ジョーダン・ロマノ
ジョーダン・ロバート・ロマノ(Jordan Robert Romano, 1993年4月21日 - )は、カナダ連邦オンタリオ州マーカム出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのフィラデルフィア・フィリーズ所属。メディアによっては「ロマーノ」と表記されることもある。 ブルージェイズの球団連続セーブ記録保持者(31)[2]。 経歴プロ入りとブルージェイズ時代2014年のMLBドラフト10巡目(全体294位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ブルージェイズでプロデビュー。アパラチアンリーグのルーキー級ブルーフィールド・ブルージェイズでもプレーし、2球団合計で13試合に登板して1勝1敗、防御率1.93、34奪三振を記録した。 2016年はA級ランシング・ラグナッツでプレーし、15試合(先発14試合)に登板して3勝2敗、防御率2.11、72奪三振を記録した。 2017年はシーズン開幕前の3月に開催された第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のイタリア代表に選出された。シーズンではA+級ダニーデン・ブルージェイズでプレーし、28試合(先発26試合)に登板して7勝5敗、防御率3.39、138奪三振を記録した。 2018年はAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツとAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して12勝8敗、防御率4.11、128奪三振を記録した。オフの12月13日にルール・ファイブ・ドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから指名され、同日中に金銭トレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した[3]。 2019年3月23日、ルール・ファイブ・ドラフトの規約でブルージェイズに戻ることになった[4]。開幕はAAA級バッファローで迎えた。6月12日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。同日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビュー。 2020年7月24日のタンパベイ・レイズとのシーズン開幕戦にリリーフ登板すると、1回を無失点に抑えメジャー初勝利を収めた[6]。 2021年シーズンは開幕からブルペンの一角を担い、シーズン途中からは抑え投手として起用された。7月30日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦にて守備の際に膝を負傷したが、この怪我を押してシーズン閉幕まで投げ抜いた。シーズン終盤は20試合連続セーブを記録して、シーズンを終えた[7]。最終的に62試合に登板し、防御率2.14、7勝1敗23セーブという成績を残し、ブレイクを果たした[8]。オフに、左膝半月板の修復手術を行った[9]。 2022年4月11日のニューヨーク・ヤンキース戦でセーブを挙げ、前年から続く連続セーブ成功数が26となり、従来のトム・ヘンキーの25を更新して、ブルージェイズの球団記録となった[10][7]。その後も記録を更新し続けたが、4月24日のアストロズ戦延長戦タイブレークでの10回にジェレミー・ペーニャからサヨナラ本塁打を記録され、連続セーブ記録は31で途切れた[2]。4月は12試合に登板し、1勝1敗10セーブ、防御率1.59という成績を残し、自身初となるリリーバー・オブ・ザ・マンスを受賞した。7月17日に辞退選手の代替としてオールスターゲームに初選出された[11]。ただし、オールスターゲームには登板することはなかった。最終的に63試合に登板し、5勝4敗、防御率2.11という成績で、セーブ数はリーグ3位となる36セーブを記録した。またリリーバー・オブ・ザ・マンスを前述の4月度のほか、7月度にも受賞した。オフの12月6日には自身初めてティップ・オニール賞を受賞した[12]。 2023年は前半戦を36.2回を投げ、奪三振47、防御率2.95、ガーディアンズのエマヌエル・クラセと同数でリーグ1位の25セーブを記録した[13]。7月9日に辞退したフランバー・バルデスの代替選手として、2年連続2度目となるオールスターゲームに選出された[13]。 2024年シーズンは15試合で防御率6.59と不振に陥った。7月3日に肘の手術を受けその後シーズンでの登板はなかった。11月22日にノンテンダーFAとなった[14]。 フィリーズ時代2024年12月9日にフィラデルフィア・フィリーズと1年850万ドルで契約を結んだ[15]。 選手としての特徴平均97.6mph(約157.1km/h)・最速101.4mph[16](約163.2km/h)を計測するフォーシームとスライダーで組み立てる。 詳細情報年度別投手成績
MLBポストシーズン投手成績
年度別打撃成績
年度別守備成績
表彰
記録
背番号
代表歴脚注
関連項目外部リンク
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