下町ボブスレー (テレビドラマ)
『下町ボブスレー』(したまちボブスレー、英語: SHITAMACHI BOBSLEIGH)は、NHK BSプレミアムで「特集ドラマ」として2014年3月1日から3月15日まで放送された日本のテレビドラマ。全3回。東京の下町・大田区の町工場を舞台に、ボブスレーのソリ製作に挑戦した人々の実話を元にしたオリジナルストーリー。 概要どのような競技なのかも正確には知らないボブスレーの、更に見たこともない競技用ソリの製作を、成り行きと勢いで引き受けてしまった下町の小さな町工場の2代目と、好奇心程度の軽い気持ちでそれに参加した職人たち。そんなメンバーが、ボブスレーで冬季オリンピック出場を本気で狙う女子選手の不屈の情熱に押されて、職人の意地と誇り=モノづくりの心に火をつけられ、「下町ボブスレー」と名付けられたプロジェクトとして、それぞれの持つ技術を結集してソリ製作に挑戦するドラマである。 なお、主要キャストの一人である蟹江敬三は、本作放映直後の2014年3月30日に胃がんのため入院中の病院で死去した[1]。69歳没。 ストーリー東京・大田区にある親子2人で切り盛りする小さな町工場。創業者の矢島孝一と息子で2代目の健太郎のもとに、ボブスレー選手だという柳田美樹が現れ、ソチオリンピックに向けたボブスレー競技用のソリを作って欲しいと申し出る。日本ではマイナー競技であるがゆえ、選手でありながら自らスポンサー探しやソリの確保にも奔走せざるを得ない状況にもめげず、常に明るく前向きな美樹。彼女の無尽の情熱に動かされた健太郎は、町工場の職人仲間とボブスレー製作に乗り出す。 健太郎と下町の職人たちは、美樹の紹介で長野市を訪ねる。そこで外国製のボブスレー競技用ソリを調べて、若手メンバーの松下武史が得意のパソコン知識を生かしてCAD図面を作成、それをもとにベテラン職人の大倉雄介・田崎常雄らが、それぞれの得意分野の部品づくりを始める。一方、間宮靖夫は、仲間内では製作できない炭素繊維強化樹脂製ボディの調達に奔走、メンバーの悪戦苦闘の末、何とかソリは完成し、テスト滑走に挑む。 いよいよ行われる長野でのテスト滑走。乗るのは美樹と健太郎の妹の佳美。健太郎たちメンバーの期待と不安の中、ソリは無事完走。意気上がるメンバーは、ソチオリンピック出場を目指しソリの改良に挑む。ところが、ソリの製作費用を巡る問題が発生、さらに、オリンピック出場に関する重大な情報が、健太郎たちのもとに届く。 キャスト
スタッフ
放送日程
脚注
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