北伊丹駅
北伊丹駅(きたいたみえき)は、兵庫県伊丹市北伊丹9丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線の駅である[1]。駅番号はJR-G53。 JR西日本交通サービスによる業務委託駅(宝塚駅の被管理駅)[2]で、アーバンネットワークおよび「JR宝塚線」の愛称区間、ICOCAの利用可能エリアに含まれている(相互利用ICカードはICOCAの項を参照)。 登記上の所在地は伊丹市だが、施設の一部(北側)は川西市域にもまたがっている[1]。 歴史
駅構造島式1面2線のホームを持つ地上駅[1]。 改札口は南北両端に1ヶ所ずつある。南口の方が規模が大きく、みどりの券売機プラスやエレベーターが設置されている[1]ほか、駅前にはロータリーがある。北口は一部時間帯を除き無人となっている。 当駅の東に位置する大阪国際空港(伊丹空港)の離着陸ルートの真下に当たるため、ホームには列車の通過音が聞き取りにくい旨の注意喚起を記した看板が掲示されている(日本語と英語で片面ずつ記載)[1]。 ホームの西側には留置線が2本あり、宝塚駅に到着した終電や新三田駅に到着した一部の快速列車はここまで戻って留置や夜間滞泊を行う[注釈 1]。また、駅の東側一帯には宝塚駅や伊丹駅などで行われていた貨物の取り扱いを集約する形で貨物用のホームやヤードが設けられ、1979年7月より営業していたが、国鉄分割民営化の前年となる1986年11月に廃止されている[1]。 ホームから離れた駅本屋近くには国鉄時代の駅名標が残されている(大阪市近郊のJR線では貴重な現存例である)。また、当駅を出てすぐ南の踏切には昔の線路の路盤の跡がある。 のりば
ダイヤ普通列車のみが停車し、日中時間帯は1時間に4本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は本数が多くなる。 かつては、「普通列車」であっても当駅を通過する列車があった[8]。 利用状況2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は4,752人である。 乗客は伊丹市・川西市民が中心であるが、少数ながら大阪府池田市の住民も利用している。 「兵庫県統計書[9]」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺西側には県立西猪名公園があるほか[1]、周囲は工場地帯である。南北に離れると住宅地も広がっている。 大阪国際空港(伊丹空港)の滑走路の北端に近い場所に位置するが、空港へ向かう路線バスは当駅周辺には発着しておらず、タクシーも駅前に常駐していないため、当駅からはターミナルビルなどの主要な空港施設へのアクセスには適さない(バス・タクシー共に、伊丹市の中心地に近い南隣の伊丹駅をアクセスの拠点としている)。
バス路線伊丹市営バスの「JR北伊丹」バス停が当駅南側の国道171号の側道にある(駅前には乗り入れない)。西行きのバス停は踏切を挟んで東に離れた場所にある。 かつては阪急バスも伊丹市営バスと同じ場所にバス停を設けていたが、経由する路線(豊中西宮線)の廃止に伴い、2023年11月5日に廃止された[注釈 2][12]。 また、西へ約600mの距離にある北村交差点(国道171号と県道13号尼崎池田線・産業道路の交点)付近には「北村」バス停があり、以下の路線が利用できる。
隣の駅関連項目脚注注釈出典
外部リンク
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