小渕 (春日部市)
小渕(こぶち)は、埼玉県春日部市の町丁。現行行政地名は小渕のみ。丁番の設定のない単独町名である。住居表示未実施地区[4]。郵便番号は344-0007[2]。小渕は小淵[5][6]とも記される場合がある。 地理埼玉県の東部地域で、春日部市北部の利根川(大落古利根川)が造り出した沖積平野に位置する[5]。 区の多くは西部を中心に自然堤防の微高地に位置するが、東部の一部に後背湿地、中央部の一部に氾濫平野も見られる[7]。 東側で不動院野、南側八丁目、西側で梅田や梅田本町、北側で南埼玉郡宮代町川端や北葛飾郡杉戸町本郷と隣接する。 北部の小渕砂丘や小渕小学校の周辺が市街化調整区域に指定されている[8]。そのほかは市街化区域に指定され[8]、国道16号より北側は主に準工業地域、南側は主要な通りの沿道は準住居地域または第二種住居地域で、それ以外は第一種住居地域となっている[8]。 河川地価住宅地の地価は、2024年(令和6年)の公示地価によれば、小渕1107番地5の地点で7万4,200円/m2となっている[9]。 歴史もとは江戸期より存在した下総国葛飾郡幸手領に属する小淵村であった[5]。寛永年間(1624年〜1645年)頃に武蔵国葛飾郡に属されたと思われる[5]。古くは田宮荘の内にあったと云う。 村高は正保年間の『武蔵田園簿』では503石余(田266石余、畑237石余)、『元禄郷帳』によると636石余、『天保郷帳』によると637石余、『旧高旧領取調帳』によると625石余であった[5]。助郷は日光街道粕壁宿に出役していた[5]。化政期の戸数は114軒で、村の規模は東西11町余、南北15町余であった[5]。 地名は利根川の深い大淵の様子から「巨淵」と称されていたのが訛化して「小淵に」なったものと云われている[5]。
存在していた小字
世帯数と人口2024年(令和6年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]
小・中学校の学区
交通地内に鉄道は敷設されていない。最寄り駅は東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)北春日部駅[9]で、小渕1107番地5の地点よりおよそ950 m[9]離れている。 道路バス地内に路線バスの路線は設定されていない。
地域寺社・史跡地内に隣村の不動院野村の名前の由来となった「不動院」が明治40年頃まで浄春院と観音院の間辺りに鎮座していたが、東京府南葛飾郡砂村に移転した[6]。その後は東京大空襲の戦火に遭うなど紆余曲折を経て東京都台東区の正宝院に併合され、現在に至る(浄春院も参照)。 公園・緑地
施設
幸松地区集会所
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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