恵庭駅(えにわえき)は、北海道恵庭市相生町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)千歳線の駅。恵庭市の代表駅である。駅番号はH10。電報略号はエニ。事務管理コードは▲131407[3]。副駅名は「北海道文教大学前」[JR北 1]。かつては急行「ちとせ」のごく一部が停車していたことがある[4]。
歴史
駅名の由来
「恵庭市#地名の由来」を参照。
駅構造
ホーム有効長128mで相対式2面2線のプラットホームを持つ橋上駅[新聞 1]。島松駅が管理し、北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を行う業務委託駅であり[新聞 2]、みどりの窓口、自動券売機、話せる券売機[2]、自動改札機、エスカレーター、エレベーターを設置している。2002年3月のダイヤ改正まで快速「エアポート」は当駅には停車していなかったため、運転士への注意を促すため、駅手前には「恵庭注意」「快速停車」と記載された注意喚起の標識が設置されている。その後も当駅では度々列車のオーバーランが起こっており、2007年(平成19年)5月から6月にかけて快速「エアポート」が誤って当駅を通過する事故が3回発生している。
橋上駅舎化される前は島式1面2線であった[新聞 1]。
のりば
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は6,772人で、JR北海道では10番目に利用者数が多い[17]。近年の年度別乗車人員の推移は以下の通りである。なお、2001年(平成13年)度から2006年(平成18年)度の乗車人員の単位は百人、2007年(平成19年)度以降の乗車人員の単位は千人である。
年度
|
乗車人員
|
出典
|
2001年(平成13年)
|
11,841
|
[18]
|
2002年(平成14年)
|
14,016
|
2003年(平成15年)
|
14,991
|
2004年(平成16年)
|
16,053
|
2005年(平成17年)
|
17,739
|
2006年(平成18年)
|
18,998
|
[19]
|
2007年(平成19年)
|
1,994
|
[20]
|
2008年(平成20年)
|
2,072
|
2009年(平成21年)
|
2,140
|
2010年(平成22年)
|
2,239
|
2011年(平成23年)
|
2,396
|
2012年(平成24年)
|
2,460
|
[21]
|
2013年(平成25年)
|
2,532
|
2014年(平成26年)
|
2,567
|
2015年(平成27年)
|
2,615
|
2016年(平成28年)
|
2,639
|
2017年(平成29年)
|
2,677
|
[22]
|
2018年(平成30年)
|
2,672
|
[23]
|
2019年(令和元年)
|
2,701
|
[24]
|
2020年(令和2年)
|
5,730
|
[25]
|
2021年(令和3年)
|
6,159
|
[26]
|
2022年(令和4年)
|
6,772
|
[17]
|
駅周辺
西口は恵庭市役所、恵庭市民会館、札幌法務局恵庭出張所、恵庭市交流プラザまなび館、アルファコート緑と語らいの広場(えにあす)への最寄口であり、東口は恵庭市総合体育館、北海道文教大学、北海道安全衛生技術センターへの最寄口になっている。西口周辺は土地区画整理事業と市街地再開発事業を一体的に施行し、恵庭市の玄関口にふさわしい「まちの顔」づくりを進めるとともに、交通の利便性を活かした都市機能の導入を目指している[JR北 7][JR北 8]。2015年(平成27年)にアルファ恵庭駅西口再開発ビル(いざりえ)がオープンし[新聞 8]、空中歩廊によって恵庭駅と直結している。
- 西口
- 東口
- えにわ病院
- えにわステーションホテル
- えにわコミュニティバス(ecoバス)「JR恵庭駅東口」停留所[27]
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■千歳線
- ■特別快速「エアポート」
- 通過
- ■快速「エアポート」
- 千歳駅 (H13) - 恵庭駅 (H10) - 北広島駅 (H07)
- ■区間快速「エアポート」
- サッポロビール庭園駅 (H11) - 恵庭駅 (H10) - 恵み野駅 (H09)
- ■普通
- 長都駅 (H12) - *サッポロビール庭園駅 (H11) - 恵庭駅 (H10) - 恵み野駅 (H09)
- *:一部の普通列車は、サッポロビール庭園駅を通過する。
脚注
注釈
- ^ 1953年(昭和28年)時点で漁川上流の「滝の上」まで、途中インクラインを挟む総延長29.7 kmに達していた。小熊米雄 の『北海道における森林鉄道用ジーゼル機関車について』(1959年)によれば、B5t1938年酒井製ガソリン/1953年ディーゼル改造機関車1台の運用が記録されている。また、北海道文化財保護協会『北海道の文化 No.74』(2002年)によれば、漁川本流線の他に支流のラルマナイ川上流、イチャンコッペ川上流へそれぞれ軌道が敷設されたが、いずれも3、4年の短期運用で1943年(昭和18年)に撤去された。ラルマナイ川の合流点には機関庫や宿泊所が設けられていた。インクラインが設置された場所の滝には「インクラインの滝」の名が付けられている。
- ^ 昭和39年版全国専用線一覧にて作業距離1.0 km。
出典
JR北海道
新聞記事
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
恵庭駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
|
---|
|
■支線(空港線) | |
---|
旧線(1973年廃止) | |
---|
旧線は廃止後東札幌 - 月寒間が函館本線貨物支線に編入(1976年に当該区間廃止) |