リカルド・コスタ
リカルド・ミゲル・モレイラ・ダ・コスタ(Ricardo Miguel Moreira da Costa, ポルトガル語発音: [ʁiˈkaɾðu ˈkɔʃtɐ], 1981年5月16日 - )は、ポルトガル・ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア出身の同国代表元サッカー選手。現役時代のポジションはディフェンダー(センターバック)。 来歴ポルト出身地ヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの対岸にあるポルトのボアヴィスタFCの下部組織で育ち、プロデビューする前に同じ町のFCポルトの下部組織に移った。2002年にボアヴィスタとのダービーマッチでスーペル・リーガデビューしたが、ディフェンスラインではジョルジュ・コスタ、ペドロ・エマヌエル、ペペ、ブルーノ・アウヴェスなどが何年にもわたって健在であったため、ポルトでは脇役の域を出なかった。 ヴォルフスブルク出場機会の少なさから移籍を決意し、2007年7月にドイツ・ブンデスリーガのVfLヴォルフスブルクと3年契約を結んだ[2]。2007-08シーズン序盤戦は不安定なプレーが続いたが、やがてクラブに不可欠な存在となり、5位でUEFAカップの出場権を獲得した。2008年夏に副キャプテンに就任し、2008-09シーズンのブンデスリーガ優勝に貢献した。2009年夏の移籍期間にはレアル・サラゴサに移籍する寸前まで至ったが、両クラブが合意に至らなかったため、移籍は破談になった[3]。 リール2009-10シーズンもレギュラーとしてプレーしていたが、2010年1月28日、フランス・リーグ・アン(1部)のリールに移籍し[4]、リーグ戦4位でのUEFAカップ出場権獲得に貢献した。 バレンシア2010年5月、プリメーラ・ディビシオンのバレンシアCFと4年契約を結ぶことが発表された[5][6]。2011年3月9日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のシャルケ04戦 (1-3) セカンドレグで移籍後初得点を記録したが、2試合合計2-4で敗退した[7]。 2014年7月21日、バレンシアとの契約を解除した[8]。 バレンシア以後2014年7月28日、カタール・スターズリーグのアル・サイリヤSCと契約した[9]。 その後、2015年1月にはギリシャ・スーパーリーグのPAOKテッサロニキFCに移籍[10]。 2016年2月1日にプリメーラに復帰し、グラナダCFと2017年6月までの契約を締結した[11]。 2016年7月5日、スイス・スーパーリーグのFCルツェルンに移籍。レギュラーとしてリーグ戦33試合に出場し、ゴールも記録している。 2017年6月17日にプリメイラ・リーガのCDトンデラに2年契約で加入することが発表され、10年振りに母国へ復帰した[12]。2019年7月1日、ユース時代に在籍したボアヴィスタに復帰した[13]。 2020年8月13日に現役引退とボアヴィスタのスポーツディレクターに就任することが発表された[14]。 代表U-21ポルトガル代表では23試合に出場し、2004年にはアテネオリンピックに参加した。2005年にポルトガルA代表に初招集され、ジョルジュ・アンドラーデなどもあって2006 FIFAワールドカップの出場メンバーに登録された。ドイツで開催された本大会では3位決定戦のドイツ戦に出場した。 2010年5月10日、カルロス・ケイロス監督は2010 FIFAワールドカップに出場する24人のメンバーにコスタを含め、4年ぶりに代表に復帰することになった。本大会では右サイドバックとしてグループリーグのブラジル戦 (0-0) と決勝トーナメント1回戦のスペイン戦 (0-1) の2試合に出場した。敗退したスペイン戦ではロスタイムにレッドカードを受けて退場している。 2013年10月11日のワールドカップ予選、イスラエル戦で、代表初得点を挙げた。 代表歴出場大会試合数
タイトルクラブポルト
ヴォルフスブルク 脚注
外部リンク
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