丸山翔大
丸山 翔大(まるやま しょうた、1998年8月22日[2] - )は、福岡県豊前市出身[3]のプロ野球選手(投手)。右投左打。東京ヤクルトスワローズ所属。 経歴プロ入り前三毛門小学校1年のときに「三毛門少年野球クラブ」で野球を始める。4年生までは捕手をしていたが、その後投手へと転向。吉富中学校時代に右肩を痛めて訪れたことを切っ掛けに、かつて田中総司の個人トレーナーを務めたスポーツトレーナー・江崎悟が院長を務める「えさき整骨院」で無料のサポートを受けるようになる[3]。 中学卒業後は福岡県立小倉工業高等学校に進学し[3]、サイドスローのフォームで[4]エースとして活躍したが、3年の夏は4回戦で敗退した。家庭環境から就職を考えるも、江崎と相談の上、プロ入りを目指す[3]。 西日本工業大学では1年春からベンチ入り。フォームを多少変えた(腕を高くした)ものの、制球が安定せず、3年生まで目立つ成績は残せなかった[3]。気持ちが折れ、4年春に引退するつもりで就職活動を行った[3]。高校時代に第二種電気工事士の資格を取得しており、大学でも学業成績は良かったことから、大手自動車メーカーの内定を得た[4]。しかし、4年生だった2020年に新型コロナウイルス感染症の流行に伴って春のリーグ戦が中止になったことで、秋のリーグ戦まで部に残留することになり、そのとき初めてプロ入りの希望を監督に打ち明けた[4]。監督はその可能性が低いことを説いたものの意思は変わらず、「話があったら」という形で収める[4]。「やるからには全力を尽くす」と江崎の力も借りてトレーニングを続けると、8月の北九州市立大学とのオープン戦に登板した際に自己最速の148km/hを計測し[3]、監督はプロのスカウトからドラフト候補になり得ると伝えられた[4]。それでも監督は就職を勧めたが、10月26日のドラフト会議では、東京ヤクルトスワローズから育成4位指名を受け[4]、入団した。背番号は017。 ヤクルト時代2021年は、イースタン・リーグで15試合に登板し、1勝0敗、防御率3.06を記録したが[5]、支配下登録はならなかった。 2022年は、イースタン・リーグで20試合に登板し、5勝5敗、防御率5.03の成績で[6]、この年も支配下登録はされなかった。 2023年は、イースタン・リーグにおいて、4月28日時点で6試合に登板し、1勝1敗、防御率4.50を記録[7]。翌29日に背番号68で支配下選手登録[7][8]。同日に一軍登録され、対阪神タイガース5回戦(神宮球場)の8回表にリリーフでプロ初登板。初対戦打者は大山悠輔で四球。佐藤輝明に右翼席に2点本塁打されるなど1回を被安打2、2奪三振、2失点[9]。7月6日の対横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)では初先発を経験し、2回を無失点に抑えながらも度々ピンチを招き、3回から本来は先発投手の石川雅規に交代した[10]。 2024年、9月23日のDeNA戦(横浜スタジアム)に救援登板し、プロ初勝利を挙げた[11]。 選手としての特徴・人物長身から威力のある速球(最速151km/h[12])とフォークを投げ込む[13][4]。入団当初は身長192cmだったが、2022年開幕前の時点では193cmになっていたといい[14]、2023年の支配下登録時点では194cmに伸びている[15]。 愛称は「マルちゃん」[16]。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
脚注出典
関連項目外部リンク
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