伊集院町徳重

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伊集院町徳重
伊集院駅
北緯31度37分44.9秒 東経130度23分45秒 / 北緯31.629139度 東経130.39583度 / 31.629139; 130.39583
日本の旗 日本
都道府県 鹿児島県の旗 鹿児島県
市町村 日置市
地域 伊集院地域
人口
(2015年10月1日現在)
 • 合計 1,930人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
899-2502
市外局番 099
ナンバープレート 鹿児島
地図

伊集院町徳重(いじゅういんちょうとくしげ)は、鹿児島県日置市大字[1]。旧薩摩国日置郡伊集院郷徳重村日置郡中伊集院村大字徳重日置郡伊集院町大字徳重。伊集院町徳重一丁目から伊集院町徳重三丁目及び伊集院町徳重がある。郵便番号は899-2502[2]。人口は1,930人、世帯数は684世帯(2015年10月1日現在)[3]

地理

日置市の東部、神之川中流域に位置している。字域の北方には伊集院町郡、伊集院町郡一丁目、伊集院町郡二丁目、伊集院町妙円寺、南方には伊集院町下谷口、東方には伊集院町猪鹿倉、伊集院町猪鹿倉一丁目、西方には伊集院町大田伊集院町寺脇がそれぞれ接している。

字域の南部を東西に鹿児島本線が通っており、伊集院駅が所在している。鹿児島本線の一部に沿って鹿児島県道24号鹿児島東市来線が通っており、鹿児島県道301号伊集院停車場線が南北に通っている。西部には鹿児島県道37号伊集院日吉線が南北に通っている。

中央部には島津義弘が祀られている徳重神社が所在しており、妙円寺詣りの際は賑わっている。

歴史

成立から町村制施行まで

徳重という地名は鎌倉時代より見え、薩摩国伊集院のうちであった。江戸時代には薩摩国日置郡伊集院郷(外城)のうちであった。村高は「由緒再撰調」では636石余、「天保郷帳」では585石余、「旧高旧領取調帳」では641石余であった。

島津義弘は幼時を当地で過ごしていたことから、村内の妙円寺を菩提寺と定め、自分の木像を安置した上に500石余を妙円寺に寄贈した。しかし明治初期に起こった廃仏毀釈によって妙円寺の跡地に徳重神社が創建された。

町村制施行以降

1889年(明治22年)4月1日町村制が施行されたのに伴い、徳重村の区域は中伊集院村の大字「徳重」となった。1922年(大正11年)には中伊集院村が町制施行し、伊集院町の大字となった。

1979年(昭和54年)10月8日に妙円寺団地の区域にあたる区域において大字が設置され、大字郡(現在の伊集院町郡)のうち字立野・宇都平・中迫・分亀・舟床原・木原迫・中木原・木原ノ原、大字徳重のうち字西原・内尾迫・一本松・大木原・鬼ヶ瀬戸・長迫・平原ノ上、大字野田(現在の伊集院町野田)のうち字小堀・東原、大字下神殿(現在の伊集院町下神殿)のうち字尾見鳥の各一部より妙円寺一丁目、大字徳重のうち字後ノ迫・小木原・今平・西原・長迫・崩掛・平原、大字野田のうち字永宇都・中迫・川畔・細筆・小堀・東原・川路山・西原の各一部より妙円寺二丁目、大字徳重のうち字一本松、大字野田のうち東原・川路山、大字下神殿のうち字尾見鳥・大字桑畑(現在の伊集院町桑畑)のうち字樋掛・松ヶ迫・桑迫の各一部より妙円寺三丁目がそれぞれ設置された[4][5]1997年平成9年)には大字徳重字北俣の一部を大字郡字前田、大久保に編入した[6]

2005年(平成17年)5月1日伊集院町日置郡東市来町吹上町日吉町と合併し日置市が成立した[7]。この合併に先立って設置された法定合併協議会である「日置中央合併協議会」において大字名については「字の区域は、現行どおりとし、現行の字の名称の前に当該字の属する合併前の町の名称を付し、字の名称を変更する。」と協定された[8]。合併日の2005年(平成17年)5月1日に鹿児島県の告示である「 字の名称の変更」が鹿児島県公報に掲載された[1]。この告示の規定に基づき即日大字の名称変更が行われ、大字名が「徳重」から「伊集院町徳重」に改称された[9]

2015年平成27年)7月24日に伊集院町徳重、伊集院町猪鹿倉、伊集院町郡の各一部の区域を事業区域とする伊集院都市計画事業徳重土地区画整理事業が換地処分され[10]、翌日の7月25日には字界及び地番変更が行われ、伊集院町郡及び伊集院町猪鹿倉、伊集院町徳重の各一部より「伊集院町徳重一丁目」、伊集院町徳重及び伊集院町猪鹿倉の各一部より「伊集院町徳重二丁目」、伊集院町徳重の一部より「伊集院町徳重三丁目」が設置され、伊集院町徳重及び伊集院町猪鹿倉の一部より伊集院町猪鹿倉一丁目が設置された[11]

字域の変遷

実施後 実施年 実施前
大字妙円寺一丁目(新設) 1979年昭和54年) 大字郡(一部)
大字徳重(一部)
大字野田(一部)
大字下神殿(一部)
大字妙円寺二丁目(新設) 大字徳重(一部)
大字野田(一部)
大字妙円寺三丁目(新設) 大字徳重(一部)
大字野田(一部)
大字下神殿(一部)
大字桑畑(一部)
大字郡字前田、大久保(編入) 1997年平成9年) 大字徳重字北俣
伊集院町徳重一丁目(新設) 2015年平成27年) 伊集院町徳重(一部)
伊集院町郡(一部)
伊集院町猪鹿倉(一部)
伊集院町徳重二丁目(新設) 伊集院町徳重(一部)
伊集院町猪鹿倉(一部)
伊集院町徳重三丁目(新設) 伊集院町徳重(一部)
伊集院町猪鹿倉一丁目(新設) 伊集院町猪鹿倉(一部)
伊集院町徳重(一部)

人口

丁目・字別

伊集院町徳重・伊集院町徳重一丁目・伊集院町徳重二丁目・伊集院町徳重三丁目の人口・世帯数である。

丁目・字 人口 世帯数
伊集院町徳重 1,071 684
伊集院町徳重一丁目 447 161
伊集院町徳重二丁目 237 80
伊集院町徳重三丁目 387 128

国勢調査

以下の表は国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口の推移である。

統計年 人口
1995年(平成7年) [12] 2,222
2000年(平成12年) [13] 2,000
2005年(平成17年) [14] 2,393
2010年(平成22年) [15] 2,696
2015年(平成27年) [3] 3,001

施設

日置警察署
徳重神社
妙円寺

公共

寺社

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[17]

大字 番地 小学校 中学校
伊集院町徳重 全域 日置市立伊集院小学校 日置市立伊集院中学校

交通

道路

主要地方道
一般県道

鉄道

九州旅客鉄道

脚注

  1. ^ a b 字の名称の変更(平成17年鹿児島県告示第691号、 原文
  2. ^ 鹿児島県日置市伊集院町徳重の郵便番号”. 日本郵便. 2021年6月19日閲覧。
  3. ^ a b 国勢調査 / 平成27年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年6月19日閲覧。
  4. ^ 字の区域の設定(昭和54年鹿児島県告示第1414号、昭和54年10月8日付鹿児島県公報第7427号)
  5. ^ 角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.452-453
  6. ^ 平成9年鹿児島県告示第803号(字の区域の変更、平成9年5月9日付鹿児島県告示第1210号所収)
  7. ^ 市町の廃置分合(平成17年総務省告示第377号、 原文
  8. ^ 日置中央合併協議会の調整内容(字の区域及び名称の扱い)”. 日置中央合併協議会(国立国会図書館アーカイブ). 2020年9月12日閲覧。
  9. ^ 日置市の住所表示”. 日置市. 2012年4月9日閲覧。
  10. ^ 平成27年鹿児島県告示第712号(土地区画整理事業の換地処分、平成27年7月24日付鹿児島県公報所収、 原文
  11. ^ 伊集院都市計画事業徳重土地区画整理事業換地処分の公告日について(内PDFファイルより) - 日置市、2015年7月25日閲覧。
  12. ^ 国勢調査 / 平成7年国勢調査 小地域集計 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年6月19日閲覧。
  13. ^ 国勢調査 / 平成12年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年6月19日閲覧。
  14. ^ 国勢調査 / 平成17年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年6月19日閲覧。
  15. ^ 国勢調査 / 平成22年国勢調査 / 小地域集計 46鹿児島県”. 総務省統計局. 2021年6月19日閲覧。
  16. ^ a b 交番・駐在所等の所在地・電話番号”. 日本郵便. 2021年6月19日閲覧。
  17. ^ 日置市立小学校及び中学校の通学区域に関する規則 - 日置市例規集 2012年4月6日閲覧。

関連項目

  • 徳重(曖昧さ回避ページ)

座標: 北緯31度37分44.9秒 東経130度23分45秒 / 北緯31.629139度 東経130.39583度 / 31.629139; 130.39583