阿波池田駅
阿波池田駅(あわいけだえき)は、徳島県三好市池田町サラダにある、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。 線路名称上では土讃線単独駅であるが、隣の佃駅から分岐する徳島線の列車も当駅を運転系統上の起点としている。そのため、土讃線と徳島線の双方の駅番号が割り当てられており、土讃線はD22、徳島線はB25である。 三好市における主要駅であり、四国まんなか千年ものがたりを除く全特急列車が停車する[注釈 1]。 歴史
駅構造ホームは相対式1面1線・島式2面4線で合わせて3面5線ある[2]地上駅[1]。県内の駅で最も線路の数が多い(県の代表駅である徳島駅は4線)。なお、四国内のJR駅で5線以上のホームがある駅は、4面9線の高松駅と当駅のみである。 相対式ホーム1面は駅舎に直結しているが、島式ホームの2面は跨線橋にて連絡[2]。元々は島式2面4線であったが、バリアフリー対策としてスロープを併設した相対式ホームの現1番線を新たに設置、2011年3月より使用開始した[12]。このほか、ホーム南側に留置側線が多数ある。 終日社員配置(駅長配置)駅。土讃線多度津 - 高知間の運行管理を行う阿波池田駅制御所が併設されている[15][16]。 駅舎内には、みどりの券売機プラスが設置されているほか、コンビニ「セブンイレブンKiosk[注釈 2](営業時間6:40 - 20:00)」がある。 トイレは、改札外に男女別水洗式が設けられている。 かつてはホームにのみ電照幕式の発車案内が設置されていたが後に撤去され、新たにLED式の発車案内がホームと改札口に設けられた。4・5番ホームに祖谷のかずら橋の模型がある。 駅スタンプは1980年代半ばごろに盗難にあって以降は同じデザインのものは設置されていなかったが、臨時列車「たらぼけ号」を企画した鉄道カメラマンの坪内政美が当時のものを復刻し、2012年に寄贈した[17][18]。 また、駅付近の徳島県立池田高等学校の校歌が接近メロディーとして採用されている[19]。 のりば
利用状況徳島県統計書によると、1日平均乗車人員は下記の通りである。
駅周辺当駅周辺は、鉄道の開通や接続するバス路線の整備と共に四国の交通上の要衝となって発達し、1922年(大正8年)には人口9,434人の町に旅館が45軒も存在し、県庁所在地の徳島市や海港のある小松島市の人口1万人当たり9.3軒を上回る宿泊地となった[3]。だが、土讃線が開通して当駅での鉄道からバスへの乗り換えに伴う宿泊需要が消滅したことから、1976年(昭和51年)には21軒へ半減することになった[3]。 コロナ禍になる直前までは、大歩危・祖谷地区を観光する外国人旅行客による宿泊需要が増えたこともあり[21]、JR四国は駅前通り商店街にあった空き家を改装し、簡易宿泊所「4S STAY阿波池田駅前」を2018年11月にオープンさせた。
バス路線
特記事項土讃線と徳島線が合流するのは当駅から1駅隣の佃駅だが、佃駅は特急列車は通過する。そのため、徳島線徳島方面と土讃線多度津・高松方面を利用する場合、特急列車同士の乗り換えと、特急列車から普通列車に乗り換え、普通列車から特急列車に乗り換えに限り、分岐駅通過の特例により佃駅と当駅間に関しては往復とも運賃計算から除外できる(佃駅での乗り換えとみなされる)。ただし、その場合は当駅での途中下車はできない[24]。 その他隣の駅
脚注注釈出典本文中の出典
利用状況の出典
関連項目外部リンク
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