清家 貴子(せいけ きこ、1996年8月8日 - )は、東京都西東京市[2](旧・田無市)出身[3]の女子サッカー選手。ウィメンズ・スーパーリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンWFC所属。サッカー日本女子代表。ポジションはフォワード、ディフェンダー。筑波大学出身[2]。
来歴
ユース
浦和レッドダイヤモンズ・レディースの下部組織出身(同期に清水栞、村社汐理、柳澤紗希)。
2014年3月にトップチームへ登録(2種登録)される[4]と、途中出場が大半であったがリーグ戦24試合に出場し8得点を記録、吉田靖監督が勝敗のポイントに挙げるほどの信頼を得た[5]。
シニア
- 浦和レッズレディース/三菱重工浦和レッズレディース
翌2015年シーズンからトップチームに昇格し[3]、なでしこリーグ1部新人賞を受賞した[6]。
2018年まではスーパーサブとしての起用が多かったが、2019年にはフォワードから右サイドバックにコンバートされた[7][8]。
2020年は、主力としてリーグ優勝に貢献し、自身も初めてなでしこリーグベストイレブンに輝いたが、皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会決勝の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦 (3-4)で負傷し、左膝前十字靭帯損傷(全治約8か月)と診断された[9]。
2023-24シーズンはチームのエースとして活躍し、2024年4月21日にJリーグ記録をも上回る10試合連続ゴールを記録した[10]。最終的に22試合で20得点を記録し、これまでのWEリーグのシーズン記録(14得点)を大幅に更新し、自身初の得点王に輝いた[11]。同年5月24日、海外移籍を視野に今シーズンをもってチームを退団することが発表された[12][13]。6月7日に催されたWEリーグアウォーズにて、ベストイレブンと最優秀選手賞に選ばれ、得点王と合わせて個人3冠受賞となった[14]。
- ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
同年7月4日、パリオリンピック終了後にイングランド・ウィメンズ・スーパーリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンWFCに加入することが発表された[15]。男子チームには大学の後輩にあたる三笘薫が所属しているため、大学以来の再会を果たした。
同年9月21日、2024-25シーズン開幕戦であるエヴァートン戦で先発出場すると、リーグ史上初のデビュー戦でハットトリックを達成する快挙を成し遂げた[16][17]。
代表
2014年、日中韓国際親善サッカー大会(U-18)に出場するU-18日本女子代表に選出され、U-18韓国選抜戦で先制点を含むハットトリックを記録[18]。
2015年、U-19日本女子代表としてAFC U-19女子選手権2015に出場。グループリーグ第2戦・ウズベキスタン戦ではハットトリックを記録した[19]。決勝の北朝鮮戦にも出場し、2大会ぶり4回目の優勝を果たした[20]。
2019年5月、2019 FIFA女子ワールドカップに出場する日本女子代表のトレーニングパートナーに選出され代表に帯同した[21]。日本女子代表には同年10月のカナダ戦で初招集された[22][23]。同年12月のEAFF E-1サッカー選手権2019出場メンバーに選出されると、初戦のチャイニーズタイペイ戦において右サイドバックで先発して[24]代表初出場を果たし、後半21分に代表初得点を挙げた[25]。
2023年6月13日、2023 FIFA女子ワールドカップのなでしこジャパンに選出された[26]。グループリーグ2試合と準々決勝のスウェーデン戦に途中出場した。
2024年6月14日、2024年パリオリンピックに出場するなでしこジャパンメンバーに選出された[27]。
個人成績
クラブ
代表
主な出場大会
- U-18日本女子代表
- 2014年 - 日中韓国際親善サッカー大会(U-18)[29]
試合数
- 2024年8月3日現在
出場試合
ゴール
タイトル
クラブ
代表
個人
- JPFA女子
- 最優秀選手賞: 1回 (2023-24)
- ベストイレブン: 1回 (2023-24)
脚注
外部リンク
受賞歴 |
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1部 |
1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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2部 |
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3部 |
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MVP - 得点王 - 敢闘賞 - 新人賞 |
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