真駒内駅
真駒内駅(まこまないえき)は、北海道札幌市南区真駒内17番地[1]にある札幌市交通局(札幌市営地下鉄)南北線の駅である。駅番号はN16[2]。 概要札幌市営地下鉄南北線の北24条駅 - 当駅間開通と同時に設置された駅であり、開業以来南北線の南側の終点としての役割を果たしている[1]。1972年(昭和47年)に開催された札幌オリンピックでは、当駅がメイン会場への最寄り駅として利用された[1]。 南北線の南平岸駅 - 当駅間は、定山渓鉄道線の廃線後に札幌市が買収した廃線跡の用地にシェルター付きの高架線として建設された。定山渓鉄道の真駒内駅よりも南側に位置し、当駅南側の待避線は定山渓鉄道の緑ヶ丘停留所の跡地である。 真駒内はアイヌ語の「マク、オマ、ナイ(背後にある川の意)」が由来で、川の名がそのまま地名となったといわれている[1]。 駅スタンプは真駒内駅のイニシャルMの中に真駒内屋外競技場(真駒内セキスイハイムスタジアム)が描かれている。印面には命名権を抜いた「真駒内オープンスタジアム」と記されている[1]。 歴史
駅構造1面2線島式ホームの高架駅。駅舎は南北に細長い。2階にはホームがあり、1階には券売機・北改札口・南改札口があるほか、北海道キヨスク運営の売店とセブン-イレブン(サンクスから転換)・定期券販売所・真駒内バス発着場が設置されている[5]。バス路線については後述する。 開業当初は1番ホームが降車専用ホーム、2番ホームが乗車専用ホームとして区別されており、麻生方面から1番ホームに到着した電車が回送列車として南側の留置線まで引き上げ、2番ホームに入線する形で折り返していた。1996年(平成8年)11月1日からは麻生方の転轍機から空いているホームに入り、ホーム上で直接折り返す方式に変更されている。ただし、麻生方の転轍機が工事のため使用停止されていた2005年(平成17年)7月1日 - 2006年(平成18年)11月30日は、開業当初の折り返し方法が使用された。 ホームと改札口間にはエレベーターが設置されている。また、南北線の地上駅では唯一上下両方向のエスカレーターが設置されている(南改札口)[5]。駅の出入口は西側にのみ設置されている。開業当初は改札口は北側の1ヶ所のみだったが、1996年(平成8年)〜1999年(平成11年)に大規模改良工事を行い、ホーム南側にエスカレーターと南改札口が完成した。先に存在した改札口は北改札口となり、売店や切符売り場・トイレなども移転し、南側にもバスの待合室が設置された。南北線の駅では唯一切符売り場と改札口に発車標がある。 のりば
利用状況札幌市交通局によると、2020年度の1日平均乗車人員は8,665人[6]。
駅周辺駅の東側には南北に伸びる丘陵があり、人家はない。南側には盛り土の上にコンクリートで覆われた留置線があり、その先には定山渓鉄道線の廃線跡が道路沿いの細長い林になって伸びている。 駅の西側は平岸通に面しており[1]、南区役所をはじめとする公共施設や大規模な団地が整った郊外タウンとなっており[1]、地下鉄のシェルターに張り付くように団地群(五輪団地)が形成されている。近くの真駒内川右岸の平地のほか、左岸の丘の上まで住宅地が造成されている。当駅の西にある北海道立真駒内公園は1972年(昭和47年)の札幌オリンピックでメイン会場となった[1]。商業施設への規制が厳しい地域であるため、駅周辺に目立った商業施設は少なく、大きな商業施設はここからバスで10分ほどの五輪大橋周辺に集中している。
バス路線1 - 14番のりばは1972年(昭和47年)11月11日に供用開始した「真駒内バス発着場」。駅施設を挟み南側1〜5番と北側6〜14番に分けられ、両側にバス待合室が設置される。2021年(令和3年)12月の平日1日あたり、スクールバス等の非公示便やスキーバスを除く発着便数は、バス発着場・路上停留所を合わせて970便(感染症流行による一時運休便を含む)[12][13]。 2024年(令和6年)4月1日現在。路線詳細は事業者記事(北海道中央バスは西岡営業所)を参照。 真駒内バス発着場
真駒内中学校側
駐輪場側
隣の駅
脚注出典
参考文献
関連項目外部リンク
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