大久保駅 (京都府)
大久保駅(おおくぼえき)は、京都府宇治市広野町西裏にある、近畿日本鉄道(近鉄)京都線の駅。駅番号はB12[2]。 歴史開業時は地上駅であったが、駅北側で交差する府道15号と平面交差しており、周辺で交通渋滞が頻発していたため1984年から1987年にかけて当駅前後の区間が立体交差化された[3]。それに伴い駅は約130メートル京都方に移設され、高架駅に切り替えられている[3]。 年表
駅構造島式2面4線のホームを持つ、待避設備を備えた高架駅である[1]。ホーム有効長140m(6両分)[1]。改札口は1ヶ所のみ。東側に路線バス・タクシー乗場、自家用車駐車場を有す駅前広場を有し、西側は広い道路に面している。 地上時代の駅は府道15号線の南側に位置し、ホームの両端を踏切に挟まれており、5両編成までしか停車できなかった。高架化によってこの制約はなくなり、6両編成が停車できるようになった。 のりば
特徴ダイヤ面
駅設備・営業面
利用状況2023年11月7日における1日乗降人員は22,040人である。京都線の途中駅では近鉄丹波橋駅・高の原駅に次いで3番目に多い。 近年の1日乗降人員の調査結果は以下の通り。
駅周辺→「新田駅 (京都府) § 駅周辺」も参照
かつての久世郡の中心付近、現在の宇治市の南西部に位置する。当駅とは徒歩圏内にあるJR西日本奈良線新田駅の前後ではそれぞれの路線がX(エックス)字状に接近(両駅付近で約300m)しているほか、駅前から各方面へのバス路線(後述)が設定されている。 隣接する城陽市民、道路交通の要衝でありながら鉄道駅が存在しない久世郡久御山町民の利用者も多い。 駅の西側に陸上自衛隊の駐屯地が広がっており、駅ホームからも見渡すことができる。また、さらに西側にはかつて日産車体の工場があったが、閉鎖後も関連の企業や学校が引き続き立地している。東側は京都府道69号(旧国道24号)とその東側を並走する奈良街道(大和街道)に沿って市街化しており、大型複合施設、相応の規模を擁する複数のスーパーマーケットのほか、金融機関(銀行・生命保険の支店等)や複数のレンタカー店舗など、商業施設も立地している。ただし、スーパーマーケットに関しては2010年代後半から「イオン大久保店」(1979年3月、ニチイ大久保店として開店)、「イズミヤ大久保店」(1971年4月開店)が立て続けに閉店したが、こちらは駅内に併設されている「ハーベス大久保店」、近隣にある「平和堂 100BAN店」が補っている。 なお、大久保駅前交通広場は2012年11月19日に供用を開始している[12]。
バス路線当駅から各方面に向かう路線バスが、京都京阪バスにより運行されている。停留所名は「近鉄大久保」。 以前は駅東西側の路上にバス停が設置されていたが、2012年11月19日に大久保駅前交通広場が供用を開始し、バス停は同広場に移転した[13][14]。また、これに伴う再編により、交通広場至近にある大久保駅口・大久保の両バス停は廃止された。 通学ラッシュ時のみ5番乗り場から、立命館宇治中学校・高等学校(以下、立命館宇治高校)の生徒のみ乗車可能な、スクールバスが運行されている。車両は京都京阪バスと同じ物を使用しているため、乗り間違いのないように注意が必要である(バス停の前には教員が常駐している)。 かつては東京新宿行の夜行バス、関西国際空港行、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)行きもあった。
※ なお、前述の宇治税務署の最寄りのバス停は、大久保中書島線と宇治大久保淀線の21・21A号経路で停車する「緑ヶ原口」(みどりがはらぐち)である。 隣の駅
脚注記事本文注釈
出典
利用状況近畿日本鉄道
京都府統計書
宇治市統計書
関連項目外部リンク
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