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この項目では、北海道札幌市南区にある札幌市営地下鉄南北線の駅について説明しています。
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自衛隊前駅(じえいたいまええき)は、北海道札幌市南区澄川4条7丁目[1]にある、札幌市交通局(札幌市営地下鉄)南北線の駅である。駅番号はN15[2]。
概要
当駅の南側(真駒内方)から南車両基地への出入庫線が分岐している[1]。このため、麻生発当駅止まりの列車が平日の朝8時台に1本、9時台に4本運行されており、乗客を降ろした後に回送列車として同基地へ入庫する。駅構造の都合上、真駒内駅〜南車両基地間を出入庫する車両は当駅のホーム上で折り返す。かつては当駅発麻生行きの列車も運行されていたが、現在は非常時および臨時列車を除く全ての列車が南車両基地から出庫後、真駒内駅まで回送されてから麻生行きとして営業運転に入る。2014年9月14日までは「南北線乗務区」が併設されていて、当駅で乗務員の交代が行われていた。(現在「南北線乗務区」は、大通駅に移転しており、乗務員交代は大通駅で行われている。)
駅名は、近隣に所在する陸上自衛隊真駒内駐屯地に由来する[1]。同駐屯地は2005年(平成17年)までさっぽろ雪まつりの真駒内会場として開放されており、当駅はその最寄駅としての役割も持っていた[1]。そのため、雪まつり期間中は真駒内会場の出入口に同駅の臨時券売所が設けられていた。
駅スタンプは自衛隊前駅のイニシャルJの中に札幌市交通資料館が描かれている[1]。
歴史
駅構造
2面2線相対式ホームの高架駅。1階に改札口、2階にホームがある。南北線南端部分の高架区間で唯一の対向式ホームであり、それぞれのホームと改札の間にはエレベーターが設置されている[7]。また、前述の通り当駅の南側には南車両基地への出入庫線と、南行きから北行き方への片渡り転轍機がある。
駅は南北に長く、東出入口と西出入口がある[7]。精進川と斜めに交差する位置にあり、ホームの南半分が川の上にかかっている。以前は、ホームへ上る階段をさらに上がると南北線乗務区があった。
東側(南行)ホームの外側にシャッターで閉じられた階段があり[1]、さっぽろ雪まつり期間中はこれを降りたところに臨時改札口が設けられた。この階段は真駒内駐屯地が雪まつり会場として使用されなくなってからは出入口が資材搬入口に用いられ、2015年(平成27年)の駅耐震工事に伴い撤去された。
精進川を挟んで南側の高架下には札幌市交通資料館が設けられ、旧型のバスや電車やかつての制服・きっぷなど、市営交通の歴史を物語る資料が展示されている[1]。
のりば
利用状況
札幌市交通局によると、2020年度の1日平均乗車人員は2,432人であり[8]、これは南北線の駅ならびに札幌市営地下鉄全駅の中で最も少ない。
年度 |
1日平均 乗車人員 |
出典
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1998年 |
4,890 |
[9]
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1999年 |
4,614 |
[9]
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2000年 |
4,364 |
[9]
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2001年 |
4,299 |
[9]
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2002年 |
4,251 |
[9]
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2003年 |
4,145 |
[9]
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2004年 |
4,215 |
[9]
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2005年 |
4,046 |
[9]
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2006年 |
3,990 |
[9]
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2007年 |
3,954 |
[9]
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2008年 |
3,801 |
[9]
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2009年 |
3,664 |
[9]
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2010年 |
3,528 |
[9]
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2011年 |
3,561 |
[9]
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2012年 |
3,610 |
[9]
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2013年 |
3,659 |
[10]
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2014年 |
3,557 |
[10]
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2015年 |
3,434 |
[10]
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2016年 |
3,385 |
[10]
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2017年 |
3,442 |
[11]
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2018年 |
3,396 |
[12]
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2019年 |
3,325 |
[13]
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2020年 |
2,432 |
[8]
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駅周辺
西出入口に面して平岸通が走る。通りをはさんで、陸上自衛隊真駒内駐屯地がある。東と北西には住宅地が広がる。
- 東出入口(澄川4条7丁目)[7]
- 西出入口(澄川4条7丁目)[7]
バス路線
当駅と接続するバス路線は運行されていない[1]。
隣の駅
- 札幌市営地下鉄
- 南北線
- 澄川駅 (N14) - 自衛隊前駅 (N15) - 真駒内駅 (N16)
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
自衛隊前駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク