材木町駅 (岐阜県)

材木町駅
ざいもくちょう
ZAIMOKUCHŌ
本町 (0.4 km)
(0.3 km) 公園前
所在地 岐阜県岐阜市
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 岐阜市内線
キロ程 3.2 km(岐阜駅前起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1948年(昭和23年)ころ
廃止年月日 1988年(昭和63年)6月1日
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材木町駅(ざいもくちょうえき)は、岐阜県岐阜市上大久和町にあった、名古屋鉄道岐阜市内線(長良線[1])の停留場である。

歴史

岐阜市内線は1915年までに岐阜駅前 - 長良北町間の全線が通じていたものの、当停留場が開業したのは戦後の1948年ころであった。当停留場を含む岐阜市内線の徹明町 - 長良北町間はモータリゼーションの進展により業績の不振が止まず、1988年に市内交通の妨げとなることから廃止された[2][3]。当停留場もこれに合わせて廃駅となっている。

  • 1948年(昭和23年)頃 - 開業[4]
  • 1988年(昭和63年)6月1日 - 岐阜市内線の徹明町 - 長良北町間の廃止に伴い廃駅となる[4]

停留場構造

配線図

材木町駅 構内配線略図

長良北町方面
材木町駅 構内配線略図
徹明町方面
凡例
出典:[5]


その他

  • 岐阜市内線は当停留場を含む伊奈波通 - 長良橋間に、4箇所のクランク状の急カーブ(半径40 - 60 m)があり、大型車の導入のネックになっていた。1967年(昭和42年)にモ550形が運用されるまでは、木造の単車が長く使用された。
  • 停留場周辺は岐阜空襲の被害が少なく、戦前からの古い町並みがのこっていた。軌道が敷かれていた道路の幅も、当停留場付近が沿線で最も狭い区間であった[6]。そのため、複線の岐阜市内線に配慮し、道路は一方通行規制が行なわれていた。現在は道路拡張が行なわれたが、一方通行規制は行なわれている。

隣の停留場

名古屋鉄道
岐阜市内線
本町駅 - 材木町駅 - 公園前駅

脚注

  1. ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、31頁。ISBN 4-87670-097-4 
  2. ^ 川島令三全国鉄道事情大研究』 名古屋北部・岐阜篇 1、草思社、1997年、126頁。ISBN 4-7942-0796-4 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、571頁。 
  4. ^ a b 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、218-230頁。ISBN 4-87670-097-4 
  5. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
  6. ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、157頁。ISBN 4-87670-097-4 

関連項目

 

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