南沢 奈央(みなみさわ なお、1990年6月15日 - )は、日本の女優。埼玉県出身[2]。前所属はスウィートパワー(2020年6月までの所属[3][4])。
略歴
2006年、スカウトをきっかけに芸能界入り[5]。同年10月、テレビドラマ『恋する日曜日 ニュータイプ』で主演デビュー[2]。
2007年3月、NTT東日本「DENPO115」でCM初出演。4月、『生徒諸君!』で地上波ドラマ初レギュラー。8月、第28回「ビクター・甲子園ポスター」キャンペーンのイメージキャラクターに選ばれる。10月、『象の背中』で映画初出演。11月、1st写真集『南沢の風〜Nao's Journey I〜』を発表。
2008年1月、『栞と紙魚子の怪奇事件簿』で地上波ドラマ初主演。12月、『赤い糸』で映画初主演[6]。2009年4月、『赤い城 黒い砂』で初舞台。2011年2月、第2回『赤坂BLITZ 寄席LIVE』で古典落語に初挑戦。12月、1stDVD『いま。』を発表。
2009年、立教大学現代心理学部映像身体学科[7]に自由選抜入試で合格[注 1]、2013年春に同大学を卒業。卒論のテーマは「落語における名人論」[10]。
2020年7月1日、所属事務所スウィートパワーからの独立を発表[3][4]。
人物
埼玉大学教育学部附属幼稚園、埼玉大学教育学部附属小学校[11]、埼玉大学教育学部附属中学校出身。小学校では吹奏楽部に所属していた[11]。中学3年生の夏、前所属事務所にスカウトされる。しかし、高校受験を控えていたことや人前に出ることの苦手意識、元々女優の仕事にあまり興味がなかったことなどから断り続けていた。高校進学後、事務所から同事務所所属の黒木メイサ主演の舞台『あずみ〜AZUMI RETURNS〜』(2006年)に招待され、それを観て感動し芸能界入りを決める[12]。
英語検定・漢字検定共に、2級を所持[13]。2011年、普通自動車免許を取得している[14]。学校の部活動ではバスケットボール部やバドミントン部など[15]、小学校から高校まで運動部に所属[12]。水泳なども経験がある[16]。女優を志すまでは獣医になるという夢があった[12][17]。小学校低学年頃の夢は婦警になること[14]。
広報映画『八月の二重奏』(2010年)の劇中でピアノ演奏を披露した。ピアノに触れたのは小学5年生のとき以来だという[18]。人見知りするが、尊敬する人と話せないのは損であるため、話すよう努力しているという[19]。中学生当時は眼鏡を使用していたが、憧れの先輩を眼鏡をかけず見ようと思ったのがきっかけでコンタクトレンズの使用に替えたという[20]。
テレビドラマ『栞と紙魚子の怪奇事件簿』(2008年)で共演した前田敦子などと親交が深い[21]。3人姉弟の次女。姉と弟がおり[22]、弟とは3学年離れている[12]。オリコンが10代・20代の男女を対象に実施した「2009年 期待の若手女優ランキング」のアンケート調査で第1位を獲得[23]。
憧れの女優には、芸能界入りのきっかけとなった舞台で主演を務めた黒木メイサなどがいる[24]。好きなアーティストはコブクロやアンジェラ・アキ[24]。好きな食べ物は卵料理やそばなど[25]。好きな教科は数学・英語で、苦手な教科は歴史[16]。中学2年生のころ[26]友人に薦められて読んだ東野圭吾の小説『秘密』をきっかけに、読書が大好きになる[27]。
佐藤多佳子の小説『しゃべれども しゃべれども』を読んだことがきっかけで落語にのめり込み[28]、携帯音楽プレーヤーで落語を聴くのが趣味となる[29]。柳亭市馬の指導を受け、2011年2月の第2回「赤坂BLITZ 寄席LIVE」にゲスト出演し、『雛鍔』で古典落語に初挑戦した[30][31]。高座名は「南亭市(なんていいち)にゃお」[32]。好きな咄家に立川談春の名前を挙げている。著書『赤めだか』(2008年)を読んだことで談春を知り、2010年6月の独演会へ足を運び、その人間の凄みに圧倒され衝撃を受けたという[33]。
大のプロレスファンでもある。
出演
役名太字は主演作品。
テレビ
ドラマ
バラエティ
ドキュメンタリー・教養
レギュラー出演
特別出演
- 光る森「神秘の発光を追う」 (2012年9月17日、NHK) - ナレーション、リポーター
- 金とく「悲哀は愛に変る 〜新美南吉生誕百年〜」(2013年5月24日、NHK中部・東海エリア) - ナレーション、リポーター
- にっぽん紀行「IT戦士たちの熱い夏 〜徳島 神山町〜」 (2013年8月8日、NHK) - ナレーション
- ぎふスペシャル「笑う岐阜には福来る ~第11回全日本学生落語選手権」 (2014年3月14日、NHK岐阜放送局) - ナレーション、リポーター
- イッピン (NHK BSプレミアム) - リポーター
- 「スパッと切れる!の秘密 〜新潟県三条の刃物〜」 (2014年6月3日)
- 「彩りを生み出す超絶技巧 〜香川漆器〜」(2015年2月17日)
- 「紙をモダンに 〜山梨の和紙製品〜」(2016年6月21日)
- 「足元のおもてなし ふかふか!カーペット 〜山形 羊毛製品〜」(2017年1月31日)[101]
- 「キラキラ まばゆく!〜宮城 仙台のガラス製品〜」(2017年11月28日)[102]
- 「変幻自在!漆が竹に 金属に〜新潟市の漆器〜」(2017年6月13日)[103]
- 「軽やかに!ポップに!~徳島木製品~」(2018年10月16日)
- 十勝が教えてくれた3つのこと。 〜17歳の農村体験 未来への種まき〜 (2014年8月10日、TBS〔北海道放送制作〕) - ナレーション、リポーター
- 地方発 ドキュメンタリー「ツルとヒト 共に生きる道」(2015年3月10日、NHK) - ナレーション
- 私の中の戦争 〜著名人たちの語る 8月15日〜 (2015年8月9日、NHK BS1) - 司会・進行
- 震災ドキュメント2015 -被災地の人々のものがたり- 第2話「“いるだけ”で何ができるんだろう?〜大学生 “仮設”で暮らした3か月〜」 (2015年10月16日、NHK仙台放送局) - ナレーション[104]
- ディスカバー四国 全部見せます!こんぴら歌舞伎(2016年6月3日、NHK高松放送局他)[105]
- テレメンタリー2016「山の上の療養所 〜元ハンセン病患者たちの1年〜」(2016年11月27日、テレビ朝日) - ナレーション[106]
- 和び旅(2017年4月、日本テレビ)- 4月期 案内役[107]
- MRO開局65周年記念特別番組「福者になった武将 高山右近〜400年の時を超えて〜」 (2017年5月28日、北陸放送)- ナビゲーター[108]
- 趣味どきっ!水曜シリーズ「わたしたちの夜時間」(2017年6月 - 7月)[109]
- 静岡朝日テレビ開局40周年記念特別番組 池上彰と学ぶ なるほど!富士山7つの秘密 (2019年1月6日、テレビ朝日)[110]
- 柳家喬太郎の笑って免疫力UP!寄席(2020年6月30日、7月7日、BS11) - ナレーター
ラジオ
レギュラー出演
ラジオドラマ
特別出演
映画
舞台
寄席
- 第2回 赤坂BLITZ 寄席LIVE(2011年2月10日) - 落語「雛鍔」
- 古今亭志ん生没後50年追善興行(新宿末廣亭、2023年9月18日昼)- 座談会ゲスト
ネット配信
携帯ドラマ
ネットドラマ
- プロデューサーKシリーズ(共同テレビジョン制作) - 小倉ゆり 役[135]
- プロデューサーK(2016年9月28日)[136]
- プロデューサーK #2(2017年)[137]
- プロデューサーK #3(2018年)[138]
- プロデューサーK #4(2021年)
CM
イメージキャラクター
新聞
- コラム「本っておもしろい」(2010年10月9日ほか、朝日小学生新聞)
- 日本新聞協会に加盟している新聞社の新聞(2011年4月6日)[147]
- 大学進学特集「やりたいこと学べる幸せ」(2011年6月17日、朝日新聞)
- 旬「広がる役の幅 ちょっと寂しさも」(2013年2月2日夕刊、朝日新聞)
- 日曜くらぶ「わたしの幸せ」 (2014年2月23日日曜版、毎日新聞)
- 「進学特集」(2014年10月26日朝刊、読売新聞)
- 広告特集「忘れられない一頁」(2014年12月6日夕刊、朝日新聞)
- みどりの日特集「富士山再生キャンペーン」『日本の誇り 守ろう』(2016年5月4日、毎日新聞)
WEB連載
- 南沢奈央の読書日記(2017年4月 - 、Book Bang〈新潮社〉)[148]
PV
ゲーム
作品
DVD
書籍
写真集
雑誌連載
- アップトゥボーイ(2007年6月号 Vol.180 - 2008年2月号 Vol.184 モノクロページ企画「なおりんピック」連載)
- 週刊プレイボーイ(2010年4月 - 2010年10月「週替わりリレー書評」連載)
脚注
注釈
- ^ 同大学は両親の出身校でもある[2][8][9]。
- ^ バラエティ番組初レギュラー。
- ^ 生放送のメイン司会を担当した初めての番組とのこと。
- ^ 2010年12月22日から全国のビデオレンタル店で無料レンタル開始。
- ^ 9月8日に初日が予定されていたが、令和元年房総半島台風(台風15号)の影響で中止された[124]。
出典
外部リンク
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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※2008年度をもって終了。 |