マイ・フレンド・スタン
「マイ・フレンド・スタン」 (My Friend Stan[注釈 1]) は、スレイドの楽曲である。1973年に4作目のオリジナル・アルバム『大狂乱スレイド一座』からの第1弾シングルとして発売された。作詞作曲はノディ・ホルダーとジム・リーで、プロデューサーはチャス・チャンドラー。全英シングルチャートで最高位2位を獲得し、1973年10月に英国レコード産業協会からシルバーディスク認定を受けた。 背景・リリース「マイ・フレンド・スタン」は、ジム・リーが自宅にあるピアノでメロディーを弾いているのを聴いたプロデューサーのチャス・チャンドラーが、リーを説得して完成させた楽曲[3]。本作は、1973年7月にドラマーのドン・パウエルが交通事故で重傷を負った後に、初めて録音された楽曲である[4]。レコーディングが行われた当時、パウエルは杖をついて歩いていたことから、別の人物にドラムセットに座らせてもらっていた[3]。 「マイ・フレンド・スタン」は、1973年9月にシングル盤として発売され、B面には「マイ・タウン」が収録された。シングル盤は、全英シングルチャートで最高位2位を獲得[5]。発売に先立ち、ポリドール・レコードに予約注文が殺到したことから、10万枚ものシングルをイギリスに輸入する必要があった[6][7]。 ミュージック・ビデオ「マイ・フレンド・スタン」のミュージック・ビデオは、バーンズにあるオリンピック・スタジオで撮影された。ビデオは、バンドがレコーディングを行なう様子で構成されており、ギタリストのデイヴ・ヒルが「John Birch Superyob」として知られるギターを使用しているのが確認できる[8][9]。 評価シングル盤の発売後、レコード・ミラー紙は本作について「スレイドの作品の中でもかなりゆっくりとしていて、実に地味な曲」とし、「明らかにナンバーワンであり、いくつかの点で初期の暴れん坊たちよりも記憶に残る曲」と評している[2]。 シングル収録曲
クレジット
チャート成績
カバー・バージョン1993年にザ・ロマンズは、アルバム『Major Panic』に本作のカバー・バージョンを収録[18]。 脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia