穴吹駅(あなぶきえき)は、徳島県美馬市穴吹町穴吹字岩手にある、四国旅客鉄道(JR四国)徳島線の駅。駅番号はB16。
旧・穴吹町の代表駅で、なおかつ美馬市の代表駅(美馬市には穴吹町にしか駅が存在しない)。全特急列車が停車する。
歴史
駅が開設された当時の穴吹周辺は、山間部で生産された藍を集め、吉野川の舟運で徳島方面へ輸送する拠点だった。鉄道が開通したことによりこの輸送は鉄道に転換した。広い構内は貨物輸送を行っていた時代の名残である。1950年(昭和25年)頃、駅前の和菓子店「日乃出本店」が駅構内で「ぶどう饅頭」の立ち売りを始めて評判となった。しかし自家用車の普及で鉄道利用客が減少したため、1980年(昭和55年)頃に立ち売りはなくなった[4]。
年表
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。跨線橋はなく、駅舎とホームは構内踏切で結ばれている。木造駅舎中央には、民営化後の改装で取り付けられた三角屋根がある[4]。直営駅で、みどりの券売機プラスが設置されている。稼働時間は5:30-23:55、オペレーター対応時間は7:00-20:00。また、男女共用の汲み取り式便所が置かれていたが、2021年に改修され、男女別水洗式便所に置き換わっている。
駅舎にキヨスク(四国キヨスク)(営業時間:6時35分-17時10分)があったが、2016年4月に閉店し[8]、同月に公衆電話も撤去された。
のりば
阿波池田に向かって右側が1番線である。当駅で折り返す列車が多いため、使用ホームは一定していない。
のりば |
路線 |
方向 |
行先
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1・2
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■徳島線
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下り
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阿波池田行き
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上り
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鴨島・徳島方面
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- 付記事項
- 徳島線のほぼ中心にある拠点駅で、当駅から阿波池田駅方面は列車の運行本数が激減する。
- 2018年3月17日改正ダイヤ[9]時点では最終列車の終着時刻が日付を越えた0時34分(各停徳島23時37分発)で徳島県内では最も遅い時間となっていたが、この時間帯にあたる列車が阿波川島駅発着に短縮された2020年3月14日改正ダイヤ[10]では23時55分(各停徳島22時58分発)と当日中の終着となっている。
- 線路沿いにはツツジが植えられており、4月下旬から5月頃に見ごろとなる。
利用状況
1日平均乗車人員は下記の通り。
- 1,102人(1995年度)
- 1,101人(1996年度)
- 1,034人(1997年度)
- 1,026人(1998年度)
- 1,016人(1999年度)
- 989人(2000年度)
- 932人(2001年度)
- 859人(2002年度)
- 828人(2003年度)
- 776人(2004年度)
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- 778人(2005年度)
- 767人(2006年度)
- 767人(2007年度)
- 719人(2008年度)
- 682人(2009年度)
- 645人(2010年度)
- 671人(2011年度)
- 668人(2012年度)
- 667人(2013年度)
- 622人(2014年度)
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駅周辺
美馬市穴吹町地区だけでなく、対岸の美馬市脇町地区の玄関口となっている。
隣の駅
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■徳島線
- ■普通
- 川田駅 (B15) - 穴吹駅 (B16) - 小島駅 (B17)
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
穴吹駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク
徳島線(よしの川ブルーライン) |
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