西濱勇星
西濱 勇星(にしはま ゆうせい、2002年11月23日 - )は、群馬県太田市出身のプロ野球選手(投手・育成選手)。右投左打。東京ヤクルトスワローズ所属。 経歴プロ入り前関東学園大学附属高等学校では入学当初107km/hだった最速を、MLB選手のハンター・グリーンの練習方法などを参考にしたフォーム調整で147km/hまで伸ばした[2]。高校3年間で甲子園大会出場はなかった。プロ志望届を提出し、2020年9月に開催されたプロ志望高校生合同練習会に参加したが、同年のドラフト会議での指名はなかった[3][4]。 BC・群馬時代高校卒業後、ベースボール・チャレンジ・リーグの群馬ダイヤモンドペガサスに入団した。 入団後、監督の牧野塁の下で基礎づくりに励み、2021年には最速を152km/に更新した[2]。 2022年6月9日にはBCリーグ選抜の一員として埼玉西武ライオンズとの試合に登板し、自己最速の154km/hを計測[2]。また、ドラフト会議直前の10月15日には、みやざきフェニックスリーグの阪神タイガース戦で自己最速をさらに更新する155km/hを計測した[2]。 2022年10月20日に開催されたドラフト会議にて、オリックス・バファローズから育成1位指名を受け、11月15日に支度金350万円、年俸240万円で入団合意した[5]。背番号は030。 オリックス時代2023年、春季キャンプはB組からのスタートとなった[6]。オープン戦では1試合に登板し、三者凡退に抑えた[7]。しかし、シーズンではウエスタン・リーグ公式戦の登板は3試合にとどまり、防御率9.00の成績だった[8]。この年、1年で体重が15kgも落ちてしまう不調に陥った[9][注 1]。10月5日、プロ入り1年目ながら、球団から戦力外通告を受けた[10]。 くふうハヤテ時代現役続行を希望し、2023年11月15日に開催された12球団合同トライアウトに参加。シート打撃には1番手で登板し無安打・2奪三振に抑えた[9]。現地でプレーを見た野球解説者の坂口智隆は「あの緊張感がある中で堂々とした投球」「直球に力があり可能性しか感じない」などと評した[11]。 2023年12月7日、2024年からウエスタン・リーグに新規参入するくふうハヤテベンチャーズ静岡[注 2]が新入団選手として内定を発表した。背番号は18となった[12]。 2024年3月4日、カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表を控えた欧州代表との練習試合に登板し、4回を投げて被安打3、与四球、3奪三振で無失点の投球を見せた[13]。開幕後は、先発ローテーションの一角として登板を続け、4月20日の阪神戦では7回1失点と好投を見せ、オリックス時代も含めて初めて勝ち星が付いた[14][15]。9月22日までに21試合に登板(先発19試合)し、リーグ3位の109回を投げて、4勝8敗、リーグ5位の防御率3.47といった成績を残した[16][17]。 ヤクルト時代2024年9月24日、東京ヤクルトスワローズが育成選手契約に基本合意したことを発表し[18][19]、同28日付けで育成選手登録公示された。背番号は016[20]。オイシックスを含め、ファーム参加球団から既存NPB球団への移籍は西濱が初めて[17]。この時点でファーム公式戦は2試合を残すのみであった[21]が、みやざきフェニックス・リーグでチームに帯同する[22]ため9月末という時期での入団となった。10月9日のフェニックス・リーグでの対広島戦がヤクルト所属後の初登板となった[23][24]。 詳細情報独立リーグでの年度別投手成績
背番号
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
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