桃神祭2015 エコパスタジアム大会『桃神祭2015 エコパスタジアム大会』(とうじんさい にせんじゅうご エコパスタジアムたいかい)は、ももいろクローバーZが2015年7月31日と8月1日に開催したライブ。Blu-ray & DVDとして発売されている。 第8回DEGジャパンアワード・ブルーレイ大賞のユーザー大賞を受賞。 概要リーダー・百田夏菜子の地元である静岡県の静岡県小笠山総合運動公園スタジアム(エコパスタジアム)で2日間開催された。百田をフィーチャーした1日目のサブタイトルは、彼女のチャームポイントになぞらえて「御額様ご来臨」(おでこさま ごらいりん)、2日目は豪華ゲストも迎え「遠州大騒儀」(えんしゅう おおさわぎ)として行われた。 前年の夏に引き続きテーマは「祭り」であり、ステージ中央には高さ21メートル、幅23メートルにおよぶ巨大な鳥居が設けられた。〝日本一の夏祭りを作る〟というコンセプトに沿って、全国各地からお祭り団体が集結し、ももクロの楽曲に合わせた踊りを披露した。さらに、メンバーが衣装替えをする幕間では伝統芸能をステージや花道で展開した。
バックの生演奏は恒例の「ダウンタウンももクロバンド」に加え、太鼓奏者のヒダノ修一率いる「ももクロ和楽器隊」も参加。本年は、8人の津軽三味線を中心に総勢19人によって構成され、和楽器のアレンジが大々的に取り入れられた。 高城れにのアクシデントリハーサル中に腕を骨折してしまった高城れには、欠場が濃厚な状況であったが、本人の強い希望で出演することになった(ただしパフォーマンスが制約されることもあり、骨折後は毎日のように泣いていたという)。 1日目のライブ終盤では、同じく骨折中にライブ出演した経験のある佐々木彩夏が、「一緒のステージに立てて良かった」と言って大泣きし、高城も涙を流すシーンがある。高城は後にこのことを振り返り「自分が弱ってるときに励ましてくれたり、支えてくれたりっていうのは、いままでたくさんあったけど、一緒に涙を流してくれるっていうのは、はじめての感覚だから、もう、何とも言えない気持ちになっちゃった」と述べている[1]。 ライブ2日目には、高城れにが小学生の頃から大ファンだったという舘ひろしがゲストで登場(雑誌の切り抜きを集めていたほど好きであり、ももクロの初披露曲「あの空へ向かって」をメンバーで作詞した際に、「舘ひろしに会ってみたい」という歌詞を提案し却下されたという逸話もある)。舘ひろしは持ち歌の「泣かないで」を披露し、高城をはじめとするメンバー、そしてファンの笑顔を引き出すことに成功した[2][3]。 百田夏菜子は最後に、「あんまりももクロって闘争心とか競争心とかはないんです。でもみんなの笑顔だけは絶対に譲れない」「この景色を見続けることが永遠に終わらない目標」と語った。 運営面での工夫ライブが始まる前、9時から14時ころまで会場の隣で野外フェスを開催。フードコートやグッズコーナーに加え、無料で以下のイベントを楽しめる趣向であった。
など ライブ本会場では、グループでは初となる席種が導入された(カップルシート、3名用のトリプルシート、横断幕の掲示も許可された15~20名用の団体エリア)。また初めて、各地からJTBによるツアーが組まれ、初日公演「御額様ご来臨」に3万5418人、2日目公演「遠州大騒儀」に4万7018人、両日での動員は8万2000人を超えた。 桃神祭2015 エコパスタジアム大会 〜御額様ご来臨〜
ゲスト
セットリスト
特典映像(Blu-ray & DVD)
桃神祭2015 エコパスタジアム大会 〜遠州大騒儀〜
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特典映像(Blu-ray & DVD)
サポートメンバー「ダウンタウンももクロバンド」と「ももクロ和楽器隊」と呼ばれるバンドによる生演奏が行われた。
ekubornekuborn(エクボーン)とは、えくぼがチャームポイントの百田夏菜子が開発に携わったブランドであり、本ライブの物販コーナーで扱われた。ブランドロゴ・マスコットキャラクター・商品案・デザインを本人が担当した。
ekuborn以外にも多数、百田夏菜子に関連するグッズが扱われた。
ライブビューイング2日目の公演のみ、『直送ももクロvol.20 平面革命「桃神祭2015 エコパスタジアム大会 〜遠州大騒儀〜」』として、全国の映画館とライブハウスにてライブビューイングが行われた。
出典
外部リンク
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