり行っていない(ほとんど前後駅で緩急接続を行う。2023年3月より日中に準急豊明行きと普通東岡崎行きが緩急接続を行っている)。一方、毎時2本の急行豊橋行きは当駅で快速特急豊橋行きに、毎時2本の急行豊川稲荷行き(日中除く)は当駅で特急豊橋行きに追い越される。 2003年(平成15年)までは夕方に当駅で種別変更して名古屋方面へ向かう列車があった(東岡崎駅または豊明駅→普通→当駅→急行(一部本笠寺駅停車)→神宮前駅→急行または普通→岩倉駅や犬山駅など)が、現在は殆ど種別変更は行わない。また、1990年まで運転されていた高速の一部も当駅に停車していた。 朝と深夜のみごく僅かに、当駅止まりや当駅始発の列車が存在するため、留置線を2本ほど有する。当駅で増結・解結を行う列車もあり、昼間の留置線はそのための車両の待機用として使われていることが多い。 利用状況
駅周辺当駅の高架下の1階と2階は鳴海プラザという小さなショッピングモールとなっており、ヤマダイVerdeやハローワークプラザなるみなど数店舗が入居している。 主な施設
鳴海交通広場路線バス名鉄バス、名古屋市営バスとも2009年(平成21年)4月に完成した駅南側の鳴海南駅前広場にあるバスターミナル内より発車する。 新設のバスターミナルの歩道及びペデストリアンデッキ(2009年(平成21年)6月完成)を通るとすぐ隣のリベスタ鳴海にすぐつながっている。 名鉄バス、名古屋市営バスとも乗り場は2ヶ所ずつある。 名鉄バス「鳴海駅」バス停2021年(令和3年)6月1日より、【55】鳴海駅 - 成海神社 - 池上 - 滝ノ水口 - 黒石住宅 - 鳴子みどりヶ丘 を増便の上変更となる[23]。
2016年(平成28年)10月1日より新たに「大高緑地西」停留所が新設された。この日より鳴海駅から直通でイオンモール大高へは行かなくなった。 2018年(平成30年)4月より「鳴海駅前」停留所の名称が「鳴海駅」停留所に変更された。 2021年(令和3年)5月31日までは、
系統も存在した。 名古屋市営バス「名鉄鳴海」バス停
隣の駅
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia