木澤尚文
木澤 尚文(きざわ なおふみ、1998年4月25日[3] - )は、千葉県船橋市出身[1]のプロ野球選手(投手)。右投右打[4]。東京ヤクルトスワローズ所属。 経歴プロ入り前小学校2年生の時に友達から誘われて野球を始める[5]。小学校6年生の時に、千葉ロッテジュニアに選ばれ藤平尚真とチームメイトだった[6]。小学校卒業時には身長は176cmだった[7]。 慶應義塾高校では甲子園出場経験はなく、3年春の県大会で右肘靱帯を損傷し、同年の夏の神奈川県大会決勝では痛み止めを打ち登板していた[8][4][9]。 慶應義塾大学時代は2年春に公式戦初登板を果たし、通算成績は23試合登板、7勝2敗、防御率2.98。3年秋には明治神宮野球大会に出場している[10]。投球技術の勉強のため積極的にオンラインサロンに出席したり、全体練習が終わった後は都内のトレーニングジムにも通っていた[11]。 2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議において、早川隆久、鈴木昭汰の抽選を外したヤクルトスワローズから、外れ外れ一位として1巡目で指名を受けた[6][7]。11月20日に契約金9000万円、年俸1400万円(金額はいずれも推定)で仮契約を結んだ[8]。背番号は20[8]。 ヤクルト時代2021年は春季キャンプを一軍でスタートし[12]練習試合やオープン戦で登板するも[13][14]、開幕一軍とはならなかった。イースタン・リーグでは制球に苦しみ[15]22試合の登板で2勝8敗、チーム最多の69回2/3を投げたものの被安打84・防御率6.07と打ち込まれ[16]、また与四球43・暴投8(リーグ最多[17])を記録。一軍登板が無いままイースタン・リーグ終了後にはフェニックス・リーグへ参加したが[18]、10月16日の阪神戦では4回1/3を投げて被安打17(被本塁打3)、与四球4の内容で15失点した[19]。200万円減の推定年俸1200万円で契約を更改した[20]。 2022年は開幕一軍入りを果たした。3月29日にプロ初登板し、2回を投げ無失点に抑えた[21]。制球難からピンチを招くこともあったもの[22]、チームの連覇に貢献した[23]。最終的にはサイスニードと並ぶチームトップタイの9勝を挙げた。 2023年は56試合に登板し、投球回は前年度に比べ減ったが、2勝3敗、20Hホールドを記録し、防御率2.72とシーズンを通して安定した成績を残した[24]。 2024年は、3勝3敗、4月18日の中日戦でのプロ初セーブ[25]を含む5セーブ、16ホールド、防御率3.06[24]とし、3年連続55試合以上の登板を達成した。1800万円増の推定年俸7000万円で契約を更改した[26]。 選手としての特徴ストレートの最速は155km/h[27]。カットボールとスプリットが武器[27]。大学4年の春季リーグ終了時点での通算奪三振率は13.09を記録している[28]。一方で制球力が課題[29]。 2022年シーズンから新球シュートを習得し、そのシュートで自己最速を156km/hと更新し、配球の大半がシュートという投球スタイルで飛躍した[30]。 人物愛称は「ナオ」、「ナオ君」、「ナオちゃん」[31]。 入寮する際、野村克也の著書、小さな苔とドラセナ・コンシンネという観葉植物を持参。花言葉は「真実」。上向きに伸びる葉が誠実さや実直さを表し、鋭く尖ることから、邪気や困難を突き抜け繁栄を願う意味があると言う[32]。 高校・大学時代の同級生にフジテレビの山本賢太アナウンサーがいる[33]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
登場曲
脚注
関連項目外部リンク
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