十勝清水駅(とかちしみずえき)は、北海道上川郡清水町本通1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。駅番号はK24。電報略号はミス。事務管理コードは▲110412[4][5]。
特急「とかち」の全列車と、「おおぞら」の1往復(9・2号)が停車する。
歴史
1977年の十勝清水駅と周囲約1.2km×2.4km範囲。下が根室方面。駅舎とホーム間に何本かの留置線を持つ。元々駅表の釧路側(下の写真右下)に見える日本甜菜製糖清水製糖所の貨物用であったが、既にそちらの引込み線は撤去されており、新得側(上の写真中央)に新しく出来たホクレン清水製糖工場への貨物用に切り替わっていて、本線脇を並行して左上の倉庫裏まで、スイッチバック用の折り返し線が伸びている。その他、駅裏釧路側の木工場への引込み線も有している。
かつては日本甜菜製糖の専用線から派生した河西鉄道が、工場や当駅前へ敷かれており、工場北側の赤い屋根の社宅敷地前を通る国道が左下へ向かって線路を跨いでいるが、この道の社宅付近が軌道跡地で、下新得という駅や機関庫も置かれ、ここから工場へ分岐していた。当線の本線は右下側から社宅敷地の角を曲がって、この敷地前を通り、根室本線脇の木工場の敷地横を駅へ向かう細道へ曲がって、そのまま貨物ホーム前へ向かっていた。当時はこの木工場へも側線を有していた。
上段下段共に
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
駅名の由来
町名より。東海道本線江尻駅が1934年(昭和9年)12月1日に清水駅に改称されるのに先立ち[13]、区別のため同年11月20日に旧国名「十勝」が冠された[7][14][6]。
1987年(昭和62年)3月23日の士幌線十勝三股駅廃止後、唯一の「十勝」を冠した駅となっている。
駅構造
島式ホーム1面2線をもつ地上駅。通常列車は駅舎側の本線である1番線を使用し、交換する場合のみ2番線を使用する。
駅舎は駅構内の東側にある。北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を受託する業務委託駅で[2]、みどりの窓口が設置されている[3]。
かつては駅舎の南側に貨物ホームがあったほか、駅の南側・根室本線の西側にあるJA十勝清水町の倉庫や本線の東側にある日本甜菜製糖清水工場、駅の北側にあるホクレン清水製糖工場への専用線がそれぞれ分岐していたが、1986年(昭和61年)11月1日までにすべて廃止された。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先
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1・2
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■根室本線
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下り
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帯広・池田方面
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上り
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新得・札幌方面
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-
改札口(2017年10月)
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ホーム(2017年10月)
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跨線橋(2017年10月)
利用状況
1日の平均乗降人員は以下の通りである[15]。
乗降人員推移
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年度
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1日平均人数
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2011
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666
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2012
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642
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2013
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648
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2014
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630
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2015
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658
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2016
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632
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2017
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602
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2018
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570
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常備駅
1985年時の常備貨車
「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年
駅周辺
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- ■根室本線
- ■普通
- 新得駅 (K23) - 十勝清水駅 (K24) - (平野川信号場) - *
羽帯駅 (K25) - 御影駅 (K26)
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打消線は廃駅
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
十勝清水駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
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貨物支線 (1989年廃止) | |
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*打消線は廃駅 |