クリス・バーミューレン
![]() クリス・バーミューレン(Chris Vermeulen、1982年6月19日 - )は、オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン出身のオートバイレーサー。ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦経験を持ち、2010年はスーパーバイク世界選手権に参戦。 略歴バーミューレンは1994年から1998年の間、母国オーストラリアでダートトラックレースに参加し、1998年にオーストラリアロードレース選手権、1999年からは同スーパーバイク選手権で活躍していた。 イギリス出身で、晩年オーストラリアに移住したスズキの伝説のライダー、バリー・シーンの助言を受けたバーミューレンは、その勧めに従って2000年にイギリスへ渡り、レースキャリアを積む。イギリスではBSBスーパースポーツ・スーパーストック両選手権に参加している。2001年はスーパースポーツ世界選手権に参戦、2003年同選手権にてチャンピオンに輝いた。2004年はテンケイト・ホンダチームからスーパーバイク世界選手権に参戦を開始。翌2005年には年間ランキング2位まで成績を伸ばした。 2006年より、バーミューレンは車番「71」を付けて、スズキワークスチームからロードレース世界選手権MotoGPクラスにフル参戦デビューを果たす。 この年バーミューレンはポールポジション2回を獲得(第3戦トルコGP、第11戦アメリカGP)、また当時のチームメイトでエースライダーのジョン・ホプキンスに先がけ、地元オーストラリアGPにてグランプリ初の表彰台(2位)に立つなどして活躍した。 2007年の第5戦フランスGPではグランプリ初優勝を達成。スズキに2001年のセテ・ジベルナウ以来、6年ぶりのレース優勝をもたらした。 2008年から、バーミューレンは車番を「71」から「7」に変更。チームメイトにドゥカティ・ワークスチームで活躍したロリス・カピロッシを迎えた。2009年シーズンも引き続きスズキから参戦。全ライダー唯一となる全戦ポイント獲得という成績を残したものの、翌年以降のシートを確保することが出来ず、MotoGPから退くことになった。 2010年シーズンはカワサキワークスチームからスーパーバイク世界選手権へ出場、しかし開幕戦フィリップアイランドで膝を負傷して第2戦・第3戦と欠場を強いられ[1]、復帰後も成績は低迷した。そして第9戦ブルノで再び膝を傷めてしまいシーズン残りを欠場[2]、満足にシーズンを戦うことが出来ずにシリーズランキング20位に沈んだ。 バーミューレンは欠場中に半月板と靭帯を修復する大規模な手術を受け、2011年シーズン開幕前の1月のテストに参加することを目標としてリハビリに励んでいる[3]。 エピソード
戦績
スーパーバイク世界選手権
鈴鹿8時間耐久ロードレース
ロードレース世界選手権年別成績
クラス別成績
脚注
外部リンク |
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