本項目は、第84回アカデミー賞外国語映画賞への各国の出品作の一覧である。映画芸術科学アカデミーは、1956年に外国語映画賞を設立して以来、さまざまな国から最高の作品を招いている[1]。この賞は主要な会話が英語以外で占められ、アメリカ合衆国以外で製作された作品を対象としている[1][2]。外国語映画賞委員会はプロセスを監督し、出品された全作品を観賞する[2]。
出品作の提出期限は2011年10月3日であった[3]。出品資格を得るには、各製作国で2010年10月1日から2011年9月30日のあいだに劇場で公開されている必要がある[2]。
10月13日、映画芸術科学アカデミー (AMPAS) は、63カ国の作品が2011年度の外国語映画賞の対象となったことを発表した[4]。今回史上初めてニュージーランドが参加した[5][6]。2012年1月18日、最終選考となった9作品が発表され[7]、6日後の24日にノミネート5作品が発表された[8]。
2012年2月26日、授賞式が行われイラン映画の『別離』が受賞した[8]。
出品作
他の国々
論争と変更
- アルバニアは元々は『The Forgiveness of Blood』を出品作としていたが、『Amnesty』の監督である Bujar Alimani から抗議を受けた。彼は、『The Forgiveness of Blood』はアメリカ人のジョシュア・マーストンが監督し、その他にもアメリカ人が主要スタッフであるためにアルバニア代表にすべきでないと主張した。AMPASは最終的にそれを失格とし、Alimani の作品が代表となった[72]。
- ドミニカ共和国は当初、代表作の選考委員の名簿の提出を怠っていたために拒否されたが、出願を続け、最終的に認められた[73]。
- 1986年以来参加していたプエルトリコは、今回『America』を出品しようとしたが、アメリカ合衆国海外領土からの外国語映画賞への参加は認めないという新たな規則のために拒否された。出品作を選んだプエルトリコ・フィルム・コミッションは、グリーンランド、香港、パレスチナのような非独立地域の存在を例に挙げて、参加許可を訴えたが、AMPASの決定は覆らなかった[73]。
- スロベニアの『Silent Sonata』は、スロベニア映画製作者協会 (Društvo slovenskih filmskih ustvarjalcev, DSFU) が誤解により期間内のエントリー提出を怠ったために失格となった。従って、同作は最終的な代表作リストには含まれなかった[74]。
参考文献
外部リンク