石山 (札幌市)
石山(いしやま)は北海道札幌市南区の地名。豊平川が東から北へと屈曲するあたりの右岸沿いに広がる。地域の名を冠した石山通(国道230号)が中央部を東西に走る。 また石山地区の東側、真駒内川左岸沿いの一帯は石山東と呼ばれている。川と並行して真駒内通(国道453号)が南北に走っている。 歴史古くはアイヌ語で「ウコッ・シリネイ(互いに山がくっついたところ)」と呼ばれていた[2]。その後、地域を流れる穴の沢から名前を取って「穴の川尻」や「穴の川沿」などの地区が作られた[3]。 1872年(明治5年)、お雇い外国人アンチセルによって札幌軟石が発見され[2]、開拓使の意向で採掘が始まった[3]。1876年(明治9年)には山鼻からの道路が開かれたことで採掘がさらに進行する[2]。また同年には山鼻屯田兵村の追給地となり、通い作が行われるようになった[3]。1891年(明治14年)の『開拓使事業報告書』には一帯を指して「石山」と呼称した記録が見られる[2]。 1884年(明治17年)には軟石採掘とは別口での開墾が始まり、1890年(明治23年)には水田も開かれた[3]。 1910年(明治43年)、札幌石材馬車鉄道が開通し、後にその経路は石山通と呼ばれるようになる[4]。 1944年(昭和19年)、字名改正によって地名が正式に「石山」となった[3]。 施設石山の施設
石山東の施設脚注参考文献
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