東加古川駅
東加古川駅(ひがしかこがわえき)は、兵庫県加古川市平岡町新在家にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-A78。「JR神戸線」の愛称区間に含まれている。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅になっている[1]。2006年11月26日に完成した橋上駅舎を持つ[1][2]。停車列車が主に使用する下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばである。2番のりばは上下線共用の待避線(中線)で有効長は660m、1,300t貨物列車に対応している[13][14]。 直営駅(加古川駅の被管理駅)。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及び提携ICカード利用可能駅である。 のりば
上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。 2番のりばを使用する定期旅客列車は新快速の通過待ちを行う大阪方面行きの列車のみである。平日朝時間帯に運行される普通電車および毎日午前9時台の快速列車1本(特急も通過待ち)が使用する。2005年2月28日までは、当駅に停車する上り列車は朝晩の一部を除いて2番のりばで新快速・特急の通過待ちを行っていた。なお、こののりばは姫路方面行き列車の停車も可能であり、ダイヤが乱れた場合に使用するほか、回送列車や貨物列車が使用する場合もある。2番のりばに停車する列車は、ドア横の開閉ボタンで開け閉めする。 駅のすぐ東に踏切があるが、上り列車が通過待ちのために2番線に入線する時、踏切の通過の有無にかかわらず遮断機が下りる。結局通過せずに遮断機が上がるため、踏切の遮断時間が長くなっている。 2・3番のりばが島式ホームとなっていることから、2番のりばは3番のりばと一括で三ノ宮・大阪方面のホームと案内されている。
駅橋上化工事日本国有鉄道(国鉄)時代の1979年7月に、当時当駅を管轄していた大阪鉄道管理局に陳情を行ったことが始まりである。 1985年には当駅橋上化に関する委員会も設置され、JR西日本になってからも署名を提出するなどの働きかけを行った結果、2004年10月にJR西日本と加古川市が工事協定を締結。橋上駅舎化工事が開始され、2006年11月26日に使用を開始した[2]。
貨物駅計画国鉄時代には、当駅東寄りに貨物駅を建設する計画があり用地買収も行われていた。用地は阪神・淡路大震災に伴う仮設住宅に転用され、宅地化が行われて「平岡町つつじ野」の住居表示が行われている[1]。 連続立体交差事業「JR山陽本線東加古川駅付近連続立体交差事業」として、2022年度(令和2年度)に国土交通省から新規着工準備採択を受け、事業化を目指している状態である[16]。 2017年10月に住民から加古川市に対して、開かずの踏切やボトルネック踏切について改良の要望が出されていた[16]。また、加古川市から兵庫県に対しても連続立体交差事業の事業調査の要望が出されていた[16]。そして2019年11月には兵庫県と加古川市の共同で着工準備採択の要望が出された[16]。 事業内容としては、当駅を含む約3.7kmの高架化を実施することで8か所の踏切を除去する[17]。それにより、交通渋滞の解消や踏切事故の減少、まちづくりを実施して駅へのアクセス向上や交通ネットワークの強化、賑わい創出による地域活性化を目的としている[17]。 ダイヤ日中時間帯は1時間に4本停車する。朝時間帯は本数が多くなる。大阪方面の列車の大半が西明石駅から快速となるが、平日の朝時間帯に限り終点まで各駅停車の普通電車の設定がある。加古川方面の列車は、半分の2本が隣の加古川行き、残りの2本が姫路方面行きである。 利用状況「兵庫県統計書[18]」によると、2021年(令和3年)度の1日平均乗車人員は11,173人である。 近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
駅周辺
バス路線
かつては深夜特急バス「はくろムーンライト号」(JR大阪駅前 - JR姫路駅OS前間を、毎週木曜・金曜のみの運行)の設定があったが、2019年1月に休止路線となった[19]。 隣の駅脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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