ヘヴィ・メタル・ビ・バップ
『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ[注釈 1]』(Heavy Metal Be-Bop)は、アメリカ合衆国のフュージョン・バンド、ブレッカー・ブラザーズが1978年に発表したライブ・アルバム。 背景収録曲のうち「イースト・リヴァー」はスタジオ録音で、その他の曲はマイ・ファーザーズ・プレイスにおけるライブ録音だが、オーバー・ダビングも行われている[2]。本作はテリー・ボジオ在籍時としては唯一のアルバムで、バンドの中心メンバーであるブレッカー兄弟は本作の録音前の1976年にも、フランク・ザッパのニューヨーク公演でボジオと共演しており、その模様はライブ・アルバム『ザッパ・イン・ニューヨーク』に収録された[2]。なお、2014年夏には本作の参加メンバー(ただしマイケル・ブレッカーは既に死去しており、ランディ・ブレッカーの妻アダ・ロヴァッティが代役を務めた)が再結集してヨーロッパ・ツアーを行い、同年11月には日本公演も行われた[3]。 反響・評価アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200入りは果たせなかったが、『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは14位に達した[4]。また、本作からのシングル「イースト・リヴァー」は、アメリカでは『ビルボード』の各種チャート入りを逃したが[4]、イギリスでは5週にわたり全英アルバムチャートでトップ75入りして、最高34位を記録した[5]。 河崎直人は「これまでのブレッカー・ブラザーズにはない過激なサウンドが満載で驚いてしまった」「ライヴの演奏はテンポが早いし、リズムセクションのキレの良さが違うせいか、ブレッカー兄弟のアドリブの構成力も際立っている」「彼らの作品を時系列で聴く場合は問題ないが、本作を最初に聴いてしまうと、他のアルバムが物足りなく感じるかもしれない」と評している[6]。 トラック・リスト特記なき楽曲はランディ・ブレッカー作。
パーソネル
アディショナル・ミュージシャン
脚注注釈
出典
外部リンク
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