吹上町中原
吹上町中原(ふきあげちょうなかはら)は、鹿児島県日置市の大字[1]。旧阿多郡伊作郷中原村、阿多郡伊作村大字中原、日置郡伊作町大字中原、日置郡吹上町中原。人口は1,500人、世帯数は657世帯(2020年10月1日現在)[2]。郵便番号は899-3301。 地理日置市の南部、伊作川の中流域に位置している。字域の北方には吹上町田尻、吹上町花熟里、南方には吹上町中之里、東方には吹上町湯之浦、吹上町与倉、西方には吹上町今田がそれぞれ接しており、西方の一部が東シナ海に面している。 西部に薩摩湖などの湖沼が広がり、付近には松林(防砂林)が広がっている。字域の南部には吹上市街地があり、日置市役所吹上支所、日置市立伊作小学校などが所在している。 1984年(昭和59年)までは字域内を鹿児島交通枕崎線が南北に通っており、市街地の西端あたりに伊作駅、中部に薩摩湖駅、北部に吹上浜駅が所在していた。伊作駅は現在、バスターミナル及びふきあげ図書館となっている。また、線路跡は現在自転車道に転用されており、一部は鹿児島県道加世田日吉自転車道線となっている。 中央部には国道270号が南北に通り、南部の中原交差点より東方(鹿児島市方面)に向けて鹿児島県道22号谷山伊作線、西方に向けて鹿児島県道294号湯之浦伊作停車場線が通り、県道294号は伊作駅跡で終点となっている。北部には日置市立吹上中学校が所在しており、付近にある吹上中前交差点では国道270号から北東方面に鹿児島県道296号田之頭吹上線が分岐している。 河川
湖沼歴史成立から町村制施行まで中原という地名は鎌倉期より見え、薩摩国伊作荘の名田名であった。正応2年の伊作荘領家雑掌地頭代など和与状に下司名として見え、その規模は居屋敷及び一門輩居園が26か所、名頭園16か所とある。 江戸期には薩摩国阿多郡伊作郷(外城)のうちであり、村高は「天保郷帳」では1,550石余、「旧高旧領」では791石余とある。 町村制施行以降1889年(明治22年)に伊作村の大字「中原」となり、1922年(大正11年)には伊作村が町制施行し伊作町の大字となった。その後1930年(昭和5年)には伊作町が永吉村と新設合併し吹上町の大字「中原」となった[1]。 2005年(平成17年)に吹上町が日吉町、伊集院町、東市来町と合併し日置市となり、大字名は従来の大字名に旧自治体名を冠した名称となり、「吹上町中原」となった。 施設
小・中学校の学区市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる
交通道路
脚注
関連項目座標: 北緯31度30分31.1秒 東経130度20分57.9秒 / 北緯31.508639度 東経130.349417度 |
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