木槌の誘い
『木槌の誘い』(きづちのさそい)は、水木しげるによる日本の漫画作品。 概要『ビッグゴールド』(小学館)1998年2月号から1999年3月号まで連載[1]。「水木妖怪漫画の集大成」と呼称され[2]、広島県・三次市に伝わる古文書『稲生物怪録』を元に、構想60年に及ぶ水木しげる独自の妖怪学に一つの結論を導き出そうとする物語。 あらすじいまから250年程前、備後の国・三次に生まれた稲生平太郎は、深夜の度胸試しで「比熊山のたたり石」を傷つけてしまう。それからと言うもの、平太郎の家では奇怪なことが頻繁に起こり、数々の妖怪が現れるようになる。噂を聞きつけた近隣の者や、力自慢の者が助太刀を申し出て訪れるも、皆恐怖の余り逃げ帰ってしまう。しかし、生まれつき豪胆な平太郎だけは動じず、最後には妖怪の親玉「山ン本五郎左衛門」が現れ平太郎に木槌を与える。 水木しげるとアリャマタコリャマタは、国前寺に残された木槌、葦嶽山の日本ピラミッド、縄文時代の精霊信仰などから妖怪の真実を追い求めようとする。 主な登場人物
関連項目単行本
脚注 |