2007年のトルコグランプリ (ロードレース)
2007年のトルコグランプリは、ロードレース世界選手権の2007年シーズン第3戦として、4月20日から22日までトルコのイスタンブール・パークで開催された。2005年から同地で始まったトルコGPだったが、この2007年のGPが今のところ最後の開催となっている。 概要125ccクラス決勝では、序盤はポールポジションからスタートしたマティア・パシーニがレースをリードしたが、4周目にチェーンが外れるトラブルでリタイヤとなった。開幕から3戦続けてトラブルに見舞われているパシーニは、リタイヤ後ピットで泣き崩れた[1]。その後レース中盤までは6~7台の集団によるバトルが展開されたが、やがてパシーニのチームメイトのホアン・オリベとシモーネ・コルシの2台が抜け出て優勝争いを展開、ファイナルラップの最終コーナーでコルシがオリベをオーバーテイクしグランプリ初優勝を果たした。3位にはKTM移籍後初の表彰台となる小山知良が入った[2]。 250ccクラス決勝では、ホルヘ・ロレンソ、アルバロ・バウティスタとの激しいトップ争いを僅差で制したスコット・ホンダのアンドレア・ドヴィツィオーゾがシーズン初優勝を挙げた[3]。 MotoGPクラス決勝は、1周目の第12コーナーでブレーキングポイントを誤ったカワサキのオリビエ・ジャックが起因となる多重クラッシュが発生、コーリン・エドワーズ、クリス・バーミューレン、ダニ・ペドロサが転倒、バーミューレン以外はそのままリタイヤとなる波乱の幕開けとなった[4]。その後レースは先頭のケーシー・ストーナーを始めとしたブリヂストン勢が圧倒な強さを見せる展開となった。結果はストーナーがシーズン2勝目、以下ブリヂストン勢が上位を独占し、ミシュラン勢最上位は7位のニッキー・ヘイデン、バレンティーノ・ロッシはグリップしないタイヤに苦しみ10位に沈んだ[5]。 MotoGPクラス決勝結果
250ccクラス決勝結果
125ccクラス決勝結果
脚注
参考文献
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