交響曲第71番 変ロ長調 Hob. I:71 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1780年に作曲した交響曲。
楽器編成
フルート1、オーボエ2、 ファゴット1、 ホルン2、弦五部。
楽章構成
全4楽章、演奏時間は約33分。
- 第2楽章 アダージョ
- ヘ長調、4分の2拍子、変奏曲形式。
- 4つの変奏およびコーダである。主題と第1変奏は弱音器をつけたヴァイオリンで演奏される。第2変奏はフルートとファゴットの二重奏であり、第3変奏は16分音符の3連符が駆使される。最後の第4変奏はよくあるように最初の主題の再現になっているが、ここでハイドンは楽想を発展させ、カデンツァのようなパッセージも盛り込んでいる[1]。
- 第3楽章 メヌエット - トリオ
- 変ロ長調、4分の3拍子。
- トリオの部分ではバス部のピッツィカートを伴奏にした2つのヴァイオリンによる独奏部が用意されている[1]。
注記
- ^ a b c Brown, A. Peter, The Symphonic Repertoire (Volume 2). Indiana University Press (ISBN 025333487X), pp. 184-186 (2002).
参考文献
- Haydn: Chronicle and Works, 5 vols, (Bloomington and London: Indiana University Press, 1976-) v. 2, Haydn at Eszterhaza, 1766-1790
- Oxford Composer Companions: Haydn, ed. David Wyn Jones, Oxford University Press, 2002. ISBN 0-19-866216-5
外部リンク