林穂之香
林 穂之香(はやし ほのか、1998年5月19日 - )は、京都府宇治市出身の女子サッカー選手。ウィメンズ・スーパーリーグのエヴァートンFC所属。サッカー日本女子代表。登録ポジションはミッドフィールダー(ボランチ)。セレッソ大阪堺レディース(現セレッソ大阪ヤンマーレディース)2期生。 経歴京都府宇治市出身。宇治市立神明小学校→宇治市立西宇治中学校→京都府立久御山高等学校を経て、同志社大学スポーツ健康科学部卒業[2]。清武弘嗣から「めちゃくちゃサッカー上手い」と絶賛されている[3]。 5歳でサッカーを始め、小学校時代は神明J.S.Cスポーツ少年団でプレー[4]。小学校6年次に日本サッカー協会主催の『2009 ナショナルトレセンU-12 関西』に選出されたこともある[5]。
2011年、宇治市立西宇治中学校入学時に「将来のなでしこジャパンを夢見て」、Jリーグ所属のセレッソ大阪が立ち上げた現在のセレッソ大阪堺レディースであるセレッソ大阪レディースU-15に所属[6]、実家のある宇治市から大阪にある練習場へ通い、プロコーチの指導を受け、体格の大きい大人選手との試合を重ねることで技術を磨く[7]。その後、セレッソ大阪レディースがなでしこリーグの2部に当たるチャレンジリーグに2013年から参戦することになったため[8]、育成年代のチームながら大人のチームを相手にリーグ戦を闘うこととなる。 2017年、セレッソ大阪堺レディースの主将に抜擢され、以後4年間務めた。チャレンジリーグを闘って2位に入り、なでしこリーグ1部・2部入れ替え戦に挑むチャンスを得る。12月に行われたちふれASエルフェン埼玉との入れ替え戦では2試合4-0で圧勝し、2018年度からのなでしこリーグ1部昇格を決めた[9]。 2019年、なでしこリーグカップ2部決勝でキャプテンシーを発揮しチームメイトを鼓舞[10]、2得点を決めて優勝に貢献した[11]。12月、なでしこジャパンに初招集された[12]。 2020年、在籍10年目を迎えた。脇阪麗奈とダブルボランチを組み、チーム内2位の7得点を記録するなどチームの躍進を支えた。
2020年12月16日、スウェーデンのダームアルスヴェンスカン・AIKフットボールへの移籍が発表された[13][14]。
2022年9月8日、AIKを退団し[15]、イングランドのウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)、ウェストハム・ユナイテッドと2年契約を結んだことが発表された[16]。 2024年、リーグ戦21試合に出場したが、6月30日、ウェストハムとの契約が満了となり退団が発表された[17][18]。
2024年7月24日、WSLのエヴァートンへの加入が発表された[19]。 代表年代別日本女子代表では、トレーニングキャンプへの召集は度々あったものの、公式戦での出場機会に恵まれなかった。 2016年にU-20日本女子代表に召集され、8月12日にメンヒェングラートバッハ(ドイツ)で開催されたU-20ドイツ女子代表とのフレンドリーマッチが初の国際試合出場となった[20]。そして同年12月の2016 FIFA U-20女子ワールドカップ(パプア・ニューギニア)日本代表選手に選出され、グループリーグ初戦のナイジェリア戦で三浦成美に代わって途中出場[21]、第三戦のカナダ戦で先発出場を果たしている[22]。 2017年、U-19日本女子代表に召集され、AFC U-19女子選手権2017にチームの副主将として出場[7]、大会では予選グループのオーストラリア戦で主将を務め、58分に得点を挙げた[23]。さらに準決勝(対 中華人民共和国戦)と決勝(対 朝鮮民主主義人民共和国戦)では長野風花(当時:浦和)とのダブルボランチのコンビを組んでフル出場し、日本の大会優勝に力を尽くした[24]。 2018年、U-20女子ワールドカップ日本代表に選出され、グループステージ初戦のアメリカ戦で、センターサークル付近からロングシュートで決勝点を決めるなど、U-20として初めてのワールドカップ優勝に貢献した[25]。 2023年6月13日、2023 FIFA女子ワールドカップのなでしこジャパンに選出された[26]。同年7月26日、2023 FIFA女子ワールドカップ・グループCの2試合目となるコスタリカ戦で先発、ワールドカップ初出場を果たした。8月11日の準々決勝スウェーデン戦では代表初ゴールを決めたが、同点に追いつくことはできず1-2で敗れ準々決勝敗退が決まった[27]。 2024年6月14日、2024年パリオリンピックに出場するなでしこジャパンメンバーに選出された[28]。 個人成績クラブ
代表
主な出場大会
試合数
出場試合
ゴール
タイトルクラブ
代表
脚注
外部リンク
|