1958年のインディ500
1958年のインディ500は、1958年5月30日に開催された。1958年のF1世界選手権に組み込まれて開催された。このレースは第1ラップで大事故が発生したことでよく知られる。この事故で人気ドライバーのパット・オコナーが死亡した。 ディック・ラスマンとエド・エリシアン、ジミー・リースがフロントローからスタートした。エリシアンは第1ラップのターン3でスピンし、ラスマンに接触、この2台が壁となってそこに15台が突っ込むこととなった。 A.J.フォイトによると、オコナーの車はリースの車に衝突し、50フィート空中を飛んで逆さになって落ち炎上したという。オコナーは焼死したが、メディカル・オフィシャルによればオコナーは頭蓋骨骨折で即死したであろうという[1] 。 事故の原因となったエリシアンは非難を受け、USACによって資格停止(数日後に復帰)、レース団体の多くから避けられることとなった。 この事故の後、レースオフィシャルはレース開始の手順を変更すると発表し、1957年と1958年に使用されたピット・レーンの下側の一列の使用を停止した。また、翌年のインディ500からはドライバーの頭の後ろにフレームに溶接された金属ロールバーの装着が強制された。加えてヘルメットはスピードウェイのメディカル・オフィシャルによる安全認定を通過した物で無ければ使用できなくなった[2]。 なお、この年のインディ500には前年のF1世界選手権チャンピオンで、この年はフル参戦を行っていなかった(結果的にこの年で引退した)ファン・マヌエル・ファンジオが最初で最後のエントリーを行っていたが、予選セッションで記録を残さず予選落ちとなっている。 決勝
注
第4戦終了時点でのランキング
参照
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