KEIBAワンダーランド
『KEIBAワンダーランド』(ケイバ・ワンダーランド)とは、KBS京都テレビが制作し、西日本各地のテレビ局にネットしていた中央競馬実況テレビ番組。 概要1969年(昭和44年)4月5日放送開始[1]。当初の番組名は競馬中継(けいばちゅうけい、2003年(平成15年)3月まで) → 土曜競馬中継(どようけいばちゅうけい・2003年(平成15年)4月以降の土曜日、ただしオープニング以外は従来通り)・競馬中継.exe(けいばちゅうけい イーエックスイー・2003年(平成15年)4月以降の日曜日)を経て放送開始からちょうど40年目にあたる2008年(平成20年)4月5日から現在のタイトルに変更となった。 競馬ブックが番組制作に協力している。専属評論家が解説者として出演するほか、奈良テレビ以外のネット局へCM出稿もしている。 土曜版土曜日の中継はKBSのテレビ放送開局から4日後、最初の土曜日である1969年(昭和44年)4月5日に開始[1]。 14:30から16:00まではテレビ東京と提携してメインレースの中継を相互に配信する。札幌・函館開催の時はテレビ北海道、福島第3場開催の時は福島テレビ、新潟第3場開催の時は新潟放送(新潟総合テレビが代理する時もある)、それ以外はテレビ東京が制作した映像を中継。KBS京都とテレビ北海道の間には直接の中継回線が引かれておらず映像・音声はテレビ東京経由。KBS京都側の切り替えタイミングがテレビ東京(『ウイニング競馬』)側とあわなかった場合、ウイニング競馬の映像・音声がそのままKBS京都で流れる。 『ウイニング競馬』は、前身の『土曜競馬中継』の時代から一貫して西日本の地上波放送局では放送していない。2005年(平成17年)4月改編からBSジャパンで同時ネットされるようになり西日本でも視聴可能になったが、西日本のTXN系列局のうちテレビ大阪は、従前から放送しているKBS京都とサンテレビで大阪府域をカバーしている事から、1982年(昭和57年)の開局以来競馬中継の放送を一切行っていない。またTVOよりも後に開局したテレビ愛知、テレビせとうち、TVQ九州放送はKBS京都制作分を放送している。 →詳細は「ウイニング競馬 § 在阪局の土曜中継との関連」を参照
以下の場合JRA公式映像(地上デジタル放送では4:3SD映像であったが、2008年(平成20年)6月より全場ハイビジョン対応)、ラジオNIKKEIの実況音声が配給されている。
日曜版従来はラジオのみでの放送だった日曜日は、関西テレビ(『競馬中継』→『エキサイティング競馬』→『DREAM競馬』→『競馬beat』)とのリレー中継という体裁で、1985年(昭和60年)頃から始まった。同時にKBS京都ラジオでの競馬中継はテレビに移行する形で終了し、ラジオでの競馬中継からは撤退した。 田淵岩夫、青芝フック、太平洋の担当時には第1部のエンディング直前に「1時間のお休みをいただきまして、再び○○競馬場からお送りします」との挨拶を入れていた。例外として、京都新聞杯(〜1999年)とKBS京都賞ファンタジーステークス(2000年〜2009年)が開催された日曜日は、KBS京都のみ15時台の中断なしで放送していた(ネット局は通常通り15時台は中断)。 →「KEIBA BEAT § 放送日時」も参照
以下の場合JRA公式映像(地上デジタル放送では4:3SD映像であったが、2008年(平成20年)6月より全場ハイビジョン対応)、ラジオNIKKEIの実況音声が配給されている。
なお、日曜日のレギュラー放送を開始するまでは、京都新聞杯の開催日に限り、1971年より放送されていた[1]。 土日共通の概要京都競馬場と阪神競馬場で行われるレースを実況中継する。夏期開催の中京競馬場、小倉競馬場でのレースもKBSのスタッフを動員して実況中継する(それ以外の第3場開催で行われる場合は、それぞれ地元局(テレビ愛知、三重テレビ、2004年(平成16年)まではTVQ九州放送も)が独自に放送していた)。なお関西テレビを除き、関西で競馬中継を放送する局はラジオを含めてすべて夏期(中京・小倉)開催では現地まで出張して中継する。 →「KEIBA BEAT § 制作局別のスケジュール」、および「DREAM競馬 § 制作局のスケジュール」も参照
KBS京都の中継は、地上波テレビ放送の競馬中継としては1週間における放送時間が日本で最も長かった(土曜日・3時間55分、日曜日・1部2部合わせて3時間10分)。この長時間中継を活用してレースの合間にインタビューコーナー、調教ビデオ・参考レースビデオなどを豊富に使った展望コーナーを充実させた放送を行っていた。2008年(平成20年)最初の放送となった1月5日放送分からハイビジョン制作となり、地上デジタル放送ではハイビジョン放送となった。 副音声で自動音声によるオッズの読み上げが放送されていたが、2002年(平成14年)の馬単・三連複の導入に伴い終了した。そのため、スポーツ中継としては珍しいモノラル音声で放送されていた。ただしTVQ九州放送では、独自にステレオ音声にして送出していた。 年間最後の放送ではその年の全GIレースを、最後の直線でハイライトして行くコーナーで締め括る。 2008年(平成20年)1月5日から地上デジタル放送ではハイビジョン放送。取材VTRなどは4:3SDのままなので地上デジタル放送では4:3SD映像の両サイドに「CLUB KEIBA」(JRAの同年年間キャッチコピー)のロゴ入りサイドパネルを表示。尚、ハイビジョン制作移行後の土曜競馬中継のネット局はKBS京都とネット局間の伝送回線の関係でテレビせとうちの様にハイビジョン放送となっている局と全編4:3SDでの放送になっている局とに分かれる。併せて、出演者のネームテロップにも「CLUB KEIBA」のロゴが使われていた。 同年4月5日から番組タイトルを「KEIBAワンダーランド」と改めた(出演者は変更なし)。また新聞の番組表にはこれまで「競馬中継」と表記されていたが、この日より「競馬ワンダーランド」と表記している。オープニングタイトルは土日共通であるがテーマ曲はこれまでどおり土日別々の曲を使用しており、また土曜日は番組内の各種BGMを改題前からほとんど変更していないのに対し日曜日は全てのBGMを一新しており、またCM前アイキャッチ時のタイトルロゴやKBS京都のみではあるがオープニング・エンディングの制作クレジットも土曜日と日曜日で微妙に変えており改題前以上に土曜日と日曜日の中継で差別化を図っていた。 三重テレビとテレビ愛知は中京競馬場での第3場=裏開催で行われる場合土曜競馬中継、日曜競馬リレー中継として放送していたが2010年(平成22年)1月の開催から「KEIBAワンダーランド」のタイトルを共有使用することになった。 同年7月3日より、地上アナログ放送では16:9のレターボックス画面に変更された。これは、5日の放送から全番組がデジタル放送移行を前提とした完全レターボックスに移行するための処置(ダイジェストも同じ)。 月曜日の変則開催時、以下の場合JRA公式映像(地上デジタル放送では4:3SD映像であったが、2008年6月より全場ハイビジョン対応)、ラジオNIKKEIの実況音声が配給されている。
番組の終了2011年(平成23年)1月5日(金杯競走開催日)からBS11がキー局系BS局の放送時間外に『BSイレブン競馬中継』を編成し、それに伴い独立U局の中継番組が見直されることになった[2]。そのため、『KEIBAワンダーランド』は2010年(平成22年)12月26日(有馬記念開催日)に最終回を迎えた[3]。12月26日の日曜最終回は通常開催ごとダブルキャストだった池山、太平洋が共演して締めくくった。 →「BSイレブン競馬中継 § 放送時間」、および「中央競馬ワイド中継 § 番組終了とその後」も参照 しかし西日本地域の放送局がKBS京都の競馬中継を放送し、テレビ東京(BSジャパン)が『ウイニング競馬』を放送している土曜15時台については放送が継続される。 →詳細は「うまDOKI § 概要」、および「ウイニング競馬 § 主な他地域の土曜競馬中継番組のタイトル」を参照
基本的な放送時間
変則的な事例薄暮競走実施2009年(平成21年)以降は事実上春夏クールは17:00まで、秋冬クールは土曜日は16:30、日曜日は16:45(KBS京都以外は16:30まで)までの放送。
特別編成時の措置全国高等学校野球選手権大会期間中は朝日放送との高校野球リレー中継放送のため、日曜日第1部は14:10からとなる。(雨天中止時は通常の日曜の放送時間に戻る形になる) 毎年7月下旬頃に放送されるフジテレビ系列の『FNSの日』特別番組放送日は、15時台の休憩なしでノンストップで放送される(2005年10月9日、2006年10月8日、2009年10月4日にフジテレビ系列でF1日本グランプリ生中継が行われた際も同様の措置がとられた)。 →詳細は「FNSの日 § 競馬中継」を参照
2007年9月23日は報道特別番組のため、また2007年9月30日と2008年(平成20年)10月12日にF1日本グランプリ生中継が行われた際、この日の関西テレビ系列の『DREAM競馬』が15:15(2007年9月23日は15:30)から放送開始だったがこの場合の第1部は通常通り15:00までの放送となる(この間に、発走するレースは地上波では放送されないことになる)。 以上の措置は後述のネット局の内、土日共に放送の3局(三重・奈良・兵庫サンテレビ)でも同様。但し下記の例外がある。
変則開催時1月5日の京都金杯当日、及び1月第2月曜の成人の日と9月第3月曜の敬老の日と10月第2月曜の体育の日(2007年のみ。現在はスポーツの日)のハッピーマンデー制度に伴う変則的な月曜開催、その他代替開催など土曜・日曜以外に実施される場合も原則として土曜日の放送時間帯での放映となる(ネット局は別途定める)。 1995年6月3日・4日は「震災復興支援競走」として関西エリアでは京都競馬と中京競馬が同時開催となったが、通常は夏競馬の期間のみKBS京都制作で放送している(春と秋の開催はテレビ愛知が制作)中京競馬場にも、臨時にKBS京都のスタッフを派遣して放送時間内に行われた両場のすべてのレースの生放送を行った[8]。 2003年11月3日に福島競馬場で中央競馬が開催された当日は、KBS京都・サンテレビともに関東の独立局向けに放送している『中央競馬ワイド中継』(発局・テレビ埼玉)を放送した。またこれまで関東地区のみが天災などによる開催中止の代替開催が行われた場合は関西地区での競馬中継は行わなかったが、2006年1月23日の中山競馬場代替開催が実施された時も『ワイド中継』(このときの発局はちばテレビ)をネットした。同様に2008年2月4日の東京競馬場代替開催時もKBS京都のみだが『ワイド中継』(このときの発局はtvk)がネットされた。 →詳細は「中央競馬ワイド中継 § 関東独立局以外での放送」を参照 2004年から9月の敬老の日を含めた3連休は中山、阪神、札幌の3場の開催スケジュールを調整し土曜日は中山と札幌での開催となり阪神開催が行われない(月曜日に阪神、札幌開催)がその場合は15:00から1時間の中継のみとなる。この場合はKBS京都本社スタジオ(2009年の変則開催は阪神競馬場)からの進行で、中継映像は通常の中継同様それぞれTXN各系列局から配給されたものを使う(TXN系列局であるテレビ愛知・TVQ九州放送・テレビせとうちは2006年までテレビ東京制作の『ウイニング競馬』を放送していた)。2008年11月22日 - 24日の東京・京都・福島の変則開催時も、京都開催がなかった22日に同様の短縮放送を行った。なお、2009年以降BSジャパンが視聴可能であれば、14:30以降はこの番組より先に『ウイニング競馬』で視聴することが可能になった。 →「ウイニング競馬 § 在阪局の土曜中継との関連」も参照
2006年(平成18年)から東京競馬場で日本ダービーが行われる日に目黒記念が最終レース(17:00発走)に組まれる(中京の最終レースの発走も16:40に繰り下がる)為、当日はそれを中継する関係で17:15まで延長して放送する(2006年はKBS京都と三重テレビのみ17:25まで)。また2010年の宝塚記念当日は阪神競馬の最終レース(JRAプレミアムレースの阪神ドリームプレミアム)が17:00発走に組まれるため、17:15まで中継を延長して放送。 2007年8月18日と翌19日の放送は馬インフルエンザウイルスの蔓延により全72レースが中止となったことを受け、小倉競馬場からではなくKBS京都本社からの放送に変更された。内容も変更され、この年これまでの内容を振り返る企画(18日はGIレース・2歳新馬戦回顧、19日は「笑顔をキャッチ」総集編)に加えJRAが六本木事務所で行った記者会見の中身についても放送した。 →「馬インフルエンザ § 競馬開催への影響」も参照
同年11月17日の福島、24日の中京のメインレースは急遽開催が決まった影響から地元局[9]からは放送がなかったためJRAの公式映像を利用した。また23・24日はテレビ愛知(24日のみ)、三重テレビも自主制作はせずKBSからのネット受けのみをした。 2008年2月11日は京都競馬場で9日の続行競馬、東京競馬場で10日の代替競馬が行われたがこの日は中継そのものが行われなかった(15:30 - 16:00に「阿含の星まつり」の中継が組まれており放送枠やスポンサーの都合が付かなかったほか実況担当アナウンサーの内、澤武・梶原・森谷の3人がこの日レギュラー番組の担当に当たっていた事も災いした)。代替開催で中継がなかった珍しいケースである。この日は深夜のダイジェストや関西地区のラジオの競馬中継も行われなかった為(関東地区でも、テレビ・ラジオともに中継局は限られた)、グリーンチャンネルかラジオNIKKEIを受信できなければ競馬を視聴できない状況となった。その事もあり前日10日の放送では、「ぜひ明日(11日)は競馬場・ウインズで競馬をお楽しみ下さい」という旨のコメントがなされた。また当時は関西地区メインレースの実況がKBS京都からRFラジオ日本に音声のみ配信されていたがそれもできなくなり、ラジオ日本のアナウンサーが急遽派遣され全レースを実況することになった。 2010年4月19日の福島競馬が代替開催された時も、関西地区での地上波では中継がなかった。 サンテレビプロ野球阪神タイガース戦の中継が放送される場合、土曜日は野球中継の開始時刻(主に14:00に飛び降りのケースが多かった)で競馬中継を終了。まれに競馬中継が全面休止となる事もあった。 →詳細は「サンテレビボックス席 § 概要」を参照
日曜日の場合は、ABCとのリレー中継が実施される場合は、第1部もしくは第2部のどちらかが休止になるケースが多かった。 1995年(平成7年)1月28日・29日は、阪神・淡路大震災の影響で兵庫県・大阪府の馬券の発売が休止になった影響で、放送を全面休止した。 なお、兵庫リレーカーニバル(4月下旬)、神戸まつり(5月中旬)が行われる日には11時頃から17時ごろまで中継が組まれる為、競馬中継は全面休止となる。 但し神戸まつりは2009年度は5月17日に開催予定であったものの、新型インフルエンザ流行に伴い、前日の5月16日に開催中止決定に伴い、当初放送は全面休止のはずだったが、急遽放送された。 その他事例2001年(平成13年)2月3日の中継直前の午前11時過ぎに京都放送(KBS京都)本社の電気設備の更新作業中のトラブルで放送の送信が停止する事故があった。このとき競馬中継に使用する予定のテロップやコマーシャルが全て使えず、やむを得ず画用紙に手書きしたフリップの出馬表や競馬場のモニターでオッズや結果・払戻金を放送したことがあった。このときも本来TVQから小倉、テレビ東京から東京のメインレースを送ってもらう予定だったが受信することが出来なくなったため急遽JRA公式レース映像(グリーンチャンネルで使用されているものと同じ映像)で・ラジオNIKKEI(当時はラジオたんぱ)の実況を使う事になった。 →詳細は「京都放送 § 放送事故」を参照
2008年(平成20年)8月23日はTXN系列で北京オリンピックを中継するため、テレビ愛知・テレビせとうち・TVQ九州放送は放送を休止(この日は山陰放送も特番のため休止だった)。 2009年10月4日はGIスプリンターズステークス開催日だったがフジテレビ系列ではF1日本グランプリ生中継が行われた為、この日の関西テレビ系列の『DREAM競馬』は15:40 - 16:20の予定だったがF1中継の進行状況に最大30分放送短縮ありの可能性があった為にGIレースが生中継できない可能性があったためKBS京都、奈良テレビでは15時台も中断せずに放送した(サンテレビ、三重テレビは通常通り15時台は中断)。そのため日曜日に行われるGIレースでは2003年の宝塚記念以来、6年ぶりにGIレースが生中継された[10]。 GI開催日の日曜日には時々、最終レースの発走が5 - 10分遅れることがあるためレースの途中で放送が途切れたり放送できないケースもある。KBS京都の日曜日は16:45まで中継があるがその場合でも16時28分30秒で強制的にCMが入るので(ネット局はこの時点で各局別のエンディングとなる)、CMが終わってから改めてVTRで放映し直していた(ただし、薄暮競走開催時は除く)。 タイトルKBS京都テレビでは、1990年代中頃までは土曜日と日曜日で異なるタイトルロゴを使用していた(土曜日が「競馬中継」、日曜日が「日曜競馬中継」の文字が入る異なるデザインであった)。 その後、競馬中継のキャラクター「かつ丸くん」が制定された際に、タイトルロゴは一時期には土曜日・日曜日とも共通のタイトルロゴに統一の上でリニューアルされたが、2003年(平成15年)4月 - 2008年(平成20年)3月までは、各曜日とも独自性を高めるため、再び違ったタイトルロゴが使われていた(同時にキャラクターの「かつ丸くん」は廃止された)。なお日曜日はかつてキャスターを務めた青芝フックが題字を書いていたものが使われていたが、その後フックが勇退してから別の題字に変更された。 なお、「KEIBAワンダーランド」に改題されてからは再び共通のロゴを使用するようになり、『うまDOKI』に引き継がれた。 テーマ曲KBS京都ではオープニング・エンディングとも、放送開始当初から1993年(平成5年)頃まではKBS京都共通のスポーツテーマソング、Z.N.ブロン作曲の『ヨーロッパ万歳』(Heil Europe)[11]が使用されていた。その後何曲か変更ののち2003年の3月までは高中正義の『Victory Goal』が使用されていた。『競馬中継』時代最末期は土曜日がSavage Gardenの『The Best Thing』、日曜日が2004年3月までは、The Rolling Stonesの「Don't Stop」2004年4月からは、Cold Playの『Clocks』で、後の『KEIBAワンダーランド』にタイトルが変わって以降は土曜日がナイト・レンジャーの『Four In the Morning』で日曜日が葉加瀬太郎の『Loving Life』となっていた。なお、KBS京都以外はそれぞれの番組オープニング時とエンディングに各自で異なるテーマ曲を自社送出で挿入する。例えばSUNでのテーマソングは1985年(昭和60年)頃まではエドウィン・ユージン・バグレイ作曲の『国民の象徴』(演奏:Manhattan Brass Band)を、その後スーザの行進曲『海を越える握手』に変更され、末期にはクロード・トーマス・スミスの吹奏楽曲である『華麗なる舞曲』等を、それぞれオープニング・エンディングともに使用した。また、テレビ愛知(中京競馬が第3場開催時の自社制作分を除く)とテレビせとうちとTVQ(小倉競馬が第3場開催時の自社制作『土曜小倉競馬』を除く)ではTXN系列共通のスポーツテーマソング『Let's Try 0012』(作曲:三枝成彰)がオープニング・エンディングで使用された。 土曜日の今日のレース結果は1980年代後半にレース結果をまとめて放送する様になってから(それまではレースVTRを放送し、その後で結果と配当金をアナウンサーが読み上げる形式だった)BGM付きとなり、当初はフュージョン系アーティストの曲が使用されていた[12]。『KEIBAワンダーランド』時代は、大橋勇の『Battle For The Championship』(1993年(平成5年)のF1イメージアルバム「IMAGES」に収録)が使用されていた。日曜日のレース結果ではT-SQUAREの『TRIUMPH』が使用されていた。2004年頃までは、14時台と16時台にレース結果を放送されていたが、2005年頃から他場のレース中継を放映するに伴い、レース結果をまとめては放送されなくなった。 日曜日の番組内で使用されているBGMはフラリー・パッドのアルバム『future_pad』(FLPD-0001 インディーズ盤)に収録されている。 番組末期のパドックBGMに2003年3月まで使用されたのが、高中正義の「Funky Holo Holo Bird」2003年4月から最終回までは、T-SQUAREの「A-DISTANCIA」、CM前ジングルにDIMENSIONの「Break Out」(最初の5秒間)が使用されていた。 出演者★印は2011年(平成23年)1月開始のうまDOKIへ当番組に引き続き出演する ☆印は同年1月からBSイレブン競馬中継へ出演する キャスター
池山と太平洋は開催ごと(4週置き)に交代で出演のいわゆる「ダブルキャスティング」。初登場の2005年10月9日と「ファンタジーステークス」が行われた同年11月6日は2人が共演した。 出光は9月の3日間開催で、短縮放送となる土曜日に「放牧」と称して夏休みを取っている(ただし翌々日の月曜日の中継には出演するため、実質夏休みなしで出演している)。2008年11月の3日間開催も、同様に短縮放送の22日を休んでいる。 久保は夏の小倉競馬期間中は出演せず、第2部のみ(「FNSの日」放送日は15:00以降)後述の実況アナウンサーのうち1人がサブキャスターを担当する。 出光と久保、それに交代出演となる池山と太平洋以外は基本的に夏休みを取らずに出演する(ただし藤井は2008年1月に一度休暇を取っており、その時は森谷が代役を務めた)。 2009年1月24日は出光が病気により欠席したため、日曜日担当の太平洋が代役をした。 2010年8月7日・14日は澤武がリフレッシュ休暇を取得したため、木村がアシスタントとして出演した。 同年9月12日以降は兼平が卒業した後、同日から12月19日の放送まで実況のアナウンサーが、最終回の12月26日は太平洋がそれぞれ代理でパドックの聞き手として出演した。 アシスタント
解説
解説者のうち記載がないものは競馬ブック所属。 2006年2月26日から10月1日の放送まで井上が長期療養の為、代理として同じくスポーツニッポンの仙波広雄が日曜日のパドック解説を担当していた(仙波が出演できない週は、上岡圭吾又は柏原健士が担当)。 同年7月23日の放送で井上からの手紙を紹介し、井上ががんであったことを明らかにし10月8日に番組に復帰することも発表し、予定通り同日から番組に復帰している。 2010年7月3日の放送分から7月24日の放送、及び11月27日の放送は土曜メイン解説の中野が体調面で休んだため、その間は日曜日のメイン解説の藤井が代わりに出演した。 かつて日曜日のパドック担当は蔵内担当の週と永井担当の週とがあった。 実況アナウンサー
澤武は土曜日午後はキャスター担当であるため、生中継の行われない午前中のレース[13] と日曜日の実況を担当していた。 森谷は2006年3月から実況担当になったが、デビュー当初は午前中のレースのみ担当。同年9月の中京開催から午後の実況も担当。11月11日の京都ハイジャンプで重賞初実況。 木村は2007年からラジオの「競馬速報」には出演していた。2008年から午前中の一部レース[13] のみに実況を担当していたが2009年からは特別前(8Rまで)の午後のレースの実況も担当し始め、その後メインレースの実況も担当している。同年5月16日の京都ハイジャンプで重賞初実況。 寺西はKBS京都の局アナウンサー時代にも競馬中継に出演していたが2005年2月まで担当した久保房郎が定年退職、3月まで担当した岩崎心平アナが東日本放送に転籍、さらに宮本英樹も報道記者に転属し局アナスタッフが人員不足となった関係上同年4月から復帰した。なお、フリーである寺西が実況をする時は名前の字幕の下に「KBS京都」と表示していなかった。プロ野球のシーズン中は『Tigers-ai』の実況もあるため、週末に阪神タイガースのホームゲームがある場合は出演しない週があった。 また梶原と寺西は随時『エキサイティング!J』(京都サンガ戦ホームゲーム中継)の担当になる日があり、特に土曜日の放送に出ない週があった。 変則開催により月曜日に放送がある場合、梶原と森谷はそれぞれレギュラー番組出演の為、放送に出演しなかった。 主なコーナー土日共通
土曜日
日曜日
ネット局土曜日の放送については、東京12チャンネル(現・テレビ東京)が、事実上の独立局だった1970年4月から土曜競馬中継の放送を開始して以後、KBSでの中継は開局当初からネット関係が強いテレビ東京と連携を取っている(実質、西日本地区のTXN系列競馬中継の扱いである)。そのため、KBS京都主管の中継では西日本地区のTXN系列各局(テレビ大阪除く)と、テレビ東京との番組販売取引関係の強い地方他系列にネットして放送を行ってきた。後継番組の『うまDOKI』も同様となる。
テレビ愛知では、当初は14:25からの放送で、14:25前後はCMだったものの14:25になると競馬中継のスポンサーのCMとなっていた。中継に切り替わった後は1レース放送した後、中継映像をバックにしたオープニングを放送していた(このテーマ曲は不明)がその時間の三重テレビはCMとなっていた。1990年代中盤頃まで15:55までの放送。ちなみにテレビ愛知開局以前は中京テレビ(CTV中央競馬実況中継)で放送されていたが中京テレビが裏開催で自主制作していたかについては詳細不明。 三重テレビでは、土曜日は2005年末までは中断なしだったが、2006年1月の放送からテレビ愛知と重複する時間帯は同局とのリレー放送に変更された。また『KEIBAワンダーランド』への改題前は、『土曜ワイドスペシャル・第〇〇回△△競馬〷日目』と改題の上放送していた。 サンテレビでは岸和田競輪場、住之江競艇場、尼崎競艇場で開催の主要重賞競走(競輪のGI、競艇はSGかGIで全国場外発売が行われるもの)の製作幹事局を務める場合でも以前は競馬優先でネット局への裏送り(競艇は録画中継となる場合もあった)を行っていたが近年はこの場合でも平日同様生放送するケースが増えており土曜日は放送途中(競輪の場合15:00か16:00。競艇の場合16:00)で飛び降り、日曜日は第2部休止というケースもあった。奈良テレビでは、競輪・競艇中継が行われる日には競馬中継は完全休止だった。KBS京都では競馬中継最優先の体制を敷いているためこのような処置をとることは後継の『うまDOKI』も含めてほとんどない。 これ以外にも、競輪・競艇中継や特別番組などにより放送休止または時間短縮の場合があった。 毎年7月に行われる夏の高校野球地方大会期間中は土日共に放送する局のうち三重テレビでは1回戦から、奈良テレビは3回戦から(2009年までは1回戦から)KBS京都は準々決勝以降(ただし決勝戦以外は競馬中継の時間帯は競馬中継の方が優先、高校野球は競馬中継の後に録画放送)、サンテレビは決勝戦(2007年までは準決勝も放送)でそれぞれの地方大会を中継する関係で放送休止・短縮される。テレビ朝日系のHOME、eat、ncc及びTBS系のBSS[14]でも高校野球地方大会(HOMEは日本プロ野球=広島東洋カープ戦も)やゴルフ中継を実施する場合があってそれぞれに放送休止となる場合があった。 フジテレビ系で『FNS27時間テレビ』などの特別番組のために競馬中継が休止(重賞競走のみ中継放送はされる)する場合は、KBS京都やサンテレビなどの独立UHF局では中断しない措置を取った。また通常土曜日のみのネット局でもかつてはテレビせとうちなど一部が日曜15:00 - 16:00のみネットする場合があったが、BSフジで競馬中継が行われるようになったため2001年以降この措置は行われなくなった。 テレビせとうちと山陰放送、長崎文化放送は、地元にウインズが開設された事に伴いネットを始めた(愛媛朝日テレビも、長崎文化放送と同時期にネット開始)。なお、山陰放送ではまれに中継できない日に日本海テレビへの振替放送となるケースもあり、長崎文化放送では別番組に差し替える場合もあった。 これらとは別に、関東地区のラジオ局RFラジオ日本(『中央競馬実況中継』)に西日本主場メインレースの音声のみ配信されていたが、2010年12月の当番組終了と同時に打ち切られ、以後は関西でのGI開催週が毎日放送(MBSラジオ)の技術協力による自社制作、GIのない週は土曜日が毎日放送(『GOGO競馬サタデー!』)、日曜日はラジオ大阪(『OBCドラマティック競馬』)から配信を受けるように変更された。 →詳細は「ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継 § 関西主場・第三場の放送との連携」、および「OBCドラマティック競馬 § ネットワーク」を参照
関連番組
関連ビデオソフト
注釈
関連項目
外部リンク
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