神鉄コミュニティサービス
株式会社神鉄コミュニティサービス(しんてつコミュニティサービス)は、神戸電鉄グループの総合建設会社(ゼネコン)。 建設業のほか施設管理業や警備業も行う[2]。 概要神戸電鉄グループに属する企業であり、建設業・施設管理業・警備業を行う。現在の本社は神戸電鉄が経営する谷上SHビル内にあるが、2004年(平成16年)までは鈴蘭台西町(現 鈴蘭台事務所)に、2003年(平成15年)までは神鉄ビル内に本社を置いていた。 経営理念は「Service(奉仕)」、「Confidence(信頼)」、「Sincerity(真心)」である。ロゴはこれらの頭文字で、旧社名でもある「SCS」の3文字をデザインしたものであり、ヘルメットにもロゴが使用されている。 沿革神鉄不動産の設立1970年(昭和45年)に中田大三社長が就任して以降の神戸電鉄では、経営多角化を推進する中で「神鉄複合文化産業構想」と言われる関連会社を通した事業展開が進められ、相次いで子会社が設立された[3]。 こうしたなかで不動産関連業務の分離も当然ながら企画され、1972年(昭和47年)6月20日に神鉄不動産株式会社を設立、当初の主な業務内容はビル管理事業で、ニュータウン開発や住宅産業は引き続き神戸電鉄が行うことになった[3]。 ビル管理と土地賃貸を柱にスタートした同社であるが、創業直後に訪れたオイルショックの影響で門出は厳しく、1974年(昭和49年)1月には安定収入を求めて駐車場経営に進出[3]。しかし同じ神鉄グループ内で駐車場業を主力とする神鉄モータープールと事業が重複することが問題となり、同年7月30日に同社を吸収、駐車場部門の基盤を強化した[3]。 神鉄建設工業への社名変更神鉄グループではすでに神鉄設計が建設業に進出していたが、神鉄不動産も事業の拡大を図って1974年(昭和49年)に建設事業を開始[3]。不動産会社から建設会社へと性格を変えることで、神戸電鉄関連の工事を受注し売上高を伸ばすことに活路を見出し、1980年(昭和55年)に建設部門拡大への布石として、神戸電鉄技術部および阪急電鉄系子会社より技術者を迎え入れて、本格的に建設会社としての道を歩み始めた[3]。 さらにやや脇役に退いていた不動産事業の強化策として、神戸電鉄と神鉄北鈴蘭台第3次住宅地の共同造成契約を締結、神鉄エンタープライズなどとともに「神鉄北鈴開発」にひと役買うこととなったほか[3]、1982年(昭和57年)には神鉄百合が丘住宅地の造成工事を受注し、初の本格的な宅地造成工事にも取り掛かった[3]。 このほか神戸電鉄関連工事として、第二検車場・工場建設工事、谷上駅付近移設工事なども受注し、より一層建設会社としての性格を強めたことから、1986年(昭和61年)8月1日をもって神鉄建設工業株式会社へ社名を改め同時に社章を制定、神鉄産業とともにグループ内の中枢建設会社として確固たる地位を築き始めた[3]。 歴史
建設業土木事業
軌道事業
建築事業
主な建設実績以下は一例である。神鉄建設の施工物件も含む。
ビル・マンション総合管理業ビル総合管理・鉄道駅施設清掃管理神戸電鉄が経営する商業ビル・賃貸ビルにおいて総合管理を行うほか、鉄道駅施設の管理も行う。
マンション総合管理神鉄グループが開発したマンションである、西鈴壱番館やベルドール神戸北町、マンション「クレイシア」シリーズなどで総合管理を行う。
警備業
その他の事業鉄道サービス業鉄道サービス
農林サービス業農林サービス
ターミニックス
トゥルグリーン
事務所
備考
脚注外部リンク |
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