紀伊神谷駅
紀伊神谷駅(きいかみやえき)は、和歌山県伊都郡高野町大字細川にある南海電気鉄道高野線の駅。標高473 m(橋本駅との高低差は+381 m)。駅番はNK85。民本大手私鉄としては珍しい秘境駅として名高い。 歴史
駅構造駅係員配置駅。島式ホーム1面2線の地上駅で列車交換が可能。ホーム有効長は2扉車4両。山間の険しい地形のところにあるため、ホームが大きくカーブしていることが特徴である。 駅舎は下り線(極楽橋方面の線路)側にあり、ホームとは構内踏切で結ばれている。のりば番号は設定されていない。 自動券売機が設置されておらず乗車券は窓口でも発売していない(定期券のみ事前予約で購入可能)。窓口で乗車駅証明書を受け取り、下車駅で精算するように案内される。かつては自動改札機が、PiTaPa・ICOCAなどのICカードに対応していなかったため、常駐の係員に申し出る必要があったが、2017年頃にICカード対応の自動改札機に置き換えられたためその必要はなくなっている。改札外にトイレがある。 のりば
※実際には構内に上記ののりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「南海アプリ」では、下りが1番のりば、上りが2番のりばとされている。駅舎側が1番のりばである。 利用状況2023年度の1日平均乗降人員は8人[南海 1]である。高野線の駅(42駅)で、また南海電鉄の駅(100駅)では乗降人員が最も少ない[南海 1][注 1]。 近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである。
駅周辺東の丘を越えた先に古来宿場町だった集落(2020年時点で16世帯24人が在住[15])があるが、当駅から離れており、駅周辺にはほぼ何も無く自動販売機も設置されていない。このため秘境駅とも言われている。土日祝には、近くにある旧白藤小学校で、カフェの営業がある。なお、当駅は1871年に起こった日本最後の仇討ちともいわれる高野の仇討ちの現場の最寄り駅でもある[16]。 隣の駅脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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