テイルズ・フロム・ザ・ハドソン
『テイルズ・フロム・ザ・ハドソン』(Tales from the Hudson)は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、マイケル・ブレッカーが1996年に発表した、単独リーダー作としては4作目のスタジオ・アルバム。 背景「ソング・フォー・ビルバオ」は、本作にも参加したパット・メセニーが1982年に録音したライブ・アルバム『トラヴェルズ』収録曲の再演で、「アフリカン・スカイズ」はブレッカー・ブラザーズ名義のアルバム『アウト・オブ・ザ・ループ』(1994年)収録曲の再演である[2]。ブレッカーの単独リーダー・アルバムとしては初めて、ウインドシンセサイザーを使用せず、テナー・サクソフォーンの演奏に絞り込まれた[2]。 反響・評価アメリカの『ビルボード』では、ジャズ・アルバム・チャートで2位に達した[3]。 第39回グラミー賞では、本作が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞(個人またはグループ)を受賞し、収録曲「キャビン・フィーヴァー」は最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞を受賞した[4]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「若手のサクソフォーン奏者に多大な影響を与えたマイケル・ブレッカーは、この良質かつストレート・アヘッドなモダン・ジャズ作品で、自身が受けてきた影響を垣間見せた。"Midnight Voyage"における一部のパートは、驚くほどスタンリー・タレンタイン的、あるいはアーニー・ワッツやジョン・コルトレーンといった彼のルーツを示している」と評している[5]。 トラック・リスト特記なき楽曲はマイケル・ブレッカー作。
パーソネル
脚注
外部リンク
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